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2021年3月31日 (水)

「ミナリ」:またもコリアン・パワー   #ミナリ #リーアイザックチョン #アカデミー賞 

1_20210331224701 映画『ミナリ』のタイトルを聞いて思ったのは、「ミナリを整える」とか「ミナリで人を判断してはいけない」とかのフレーズですが、実は韓国語で「芹(セリ)」のこと。今を時めくA-24とブラッド・ピットのプランBが手を組んだ作品なのですから、アカデミー賞主要6部門(作品賞、監督賞、主演男優賞など)ノミネートってのも理解できますよね。それにしも、昨年の『パラサイト』旋風に次いでこれですから、「アジアへの扉が開かれた」と考えていいのか、「日本は韓国にかなり差をつけられてしまった」と考えていいのかってところです。一方ではBTSのワールドワイドな活躍もあるし、韓国エンタテインメント界、すげーなー。

韓国から来たアメリカ移民の二世であるリー・アイザック・チョン監督の自伝的ドラマだそうですが、まあ今時「開拓史」をやるわけですから、こういうアングルからでないと成り立ちませんよね。で、アメリカ人はやっぱり「フロンティアもの」が好きなんでしょうね。

中盤以降は、アカデミー助演女優賞にもノミネートされたおばあちゃん役のユン・ヨジョンが場をさらいます。この人、今年は『チャンシルさんには福が多いね』『藁にもすがる獣たち』に次いで本作と、毎月お目にかかっています。『ののちゃん』(いしいひさいち)の実写版やるなら、おばあさんはこの人ですね。

まあ、でも大江戸はそれほど感動したり楽しんだりしたわけでもありません。そこそこの出来ですよね(フロンティアもの、好きじゃないし)。ひとまずこの監督の評価はお預けで、次作『君の名は。』のハリウッド実写版に期待するといたしましょう。

 

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2021年3月30日 (火)

日本、久々の公式戦でモンゴルに14-0!   #日本代表 #サムライブルー #サッカー日本代表 #日本対モンゴル #14-0

Center_0001_burst20210330221442422_cover 日本代表の1年4ヶ月ぶりの公式戦=ワールドカップ・アジア2次予選の対モンゴル戦が、千葉県のフクアリで開かれましたね。コロナのため、モンゴル国内で試合が出来なかったので、モンゴルのホーム試合なのに日本での開催となったのです。だから、日本が白のユニフォーム。そして無観客試合。だから、得点しても静かなもんです。盛り上がらねー!

まあ、それにしても14-0とは!! 代表の最多得点新記録だそうです。モンゴル、そんなにめっちゃヘタなわけでも、やる気がなかったわけでも、疲れたわけでもなかったのに、日本が全てにおいて格の違いを見せつけた感じ。普通にちゃんと試合してたら、こうなっちゃいましたってところ。

でもモンゴル、勤勉に全員が一所懸命プレスかけて、かなり近い間合いまで寄せて来て、数は少ないけどぬるぬるとドリブルで攻め上がる技もあったりして、しかも最後まで足が止まらなかったし。こんな大差なのにえらかったですね。

それぐらい今の日本は調子が良いのでは? やっぱり伊東のスピードが効いてます(U-24では相馬の速さが効いていたように)。スコアラーも南野、大迫×3、鎌田、守田、稲垣×2、伊東×2、古橋×2、浅野と多彩(あと1点はオウンゴール)。特に前線の選手たちが(交代選手も含めて)全員得点したってのが凄いです。

各ポジションの候補選手も層が厚くなってきました。海外組、国内組含めて、カタールを目指しての競争が、前代未聞の激しさになっていきそうです(U-24の選手たちも加わっての争いになりますからね)。

 

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2021年3月29日 (月)

サッカーU24代表、3倍返しだ!!!   #U24 #オリンピック代表 #日本対アルゼンチン #3倍返し #谷晃生

サッカーU-24オリンピック代表のアルゼンチンとの親善試合、26日(金)の第1戦と本日の第2戦をテレビで見ましたが、いやー、まるで違う試合でしたね。普通ならU-23なのですが、オリンピックが1年延期になったので、U-24ってことになったのです。

初戦は0-1の敗戦。歯がゆいというか、やりたいことを封じられた印象。長距離の移動をものともせずに、アルゼンチン代表が厳しいチェックと当たりの強さで、日本のスマートなサッカーをやらせなかった印象。でも結構いい組み立てを作るときもあったのですが、なにしろ最後の一線はガチに堅く守りますから。あの三苫のドリブルが、ほぼ封じられてましたもんねえ。それはそうと、三苫、旗手、三好、板倉と先発がフロンターレまつりでした。

 

で、本日の2戦目は・・・3倍返しだ!!! 3-0の完勝でした。前半ラストの瀬古のロングフィード~林の抜け出しと見事なシュートで先制! これは気持ちの良い、日本にあまりないタイプのゴールでした。そこに至るまでも、とにかく日本がガツガツと激しいプレスをかけまくって、球際厳しくボールを奪って、良い形でチャンスを作りまくってましたから。やっぱりベルマーレも日本代表もそうですが、「きれいに、良いサッカーをしよう」とするときはだいたいダメなんです。泥臭いほどに精一杯ハードワークして、走りまくって、球際でデュエルに勝てたときこそ、良い結果が出るのです。敵が強い時ほど、そうなんです(あたりまえだけど)。

1点目の林も、ストライカーらしくて良かったけど、2点目&3点目はCKで久保→板倉の頭という同パターンの繰り返し。お見事でした。武器になりますね。林も久保も板倉も良かったけど、今日は田中碧! ボランチで攻守に大活躍。気の利いたプレイをたくさん見せながら、泥臭い守備も頑張っておりました。あと、相馬は1戦目に続いて速さを武器に良いプレイが目立ちました。

今日のGKは湘南ベルマーレの谷! ナイスセーブもあったし、なんとか五輪メンバーに選ばれてほしいものです(第一チョイスは大迫でしょうけど、二人目に! 五輪メンバーは18人なので、GKはたぶん2人でしょうから狭き門ですが)。

 

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2021年3月28日 (日)

『ウチの娘は彼氏が出来ない!!』と『俺の家の話』の最終回   #ウチの娘は彼氏が出来ない #俺の家の話 #おじさまと猫 #バイプレイヤーズ #北川悦吏子 #宮藤官九郎

今クールに見ていたテレビドラマが最終回を迎えたので、あれこれを…。

『ウチの娘は彼氏が出来ない!!』の最終回は、素敵でした。ラストあたりの多幸感ときたら! こんな閉塞感漂う時代に、あんなハッピーな気分を作り出してくれるとは、さすが北川悦吏子さん! 「おめでとうの舞」も面白かったなあ。そしてキャストたち。久々の菅野美穂もノリが面白かったし、漱石役=アレキサンドロスの川上洋平も第二の野田洋次郎的にしっかり爪痕を残してくれました。豊川悦司はさすがのカリスマぶりでしたし、福原遥も意外に良かったのです。でも浜辺美波のメガネオタクキャラが最高にかわいかったです!「体形など絶対出さないって感じのブカブカ服とかね。 そして大江戸が終始感心していたのは、中村雅俊の和服の着こなしのカッコ良さ! 常にフーディーを着物の下に着こんでいて、それがこなれていて流石でした。そりゃー、若い子にもモテることでしょう(役柄の話)。『俺の家の話』の桐谷健太は着物の下にタートルネックセーターを合わせる着こなしでしたが、これはよくあるパターンなので…。

『おじさまと猫』は、そこそこ。草刈正雄が実にダンディーで適役。武田玲奈も、こんなに感じの良い子だと思ったことはありませんでした。人形劇団プークが操演するぬいぐるみの「ふくまる」も、見てるうちに情が移るし。猫の役で、神木隆之介と松本穂香というauのコンビが声の共演を果たしていたことも記しておきましょう。

『バイプレイヤーズ』の今シーズンは、特に前半(1~4話ぐらいかな)が面白かったです。そして、これまでは(大杉、寺島、)松重、田口、光石、遠藤が中心だったのに、今クールでは一気に数多くのバイプレイヤーたち(老若男女)が取り上げられました。寺島進の一話限りの復帰もあったし。テレビドラマ界への風刺やパロディーもありーの、最終回のジャスミンで泣かせるのありーのでした。これで映画版に移っていくのですね。

そして『俺の家の話』の最終回には心底ぶっとびました。 このドラマ、第1話がいまいちもたついたのですが、回を重ねるごとに良くなっていき、最終回でのあの驚愕の展開には、いやー、やられました。(以降ネタバレあり) まさに「え?!」となって、(台詞でも言及されていた)『シックス・センス』状態になってしまいました。もう、宮藤官九郎さすが!!としか言いようがありません。種明かし的な「同じ場面を別の視点から」ってやつも『木更津キャッツアイ』をはじめ、多くのクドカンドラマで使われた「表/裏」的な描き方の妙味ですし。しかも、その話を能(隅田川)に結びつけて、見事にダブルイメージで描いて、ラストは爽やか。『タイガー&ドラゴン』で落語の世界を描いたクドカンが、今回は(共通キャストも多い中で)能の世界を描き、そこにプロレスと介護まで絡ませて、それを見事に融合させることに成功しているのです。こんな芸当、宮藤さん以外にはできません。『いだてん』で結構批判されていたのを(大江戸は褒めてましたよ)十二分にリベンジしたって形で、まことに結構でした。TVドラマ史に残る傑作となりました。 あ、ちなみにラストで覆面がリングに落ちるのは、能を知ってる人には「烏帽子(えぼし)」の代わりだなとピンと来るのであります。

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湘南1-0横浜FC(ルヴァン杯)   #湘南ベルマーレ #ベルマーレ #湘南対横浜FC #プレベル #ルヴァンカップ #キングベル #キングカズ

Dsc_01713_copy_1530x1024_copy_1024x685 昨日はYBCルヴァンカップの湘南ベルマーレvs.横浜FCを、レモンガススタジアムで観戦。先週の暴風雨のセレッソ戦とはうってかわって、ぽかぽかとのどかな良いお天気でした。桜は満開を過ぎちゃったようでしたけどね。

行きの小田急線に乗った時に、出遅れた感じで慌てて小生とすれ違うように降りた若い女性。ドアの閉まる直前に降りられたけれど、慌ててペットボトルを落としてホームドアが閉まる間際に拾い上げたりしておりました。で、ドアが閉まって、大江戸がふと下を見ると、女性ものの財布が床に落ちている!  もう咄嗟の反射神経で掴んで視線を横にやると、コロナ対策で、窓が結構大きく開いている。電車は動き始めましたが、窓の前に行って、(マスク越しですが)大きめな声で「今の人-! 財布落とした!!」と叫んで、窓からホームドア越しに財布を投げました。財布はホームに落ちましたが、その女性も気づいたようで、たぶんめでたしめでたしとなったようです。さすがは大江戸! ←これ伏線

Dsc_01722_copy_1024x1256 試合開始前に弁当を食べながら、サンクトガーレンの「プレベル(プレミアム・ベルマーレ・ビール)」! なんと、ベルマーレを意識したグリーンのビールです。びっくりの外見(スピルリナという海藻を使っているそうですが、もちろんそんな風味は感じられません)とは違って、味は普通においしいビール(エール)でした。

Dsc_01762_copy_1342x843 根本、平松をはじめ、毛利、原など注目の若手を見ることができるのも、ルヴァンならでは。あとは「秘密兵器」オリベイラのプレイも初めて(かな?)生で見ましたが、うーん、使われてないのがわかりますね。技術もないし、体が小さくて弱いし…。

試合はスコアレスで折り返した後半2分に、横浜FCのキーパー六反が何でもない所で滑って倒れて、転がって来たボールをすぐ反応した根本がしっかりゴールに入れて先制。←おお、これってあたかも「財布が落ちてたので即座に拾って、窓から投げ返す」みたいではありませんか! そうかー、そういう前兆だったのかー。 ←伏線回収

Dsc_01714_copy_601x744 結局その1点を守りきって勝ちました。でもそんな超ごっつぁんゴールだけで、追加点が取れなかったのは、なんだかなぁでしたけど。まあいいや。勝てばオッケー。2試合終わったばかりですけど、とりあえずベルマーレがCグループ首位になりました!

Dsc_01723_copy_1024x601 とは言え、ハイライン同士のコンパクト・フィールドな戦いで、湘南の中盤のパスはことごとく寸断されてしまいました。前線にまでなかなか運べず、セカンドボールもあまり拾えず、両サイドも岡本&高橋ではなかったこともあり、なかなか有効な突破が出来ず苦しい展開。それだけに、ラッキーな得点で勝てて良かったです。結果オーライ。

Dsc00035 昨日からはアウェイ観客の入場もOKとなりました(あんまり来てなかったけど)。そして、横浜FCといえば、この人! 昨日はベンチ入りしたものの、残念ながらキングカズの出場はありませんでした。

 

Dsc_01732_copy_1089x1024 そういえば今年のベルマーレクイーン3人は、試合前にイベントのお仕事したり、キックオフ直前にキングベルと並んで盛り上げたりしてました。以前はルヴァン杯(ナビスコ杯)の時はお休みだったと思いましたが、変わったのかな? でも相変わらす勝利のダンスができないのは、残念です(昨日は「勝利のクラップ」ってことで、サポ席前で対面しての手拍子をやっていたようですね)。

Horizon_0001_burst20210327170547765_cove (おまけ)帰りにスタジアム外の道に描かれていた(久々の)キングベルの水絵。見たかったなあ、キンブベルとキングカズの共演!

 

 

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2021年3月26日 (金)

「あやしい絵展」@近美   #あやしい絵展 #国立近代美術館 #あやしい絵 #へんな絵

Dsc_01633_copy_817x742 竹橋の国立近代美術館で始まった『あやしい絵展』(~5/16)に行きました。

日本の江戸~昭和にかけての「あやしい」絵を揃えたという、奇妙な切り口の展覧会。

頽廃的、妖艶、神秘的、グロテスク、エロティック・・・まあ、そういう絵を集めたのですね。絵のみならず、安本亀八の「生き人形」も展示されておりました。

Dsc_01644_copy_967x742 日本人画家によるビアズリーみたいなモノクロの線画があったかと思えば、本物のビアズリー、ロセッティー、ミュシャなどもあるし、美人画が「美人」画にならず、変な表情を見せているのですよねー。

Dsc_01646 また「妖しい」魅力のある絵ということに関しては、顔にあざのある女性を描いた絵が、構図や目の表情など、忘れ難い磁力を放っておりました。

 

Dsc_01652_copy_742x1203 もう1点、モナ・リザの微笑を意識しているという解説がついていたのが、本展のメインビジュアルにも使われているこれ。謎のアルカイック・スマイル。そして、顔色の悪さ。よく見ると、手も足もなんかあやしいです。

 

写真撮影禁止だったので撮っていないけれど、鏑木清方の『妖魚』も、実にあやしい人魚の絵でした。

Center_0001_burst20210323155549279_cover 会場には上村松園、青木繁など大家の作品もありましたが、大江戸が強く印象づけられたのは上記の3作品でした。この3作品が観られたってことで満足。ほかはまあどうでもいいやって感じでした。

あとはこんなヘンテコリンな謎の踊りもあったりしましたね。わはは。「最狂」なのはこれですかね。不気味だけど、なんか笑えます。

会期中に展示替えもあるようですけど、そこまでは追いません。

展覧会グッズの販売コーナーにも、けっこうあやしい商品が並んでおりました。

Dsc_01662_copy_1280x742 そして外にはお堀の桜。この展覧会を観た後では、「桜の樹の下には屍体が埋まっている」(梶井基次郎)ってのを思い出さざるを得ないのでありました。

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2021年3月25日 (木)

日韓戦に圧勝!&元湘南コンビのゴール!!   #日韓戦 #日本対韓国 #湘南ベルマーレ #山根視来 #遠藤航

コロナのせいで昨年はサッカー日本代表は国内で1試合もできなかったので、ほんっと久しぶりの代表戦テレビ観戦でした。今日の日韓戦。しかしまあ、まさか3-0で完勝、圧勝できるとは…。とにかく「どうしちゃったの?」ってぐらい韓国に迫力がなくて、おかげで日本は思い通りのサッカーができました。

初出場の山根が(ディフェンダーなのに/いつものように)あそこにいて、きっちり決めた1点目。らしかったなあ。思えば、ベルマーレの頃もたまにやってました(川崎でさらに磨きがかかったけど)。初出場とは思えぬ落ち着いたプレイと、自分らしさを発揮した攻撃的プレイで、90分出場。いきなり代表定着が見えて来ました。

鎌田の2点目は、やはり技術の高さとノッてるフォワードらしさの出た見事なゴール。

そして3点目は遠藤航の頭。今日は90分を通して目を見張るパフォーマンスを示していた遠藤ですが、セットプレーに強いところも見せつけて、多くのサイトでもMOM選ばれていました。確かに攻撃においても守備においても、見事でした。

そして、(実況の人は少しも触れてくれなかったけど)山根と遠藤は湘南ベルマーレの出身者! いやー、今日は育成型クラブの本領を発揮した「ベルまつり」の日でした。あ、ちなみに後半から出た韓国のイ・ジョンヒョプも湘南でプレイしたことのある選手です。

今日は全員ほめたい感じ(権田だけはイマイチに見えましたが)。山根、遠藤はもちろんのこと、吉田、富安から守田(こんな良い守田、初めて見た)、鎌田、大迫、伊東(速さが効いてます)、さらには交代で入った江坂(初代表)、浅野らも含めて、素晴らしいプレイを見せてくれました。

このように良い選手たちが良いコンディションでいる時に、大きな大会があったり、強い国と当たったりしてほしいものです。そういった意味でも、コロナがうらめしいですね。

 

 

 

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2021年3月24日 (水)

「ビバリウム」:不条理な恐怖   #ビバリウム #不条理ホラー 

1_20210324220801 映画『ビバリウム』は、不条理SFホラーと言ってもいいのだと思いますが、何とも不安で不穏で不快な舌触り。今年の公開作では、『Swallow スワロウ』と似たテイストを持っているのではないでしょうか。もちろん『ビバリウム』の方がずっとシュールでSF風の寓話なのですが…。

アメリカの郊外の住宅地、例えば『シザーハンズ』に出て来たあのキュートでキッチュな町を想起させるような、しかしもっと徹底してどの家も全く同じな、くすんだグリーンの町。書き割りみたいな変な雲が浮かんでる町。そして人っ子一人いない町。いやー、整然としていて小ぎれいなのに、不安でコワイです。「小ざっぱりした地獄」の構築。映画ならではですね。冒頭の「カッコウの托卵」のエピソードも効いてます。

アート感覚やデザイン感覚が隅々まであふれていて(監督はグラフィックデザインを学んだ人だそうです)、そんなところも『Swallow スワロウ』との共通点ですね。でもとにかく、こんな目には遭いたくないですね。一生棒に振るというか…。どっかの国に拉致されていった人たちのことが、頭をよぎりました。「どうしても抜け出せない」ことの恐怖と絶望を描いた序盤が、特に秀逸です。まあ、その反動で、終盤は「まあまあ」で終わってしまったのが残念でしたけど。

1979年ダブリン生まれのロルカン・フィネガン監督。次作に期待してしまいますね。

 

 

 

 

 

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2021年3月23日 (火)

「まともじゃないのは君も一緒」:達者な脚本で笑える   #まともじゃないのは君も一緒 #成田凌 #清原果耶

2_20210323231401 映画『まともじゃないのは君も一緒』は、あらゆる批評に「スクリューボール・コメディー」と使われており、多くの人がプレストン・スタージェスあたりの名前を持ち出しております。まあ、あの感じを現代日本でってことなんでしょうけど、確かにある程度成功しておりますね。

とにかく脚本(高田亮)が達者なんです。導入部から惹き込んで、無駄な場面がなく、展開や人物の出し入れが見事。よくわかっていて、よく練れた脚本です。で、コメディーとしての笑いのツボをしっかり押さえていて、ダイアローグの洪水も見事。かなり笑えましたし、劇場でもマスクを通しての笑い声がかなり聞こえてました。これだけしっかりした脚本のコメディー映画が日本で作られるってことは、結構珍しいことです。この映画に触発されて、これからはもっと増えてほしいですね。

で、成田凌と清原果耶(特に成田)がしっかりした芝居で、この話を成立させています。ただ、清原はうまいからこなしていますが、もともと「陰」の個性なので、やや微妙。もっとこの役にピッタリの人がいるんじゃないかなあ?と、観てる間ずっと思っていました。例えば、十代の頃の松本穂香とか杉咲花とかだったら、もっとフィットしたように思うんですけどねえ。

いずれにしても、こういうウェルメイドなコメディーが増えてくれるのは歓迎なので、早く後に続く作品が出てほしいものです。

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2021年3月22日 (月)

NHK『プロフェッショナル』庵野秀明スペシャルの衝撃   #プロフェッショナル #庵野秀明 #プロフェッショナル庵野秀明

NHK『プロフェッショナル 仕事の流儀』の「庵野秀明スペシャル」(75分枠)を見ました。密着取材がこの番組最長の4年にも及んだそうで、その年月の右往左往の混乱ぶりを見るだけで「関係者じゃなくて良かった」とクラクラしてしまいます。ある意味、衝撃的。

とにかく凄まじかったです。これまで小生が見た『プロフェッショナル』の中でも、サイコーでサイキョー(最強/最狂)でした。 ものを創ることの修羅。ああ、おそろしやおそろしや。宮崎駿曰く「庵野は血を流しながら作品を作る」のだそうですから。そりゃー、心を病みもしますよね。

「自分の命より、作品」という庵野の言葉、それはわかるような気がします。命は有限ですけれど、作品は残りますから。そういう芸術家は昔から大勢いましたし、今もいると思います。でも周囲で巻き込まれる人はたまったもんじゃないんですけど…。まあ、それでも映画作りのスタッフたちは、何度もひどい目に遭ってるのに、結局残ってるんですけどね。それをなぜだろう?と自問する人もいましたが、やっぱり「最終的に出来上がる作品が圧倒的に素晴らしいから」ってことなんでしょうねえ。「このチームでなら、庵野さんのもとでなら、歴史に残る最高のものを生み出せる」っていう誘惑も、当然あると思います。

しばらく前にNHKで黒澤明の映画製作ドキュメンタリーを放映したことがありましたが、庵野さんのクリエイターとしての狂気はクロサワ以上ですね。やはりクリエイションの世界で頂点を極めるような人って、どうしても…(以下自粛)。でも、庵野さんって永遠の14歳で、どこかかわいいから許せてしまいます(直接関わっていたら、そうはいかないのでしょうけれど)。

(以降ネタバレあり) 最後に「あなたにとってプロフェッショナルとは?」というお決まりの質問にも、違った角度からボールを投げてはぐらかしてしまうあたり、「らしい」ところですね。番組にとって一番のポイントが消えてしまいました(笑)。

『シン・エヴァ』もう一回観なきゃ。 そして、初夏の『シン・ウルトラマン』がますます楽しみであります。

 

 

 

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2021年3月21日 (日)

湘南、暴風雨対決でセレッソとドロー   #湘南ベルマーレ #ベルマーレ #湘南対セレッソ

Dsc_01542 時に激しく降り続ける暴風雨という予報の中、湘南ベルマーレvs.セレッソ大阪を観戦にレモンガススタジアム。だってチケット取っちゃったんだもーん。

セレッソといえば「桜」ってことで、大原総合公園の桜も咲き始めておりました。

Dsc_01552 この雨ではスタジアム周辺でものを食べることもできそうにないので、昼食は済ませてから。案の定、フードパークにキッチンカーは一台もいませんでした。もろもろのイベントも中止。スタジアムビールも、今日ばかりはあきらめました。

Dsc_01562 このスタジアムは、日産や味スタなどとは違って、ほとんど屋根がありません。ライトグリーンの雨ガッパに、防水ショートブーツ。トートバッグはゴミ出し用のビニール袋に入れて座席下に。雨の日はメガネが濡れて見にくくなるのも嫌なので、つばのあるキャップでそれを防ぎます。まあ、それでも「修行」のようなものだって気持ちで参戦しました。人間、ちょっと苦労しないと鈍(なま)りますからね。確かに後半は「滝に打たれる修行僧」みたいになってしまいました。風も強かったしね。それでも、寒くなかったので耐えられました。背中に貼ったカイロも、いい感じに効いてくれたしね。

Dsc_0155 さてさて、試合は結局0-0の引き分け。終始ベルマーレがペースを握り、いくつものチャンスを作ったのですが、まあいつものように決められず(ネットを揺らしたんですが、その前にハンドがあったってのもありました)、悔しいスコアレスドローとなりました。

Dsc_01543

でも昨年はこういう展開で、最後に決められて勝ち点を失う試合が多かったので、それに比べれば進歩したのかも知れません。好調セレッソ相手に勝ち点を取ったわけですから(大久保にも仕事させなかったし)。一対一のデュエルであまり負けなかったのも、心強い限りです。

Dsc_01563 高橋諒や山田直輝は連戦の疲れがあるはずですが、それでもキレキレです。ノッてます。あとは日本に入国できていないウェリントンとウェリントンジュニオールが合流できれば、今日の試合だって勝てたろうに…って感じでした。

Diagonal_0001_burst20210321224036047_cov 本日の来場者全員プレゼントは、ペンタイプの除菌スプレー。鳥栖戦のフェイスカバーに次ぎ、なかなか結構でございますね。ありがたいありがたい。

 

 

 

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2021年3月20日 (土)

「トムとジェリー」:失敗作でしょ   #トムとジェリー #実写とアニメの融合 #クロエグレースモレッツ

1_20210320232001 映画『トムとジェリー』は、あの古典的スラップスティック・コメディー・アニメーションの新作。で、80周年記念と銘打って、実写版とアニメとの融合となっています。でもかなり昔に、ジーン・ケリーが『錨を上げて』(1945)で、既にトムジェリとは共演してますよね。それ以外にも、実写とアニメの融合と言えば、『メリー・ポピンズ』だとか『ロジャー・ラビット』だとか、『魔法にかけられて』だとかいろいろあります。

どうしても無理があるわけですが、人間って不思議なもので、観てる間に目が慣れてきて、普通のことのように感じられます。完全な二次元というよりは、微妙に3DCGの味付けをちょっとだけ(部分的に)していたりもしたんじゃないかなあ。

一方で人間の役者たちも、むしろカートゥーン的な振り切った過剰演技でバランスを取っております。でも正直苦しかったです、クロエ・グレース=モレッツ。大江戸なんか、この映画はクロエちゃん目当てで観たようなもんですけど、うーん、あまりにも過剰な表情でマンガチックなので、「やれやれ」といった感じでした。残念なキャラだし。そして、先日24歳になった彼女、だいぶ大人になりましたね(むしろオバチャン化の兆しが感じられるような…)。

トムとジェリーのスラップスティック・ギャグの数々は、まあいつも通り(昔通り)。あのスピード感は、ちゃんと出ていました。でも実写部分が長いので、なんか物足りなく感じちゃいます。そして実写ドラマ部分がかなり物足りない。まあ、つまらないと言えますよね。要は失敗作ってこと。これなら、昔のトムジェリを観た方が面白いですよね(どれを取ってもホント面白いから!)。

そして、セレブ・カップルに扮した二人がとてもそうは見えないというか、「安い」感じがにじみ出ていたのが残念なのでありました。

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2021年3月19日 (金)

日本アカデミー賞の作品賞がサプライズ!   #日本アカデミー賞 #ミッドナイトスワン #Fukushima50 

毎年見るともなく見てしまい、その度に程度の差こそあれ腹を立てちゃうのが、「日本アカデミー賞受賞式」のテレビ放映。

「結果がおかしい!」(そもそもノミネートもおかしい)とか、「スタッフ部門の賞はほとんど無視かよ!」とか、「恥ずかしいほどに、映画への愛や敬意がない!」とか、とにかく茶番過ぎて嫌になります。坂上忍の解説も全くいらないだろ!って感じなのに、何年も続いてますよね(坂上が俳優のことを「○○君」と呼んでマウント取ろうとするあたりも、嫌な感じですよねー)。そんな時間があるなら、スタッフ賞や功労賞にもう少し時間とったり、すべきことがあるのにね。

松竹、東映が強いのは昔から(今回は東映作品がない年でしたが)。でも、昨年は東映、松竹、東宝の大手3社以外の『新聞記者』が最優秀作品賞を取ったりして、「少しは改革の兆しが…」と思ったら、今年の作品賞は『ミッドナイトスワン』! いやー、これはサプライズでした。一番はじめに『罪の声』の宇野祥平を押さえて「Fukushima 50」の渡辺謙が最優秀助演男優賞を獲った時に、「ああ、今年の作品賞は『Fukushima 50』だな」と確信したのですが、大ハズレでしたー。東日本大震災から10年の節目の年ということもあり、絶対そっちだと思ったんですけどねえ。ま、別に『Fukushima 50』そんなに好きなわけじゃないからいいんですけど。

それにしても『ミッドナイトスワン』は、キノフィルムズの配給で、割と小規模な公開。そんな作品の受賞は、人間や生き方の多様性を取り上げた題材とともに、日本アカデミー賞の変化を感じさせるものではありましたが、でも番組の構成や演出が十年一日でねえ…。日テレさんの意識を変えさせない限り、前進していかないんじゃないでしょうか。中途半端なインタビューを含む俳優賞ばかりに尺を割いて、メインの作品賞なんか短くカットしちゃってますもん。対象に対する愛と敬意がなくて、いったい何をしたいのでしょうか? ああ、今年もやっぱり腹が立ちました。司会の羽鳥慎一が菅田将暉と小松菜奈への交互の質問で、ゴシップ系の掘り下げを匂わせていたあたりも、感じ悪かったですねー。

そして、全身カフェオレ色(シャンパンゴールド?)のシム・ウンギョンにもびっくりしました(おばあちゃんかと思った)。

 

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2021年3月18日 (木)

きょぅの名言・金言2   #名言 #金言 #タモリ

頑張り過ぎると、運が逃げる。

               タモリ

 

なるほどなあです。長年人生やってると、なんか実感できます、これ。頑張ることは必要でしょうけど、あまり頑張り過ぎちゃうのもどうかと…。頑張り過ぎて、ゆとりとか「ハンドルの遊び」とかがなくなると、キチキチになり過ぎて、結果ロクなことにはなりません。自分から頑張り過ぎちゃうと、外から運が入って来る隙間さえもなくなっちゃうというか…。「あ、この人頑張ってるから、助けなくてもいいよね。」って考えて、「運」が逃げちゃうみたいな感じ。さすがはタモさんです。頑張り過ぎないさじ加減が大事なんですよね、きっと。

話は違いますが、「がんばれ」とか「がんばって」「がんばろう」みたいな言葉って、ついつい便利だから使いがちなんですけど、大江戸はできるだけ言わないようにしています(とはいえ、便利だからたまーに使っちゃうんですけど)。「うつ病の人に『がんばって』って言っちゃいけない」ってのはよく聞きますが、それとは別に、なんか便利過ぎて実体のない言葉だと思うんですよ。言い換えのボキャブラリーを用意しとかなきゃいけませんね。

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2021年3月17日 (水)

「三月のライオン」:将棋とは違う方   #三月のライオン #矢崎仁司 #1992年

50756666293_0678262192 映画『三月のライオン』は、将棋の話ではありませぬ(あちらは「三月」ではなくて「3月」ですから)。風変わりな妹と記憶を失った兄の、純粋で危険な愛の物語。1992年作品のデジタル・リマスター版での公開。大江戸は今回初めて観ました。

驚くほど、時代が色濃く出てますねー。1980年代後半~90年代初頭にかけてのあの軽薄で、ポストモダン的に風変わりで、今にして思えばセンスのよくない感覚。服にしてもヘアメイクにしても、そうです。まあ、そういう時代だったのだからしょうがありません。

矢崎仁司にとって、『風たちの午後』(1980)以来12年ぶりの第2作だったんですね。第1作ほどではないにせよ、やはり自主映画のような「才気ダダもれ」な演出です。いかにも「狙ってます」「やってます」って感じで、ちょっと気恥ずかしい。 このような過程を経て、2000年の『花を摘む少女と虫を殺す少女』、2006年の『ストロベリーショートケイクス』では、映画的なクォリティーと才気とがステキなバランスで結実するんですけどね。

まあ、でも好きな人は好きなんでしょうね。そのあたりはわからんでもありません。濃厚な純愛ものと言えるでしょうから。妹役の由良宜子のちょっとエキセントリックな感じも、印象的です。

で、大江戸が兄役の趙方豪に言っておきたいのは、家屋解体の作業をするなら「安全靴はけよ!」ってこと。普通のスニーカーじゃ危険すぎます。案の定…。

 

 

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2021年3月15日 (月)

「夏時間」:淡々と、涼しい夏   #夏時間 #ユンダンビ #韓国映画

1_20210315222501 映画『夏時間』は、1990年生まれの韓国の女性監督ユン・ダンビのデビュー作。淡々と、少女と家族を描きます。まあ、昔ながらの「良い映画」って雰囲気ですけど、一方ではパンチに欠けますよね。

韓国映画を観ててしばしば思うことですが、日本人にも似た人がいるなあーって…。おじいちゃんは蛭子能収さんみたいで、お父さんは浜野謙太みたいで、叔母さんは平岩紙みたいです。

物語の中心になる家屋が、いかにも20世紀中盤以降(1960-70年代か)って感じの家で、なんか郷愁を感じます。庭で唐辛子などを作ってるあたりが、いかにも韓国です。ここを舞台にしたひと夏なのですが、夏の割には涼しげです。少なくとも現在の日本の夏のような猛暑、酷暑ではありません(うらやましい)。そのあたりも昔の日本の夏のようで、郷愁が香るところです。 監督は小津映画のファンだそうですが、小津っぽいとは思いませんでしたねー。侯孝賢とかエドワード・ヤンとかなら、まだ近いかも。

そして何と言っても弟くんが面白い! あの短パンを引っ張り上げてのダンスとか、斎場での変なダンスとか、いかにも「男の子だなあ」って感じで、サイコーです。男の子は、どこの国でもバカですから。

でも、大江戸がなんだかノれなかったのは、やはり主役の(だいたい不機嫌な)女の子の顔が苦手なタイプだったからかも知れませんね。もっとアイドル系の顔の子の方が…なんてことを言ってはいけない時代かも知れませんが、金を払って観る映画ってもんにはそういうものも期待してしまうんですよ。ご容赦あれ。

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2021年3月14日 (日)

「シン・エヴァンゲリオン劇場版」:良いものを見せていただいた   #シンエヴァンゲリオン #庵野秀明 #エヴァンゲリオン

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『シン・エヴァンゲリオン劇場版』は、タイトルデザイン上はコロンと細い縦棒・太い縦棒が最後についているのですが、いろんなサイトの表記を見るとそこは無視しているので、小生もそれに倣います。そういえばこれまでの新劇場版は「ヱヴァンゲリヲン」という表記だったのに、「シン」がついたとたん、しれっと「エ」と「オ」が普通の表記になっておりますね。

昨年6月の公開予定がコロナ禍により1月23日、さらに3月8日(月)へと変更された本作。月曜初日のシネコンのタイムテーブルは(複数のスクリーンで上映するため)あたかも時刻表のようになっておりました(長尺であり、さらに緊急事態宣言下のため午後8時までに上映が終わるように5時頃の最終回となっているハンディキャップにもかかわらず)。

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ちなみに本作の上映時間2時間35分のうち3分41秒は「これまでのヱヴァンゲリヲン新劇場版」というあらすじダイジェストです。でも小生にとっては、1月に3週連続で日テレがやってくれた新劇場版=序・破・Q特別編集版のオンエアーが、ちょうど良い復習になりました。『Q』の公開が2012年11月ですから、もうすっかり忘れちゃってましたんでね。

月曜初日というアッチョンブリケ!な慣例破りだったのですが、平日はお仕事で行けなかったんで、初めての土曜である昨日わくわくと観に行きました。新宿バルト9のエレベーター内部はLCL充填中のエントリープラグのようなシートが貼ってあり、なかなかのファインプレイであります。

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また劇場ロビーには、エヴァ初号機と綾波レイの大型フィギュアおよび多くのスタッフのサイン入りポスターが展示してありました。

 

さてさて作品ですが、うーん、やっぱり凄いです。凄いけど、初見でいろんなことが理解しがたいのも事実。台詞を追い切れなかったり、頭が追いつかなかったりしました。観終わってすぐ、「やっぱりもう一度観なきゃ」と思いました。ま、そういう作品なんで、それはしょうがありませんね。これまでもそうでした。ヘヴィーなファンの方々の解説や考察を読んで、「え、それはそういうことなの?!」などと知った上で再見するのも、それはそれで楽しみなのです。

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新劇場版『序』の公開が2007年ですから14年前(おお、奇しくも「14年」!)。TV版からだと26年ですからねえ。ようやく完結を見たということで(まあTV版にせよ、旧劇場版にせよ、それぞれに完結してはいるのですが…)、感無量というか、少なくともしみじみした思いはあります。

映像はやはり圧倒的。そして描かれているものも巨(おお)きいのです。その巨きなものが結局「人間の心」だというあたりが、この作品の人々を魅了する深さであり凄さ。さらに言えば「庵野秀明という人の心」を描くために、これだけでっかいプロジェクトにしちゃっているわけですから、やはり今後誰にも作り得ない空前絶後の作品なのです。この時代だとクレームつけられかねない少女のハダカとかのサービスカットが入ってるのも、庵野さんの頭の中のことだからしょうがないのです。

それにしても、このラストのすがすがしさ! ごく「普通」の日常の美しさが胸に迫ります。コロナ禍を経験した今だからこそ、余計にリアルに迫ります。でも、もっと普遍的なものです。 そして、成長することって悪くないものです(成長痛を乗り越えて)。「良いものを見せていただいた」って思いに満たされました。

とにかく、これぞ映画です。映画でなければできない境地の創造を、高度に達成しています。やはりもう一度(以上)観なければ!です。

 

 

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2021年3月13日 (土)

佐野元春の40周年ライブ@武道館   #佐野元春 #佐野元春日本武道館ライブ #佐野元春40周年ライブ 

Dsc_01452_copy_1024x653 日本武道館での『佐野元春&THE COYOTE GRAND ROCKESTRA  ヤァ! 40年目の武道館』に行って来ました! タイトルの通りデビュー40周年を記念したライブで、今年の正月3日の新聞広告を見て以来、心待ちにしていたライブです。

ぴあの選考抽選販売に当選して手に入れたチケットは2階席の真ん中より後ろ寄りでしたが、ステージ正面側の見やすい位置でした。

Dsc_01442_copy_1024x1059 あいにくの雨。だけど、今回のチケットはすべて「Tシャツ付き」ってことになっておりまして、蛇行する超長い列に並びましたよ、20分ぐらい。ええ、折り畳み傘じゃカバーしきれない雨に濡れながら。ワンサイズだけなんだから、各入口で入場時に渡せばいいのに。まったくもう。でも、佐野さんの曲名を大小の文字で表して彼の姿を作り上げたビジュアルで、なかなか結構でした。

約10分押しでスタート。1曲目『ジュジュ』(ライブ・バージョン)、2曲目『ナポレオンフィッシュと泳ぐ日』で早々と会場をあっためてくれました。それからしばらくは'80-90年代(ハートランド、ホーボーキングバンドの時代)の曲を中心としたヒットパレードの趣き(と言っても、ヒットしていないんだけど)。さすがにジャンプしたりはしなくなったけど、体のキレは良いです。声も数年前のライブより、むしろ出ているんじゃないかな?

MCでも言っていましたが、今日は佐野さんの65歳の誕生日。うーん、若い。変わりませんねー。ストーンズや佐野元春のライブを観ると常に、大いなる刺激を得ます。自分もまだまだ…というか、節制して、走ったり筋トレしなきゃと思いますもん。

Horizon_0001_burst20210313164956166_cove 中盤以降はコヨーテバンド時代、つまり近年のナンバーが続きました。やっぱり昔の曲の方が盛り上がりますね。でも、大江戸は当然全てのオリジナルアルバムを買ってますので、ちゃんとわかるしノれますよ。最新曲の『エンタテイメント!』まで、40年の歴史を駆け抜けたようで、感無量ですね。

タイトルにも入っている「コヨーテ・グランド・ロッケストラ」とは、コヨーテバンドにホーボーキングバンドのメンバー3人を加えた構成(キーボードとブラスが加わるわけです)。そして、コヨーテバンドのパートはコヨーテバンドだけで演奏するのですが、ツイン・リードギターなんですね。二人で次々にギターソロを聴かせる曲があったり、最初の間奏と次の間奏(あるいはアウトロ)で二人が別々にソロを聴かせたりするのです。そして二人ともめっちゃうまい! さすがです。

佐野さんのMCも当然今の状況について触れるわけですが、彼らしく「コロナ」と言わずに「pandemic」と言っておりました。そして、「このパンデミックを経験して、なんとなくわかったことがある。国はあてにならない!」と吐き捨てておりました。まだまだ反逆の人であります。

終盤は’80年代のナンバー(盛り上がるやつ)を立て続けに演奏。ラストは『サムデイ』~『アンジェリーナ』。そして1曲のみのアンコールは『約束の橋』でした。正味2時間40分。やっぱり佐野さん凄いや、衰えないやと確認できたライブなのでした。ただ、2階の後ろ寄りだったので、周りが立たないからずっと椅子に座ったままだったんですよねー(2階でも前の方は、最後の数曲は立っていました)。それだけが残念でありました。

 

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2021年3月12日 (金)

今日の名言・金言1   #名言 #金言 #アインシュタイン

なんか思い立って、新しいカテゴリーを作っちゃいました。題して「今日の名言・金言」。ま、そんなに頻繁には出てこないでしょうが、忘れた頃に出て来たりしそうですね。一発目はごくマジメにいきましょう。

 

Learn from yesterday,  live for today,  hope for tomorrow.

The important thing is not to stop questioning.

                                                              Albert Einstein

 

昨日から学び、今日を生き、明日への希望を持とう。

大切なのは疑問を持ち続けること。

               アルベルト・アインシュタイン

 

昨日を「過去」、今日を「現在」、明日を「未来」と意訳してもいいですよね。温故知新の心で、今を懸命に生きて、未来に夢を託す--そうありたいものです。そして、疑問、問いかけを忘れないこと。これが意外と難しいのです。ともすれば流されてしまう。そこで意識的に立ち止まって、ニュートラルに考えてみることが重要なのでしょう。面倒くさいんだけど、そうしないと思考停止になってしまいますからね。

 

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2021年3月11日 (木)

山登りの海苔弁が衝撃的においしい   #刷毛じょうゆ海苔弁山登り #山登りの海苔弁

Center_0001_burst20210306195809675_cover 「刷毛じょうゆ 海苔弁 山登り」という上等な海苔弁当専門店があります。もともと築地のお店を知っていたのですが、銀座シックスにも入っていて、あと東京駅、新橋駅にもお店があるようです。そのほかに、池袋西武の地下でも限定数を仕入れて売っているのを見たことがあります。

Center_0001_burst20210306200558049_cover とにかくここんちのお弁当は何をとっても、ケタ違いにうまいのです。3-4年前に初めて「海」という名の海苔弁を食べた時は、衝撃的でした。入っているおかずの一つ一つが、明らかに凡百の弁当とはレベルが違うのです。ちくわの磯辺揚げも玉子焼きも青菜のごま油和えも糸こんにゃくのたらこ和えも漬物も、とにかく「おいしいなあー」って思わざるを得ない、「気の利いた」味に仕上がっているのです。もちろん鮭も、明らかに「いいシャケ」使ってるのです。

そして肝腎の海苔は浅く敷かれて分量少な目のごはんの、中と表面の2段にわたって敷かれているのです。このごはんの量が上品に少ないところが高級感を醸していたりもしますし、女性や高齢者にもやさしい量ではないでしょうか(胃袋が大きい人には物足りない量だとも言えます)。もちろんごはんの炊き加減やお米の質も最上級です。海苔の表面にうっすら塗られているしょうゆが効いているのです。決して下品にくどくならない「ちょうどいい」塩梅(あんばい)。それこそが店名の由来だったりするわけですからね。食べ終わるといつも、「おいしかったなあー」と感動してしまいます。「たかが海苔弁」に1,080円ですが、その価値に納得できる味なのです。

Dsc_01212_copy_800x701 姉妹品の海苔弁として、「山」(鶏の塩麹照り焼きがメイン)と「畑」(れんこん大葉もちや舞茸天ぷらがメイン)があります。どちらもおいしいのですが、大江戸的にはやっぱり「海」が最強ですね。

でも上記のレギュラー選手のほかにも、いくつか種類があって、「銀だらの西京漬」なんかは1,700数十円したので断念しましたが、1,296円の「鯖塩焼」(もちろん海苔弁です)を買ってみました。当然、おいしい鯖でした。

ここんちの難点は、早めに売り切れちゃうこと。売り切れちゃっても追加生産しないこと(材料や仕込みの問題で、予定数以上は作れないのでしょう)。なので、その日の売れ行き次第で、かなり早くなくなっちゃったりもします。ま、それゆえに価値がさらに高まるって気がしなくもありません。それにしても、何で「山登り」? お店のコンセプトを読みましたが、イマイチわかりません。謎です。

 

 Dsc_00282_copy_600x775 先日新宿のデパ地下で、大手の弁当屋さんが「これに刺激受けたんじゃないの?」って感じの高級海苔弁当のショップを出していて、買って見ました。でもおかずと海苔ごはんの2段になっていてボリュームはあるのですが、おかずも大したことないし、海苔にはしょうゆが塗られてないし、何よりもごはんの炊き方が最悪で硬くてまずかったんですよねー(山登りよりも高いのに)。「顔洗って出直して来い」ってぐらいレベルが違うのでありました。

 

 

 

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2021年3月10日 (水)

「痛くない死に方」:勉強になります   #痛くない死に方 #柄本佑 #リビングウィル

1_20210310213901 映画『痛くない死に方』は、素朴で良い作品。映画としての上質さとか、演出や編集の輝きみたいなものはなく、ローバジェットで普通の絵を撮って、普通につないだ映画。誰が観ても同じレベルで理解できる作品です。その気負いや衒(てら)いのなさは、他の高橋伴明監督作品にも通じるものがありますが、本作は特に顕著です。

前半はそこそこ重めで、後半は転調したかのように軽やかで気持ちの良いトーン。その中で主人公の在宅医(柄本佑)の成長を描くという、平凡な展開。でも、そういう「普通」がいいんです。誠実に終末医療に取り組む医師たちの真摯な姿勢や悩みと対峙する人間性の描写が、「医者だって人間」という当たり前の事実に気づかせてくれます。メインとなる柄本佑がああいうキャラクターですから、本当に隣にいそうなリアルさと親しみやすさで、嫌みなく教えてくれる映画です。

柄本の先輩医師が奥田瑛二。おお、義理の父子ではないですか! いやー、今回の奥田瑛二、説得力のあるキャラクターで良かったですよー。まあ、それを言ったら、下元史郎(久々。おじいちゃんになりました。)も、坂井真紀も、余貴美子も、宇崎竜童も、大谷直子も、みんないい味出してました。

それにしても、ガンで標準治療を拒否してしまうと入院すらできないということにショックを受けました。病院側には病院側の言い分があるのでしょうが、何とか別の選択肢も残せないものなのでしょうか? 日本の医療全体がとにかく「延命」の呪縛に囚われているという話も、なるほどです。苦しむ期間、意味のない生を伸ばしてどうなるというのでしょう、本人にとっても家族にとっても。 ラストに「リビング・ウィル」(尊厳死に関する意思表示)の文例が画面に出るのですが、いずれこういうのを書かねばと思いました。勉強になる映画でもありました。

 

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2021年3月 9日 (火)

のんの東北復興応援 配信ライブ   #のん #復興応援コンサート #がんばろう東北 #尾美としのり #片桐はいり

Tripart_0001_burst20210309222301604_cove ほぼ毎月やっているライブ配信『のん おうちで観るライブ』、ここのところしばらくご無沙汰していたのですが、2月27日に行われたものを後追い配信で見ました。その名も『FANTASTIC IWATE 復興応援コンサート 「がんばろう東北」』(長い)。東日本大震災から10年ってことで、岩手県には深い縁のあるのん(大友良英、Sachiko Mと組んだ「のんとも。M」)を中心に、スペシャルゲスト=尾美としのり、片桐はいり、釜石市民っていう陣容。

オープニングの14分ほどは釜石の伝統芸能を中継。正直、「後追い配信で良かったー」と思いました(飛ばし見できるので)。

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でもその後の1時間半近くはほぼ東京会場からの中継で、おしゃべりとライブ。『あまちゃん』のテーマ曲だスタートし、最後までのんさんたちのリラックスして嬉しそうな歌と演奏を楽しめました。また、ゲストの尾美さん、片桐さんとのトークやパフォーマンスも、ナマで全国から寄せられるコメントの紹介も楽しく、のんのMCもますます安定してきました。尾美さん、片桐さんとは、もちろん『あまちゃん』つながりなのですが、撮影中のんが狭いフィッティイングルームに引きこもっていた話とか、猫背でポテチばかり食べていた話とかも暴露されておりました(笑)。

Dsc_01352_copy_800x573 のんと片桐による『シェリー』(フォーシーズンズ)だとか、のんと釜石市民による二元中継の『この街は』なんかも聴けちゃいました。ラストは出場者みんなで『明日があるさ』。

のんさん、髪の毛がだいぶ伸びましたねー。衣装もなかなかオシャレでした。

 

 

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2021年3月 8日 (月)

「太陽は動かない」:アクションはレベル高いけど…   #太陽は動かない #羽住英一郎 #南沙良

1_20210308215401 映画『太陽は動かない』は、昨年5月15日に公開予定だったのが、コロナの影響で今年の3月5日封切りとなりました。昨年5-6月には、同じキャストやスタッフによるドラマ版(60分×6回)がWOWOWで公開されたそうですが、知りませんでした(この映画のエンドタイトルバックにその映像がいろいろ出てきて、「続編があるのかな?」と思って調べたら、そういうことでした)。

オープニングのブルガリア・ソフィアでの市街カーチェイスなどのアクションはインターナショナル・レベルで、イケてます。羽住英一郎監督はハリウッド的な「大きな絵」が撮れる人なので、海外各地のロケが生きております。アクションも生きがいいと思います。でもねー、アクションの編集において、必要なカットがないことがちょくちょくありました。そこ飛ばしちゃダメでしょって感じ。撮ってないんでしょうね。編集段階でどうにもならなかった感じ。雑だなあ。そこはハリウッドならあり得ないことです。

まあ物語も雑で、その割には現在と過去を複雑に交錯させてたりして、しまいには物語なんかどうでもいい気になってしまいます。胸に爆弾埋め込まれているというアイディアも、意外と生かされてないし…。失敗作ですね。

この映画、乗り物は陸海空と使いまくってます。自動車、電車、船、ヘリコプターでのアクションがそれぞれ魅力的です。それだけに、欠点が残念な作品です。

それはともかく、南沙良が能年玲奈時代ののんに妙に似てて、かわいいのでした。

 

 

 

 

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2021年3月 7日 (日)

「ラーヤと龍の王国」:ディズニー史上最高傑作   #ラーヤと龍の王国 #ディズニーアニメ #オークワフィナ

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ディズニーの新作『ラーヤと龍の王国』は、予想をはるかに超える傑作でした。ディズニーでは新型コロナの影響で昨年の『ムーラン』実写版、そしてディズニー&ピクサーの『ソウルフル・ワールド』が共に劇場公開を中止し配信のみとなっただけに、この作品を配信&映画館の同時公開という措置にしてくれて本当に良かったです。ただ、TOHOシネマズ、SMT、Tジョイなどの大手シネコンでの公開はなく、東京ではユナイテッドシネマズとシネマサンシャインのシネコンおよびシネマカリテやシネクイントでの小規模な公開となっているのは残念です。確か大手のスタンスは「劇場公開を先に行わないものは認めない(同時もダメ)」ってことでしたからね(ユナイテッドシネマズやイオンシネマは、シネコンの中でもスタンスが違うようです)。大江戸は字幕版で観たかったので、新宿のシネマカリテでの鑑賞です。

この作品、製作期間にコロナの影響を受け、95%以上をリモートで製作したってことなのですが、結構短期間でできたんですね。それなのに、映像のクォリティーが圧倒的です。これまでのディズニー・アニメの中でもトップクラスではないでしょうか? いやいや、それどころじゃなくて、この作品自体がこれまでのディズニー・アニメ史上最高傑作なのではないかと思います。それぐらい素晴らしかったのです。

絵のクォリティ、背景画の美しさ、動き、キャラクターのバリエーションとそれぞれのキャラの立ち方、まあこのあたりなら、近年のディズニー作品は質が高いので半分ぐらいの作品はクリアーして来ますが、特筆すべきは物語のメッセージ性です。「分断から共棲へ」と私たちは方向転換できるのではないか?(恐怖を乗り越えて)その勇気を持てないのか? と問いかけて来るのです。それは互いを信じることでしか達成できないというメッセージも。ドナルド・トランプをはじめ世界中の専制的国益重視型指導者へのメッセージとして企画がスタートしたのでしょうね。

まあ、青臭いメッセージかも知れません。でもディズニーが青臭い理想論的なメッセージを発しなかったら、誰がそんな事を言うのでしょう? 気持ちの良いメッセージですし、それを世界中の子どもたちが観て心にインプットしてくれたら、素敵じゃありませんか。ハラハラさせて、笑わせて、楽しませて、そして終盤は感動的です。娯楽映画に必要なものが全て入っていて、しかも美しい。できるだけ多くの人々に観ていただきたい秀作です。

龍のシスーの声はオークワフィナ。予備知識なしで観ても、すぐに「あ、この声はオークワフィナ!」とわかるダミ声でした。人間の姿になってる時のシスーの表情はかなりオークワフィナに似ておりました。 そして、ラーヤの顔はかなり阿部純子に似てると感じました。顔といえば、こういう作品を世界中の子どもたちに観てもらって、アジアを身近に感じてもらったり、アジア人の顔になじんでもらったりするのは、意義深いことだと思います。相互理解や友好、そして信頼ってのはそういう刷り込みからなのです。

 

併映短編『あの頃をもう一度』(Us Again)も上質でちょっとほろっとさせる良品。これまた素晴らしくて満足です。

 

 

 

 

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2021年3月 6日 (土)

「石岡瑛子 グラフィックデザインはサバイブできるか?」展<後期> #石岡瑛子 #石岡瑛子展 #ggg #コヤニスカッティ

Dsc_01182_copy_1024x665 銀座グラフィックギャラリー(ggg)で展覧会『石岡瑛子 グラフィックデザインはサバイブできるか?』の後期(~3/19)を観ました。後期は「グラフィック・アート編」ってことですが、前期・後期とも出ていた作品もありますし、1Fの展示(真っ赤な空間に石岡の言葉)は全く同じ。湾曲スクリーンに映っていた映像は一応違っていたかなあ。

(前期の記事はこちら ↓ )

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-d838ce.html

Dsc_01132_copy_768x1092 後期になってからずっと仕事が忙しくて来られず、ここ2週間ぐらい毎日「今日こそは仕事を早めに終わらせて駆けつけねば」と思いつつ、結局果たせずにおりました(gggは午後7時閉館)。しょうがないので、仕事が休みの土曜日に馳せ参じた次第(実は2週ほど前の日曜に来たら、休館だったってこともありまして)。

Horizon_0001_burst20210306154725828_cove そしたら、何ということでしょう。入口前にガードマンが立って、入場制限を行ってました! こんなggg、見たことない! しょうがないから10人ぐらいの列について、10分ぐらい待って中に入り、少し待ってから検温・消毒を行い整理券をもらいました。1Fの展示を見ながら15分ぐらい待って、番号順にB1の展示場に通してもらいました。

地下の展示場は前期と共通する作品もありましたが、コッポラと組んだ映画の仕事(ポスター)とか、丸い耳のネズミを使った「HIROSHIMA APPEALS」のポスターとかも紹介されておりました。そもそも、東京都現代美術館の石岡展も観たものですから、ここの前期にどれを観てどれを観てないんだかわからなくなりかけてます。

(都現美の石岡展はこちらの記事 ↓ )

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2020/12/post-64682a.html

Dsc_01162_copy_1024x801 でも嬉しかったのは映画『コヤニスカッティ』のポスターと久々にご対面したこと。これは都現美にもなかったと思います。この映画好きだったんですよー。フィリップ・グラスの音楽、サイコー! シネヴィヴァン六本木で観た後、レーザーディスクで繰り返し追体験したものです。

Dsc_01172_copy_1024x578 そして、フランシス・コッポラの『ドラキュラ』のポスター。何種類か作ってますが、中でも闇に光る血走った眼球ビジュアルの連作が圧巻です。コワ過ぎスゴ過ぎ! この映画、コッポラとしては失敗作だというか、いわば「石岡さんの勝ち」ですね。

やっぱり今度も石岡さんのパワー、迫力に圧倒された感じです。テレビ『日曜美術館』や『美の巨人たち』放映の影響もあるのでしょうが、むしろ石岡さんの凄さを受け止めた若い人たちがSNSで広げた人気のような気がしました。本物は時を超えて伝わりますからね。

 

 

 

 

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2021年3月 4日 (木)

ローソンの「モアホボクリム」(笑)   #モアホボクリム #ウチカフェ #シュークリーム #小森和子 #モアベター

Dsc_01024_copy_800x707 小生のコンビに使用頻度は一にセブンイレブン、二にファミマとローソンなので、ローソン・ウチカフェのスイーツもそんなにはチェックしておりません。たまたま先日買ったのが、こちら。

Dsc_01034_copy_800x453 「モアホボクリム」(税込220円)です。ちょっと笑えちゃうネーミングですね。そのまんまやないかーい! コピーも「ほぼほぼクリームのシューショコラ」。そして「「吸えちゃう」シュークリーム」ってことです。ま、これでだいたいイメージできますよね。

 

調べてみると、この商品の前身として「ホボクリム」ってのがあったそうです。さらにクリームましましで「MORE」をつけたってわけね。そう聞いて小森和子おばちゃまの「モアベターよ。」を思い出す人は、いい年です(ちなみに「モアベター」は英語的には正しくないので、おばちゃまは「造語」だとおっしゃってました)。

Dsc_01033_copy_800x822 それはともかく、まんまるでショコラパウダーがかかっている薄皮シュークリームを割ってみると、確かにたっぷりのクリーム。クリームと皮の間の空洞などはなく、みっちりとクリームが詰まってます。クリームは白いホイップクリームが優勢ですが、下というか脇というかにはショコラクリームが入っていて、その中にはチョコチップも埋めてあります。で、ホイップクリームはなんだかリコッタチーズみたいな味がしたのですが、原材料表示にはチーズがなかったので、まあ何かの加減なのでしょう。しつこくないけど、コクがあって良いですよ。ショコラクリームも、なかなか上質な味でした。単調にならないように、いい仕事してます。

Dsc_01052_copy_800x729 でもこれ「吸える」かなあ? 頑張れば吸えるけど…。しばらく常温で置いておけば吸えるんでしょうね、きっと。

結論としては、おいしゅうございました。「クリーム食いてえっ!」って時には、オススメです。

 

 

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2021年3月 3日 (水)

今日の点取占い311   #点取占い #点取り占い

Dsc_01122_copy_703x442 鉄棒から落ちないように気をつけなさい   6点

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2021年3月 2日 (火)

「リサとガスパールのおもいで展」@松屋銀座   #リサとガスパール #リサとガスパールのおもいで展 #松屋銀座

Dsc_01093_copy_1024x609 松屋銀座で開催中の展覧会『リサとガスパールのおもいで展』(~3/3)に行きました。この会場では何度目かのリサガス展ですが、今回は「日本デビュー20周年記念」という冠がついております。

ほとんどが小品の原画の展覧会。そこに画材だとかスケッチだとか映像だとかを組み入れています。ぬいぐるみのコーナーなんかもあって、そこは撮影OKゾーンとなっておりました。

Dsc_01073_copy_1024x1625 現在、緊急事態宣言対応で、この催事場は午後7時まで。で、入場はその30分前までなので、6時半締め切り。大江戸が着いたのは6:25だったのですが、明日までのためか、この時間帯にしては結構人が入ってました。この展覧会、会期が9日間と短くて、小生も忙しくてなかなか来られなかったらもう終了間近ということで、あわてて駆けつけました。

「1999年にフランスで生まれた」(日本紹介は2000年)ってことなので、20周年と言いながらちょっとズレがありますね。最後のコーナーで紹介されていた日本未訳の作品が2019年ってことなので、それまでが20年ってことなんですかね。

Horizon_0001_burst20210302183233155_cove ま、いずれにしてもこれまでのリサガスの回顧展であり、リサガスは時代を超えて変わらず、とってもカワイイのでした。ちなみに大江戸はリサとガスパールを何も見ずに上手に描けます。うまいもんです。ふっふっふ。

いつもながら会場を出たところの物販コーナーの魅力的な品揃えと多様なアイテムには目を奪われます。大ファンだったら散財して大変でしょうね(それでもハッピーなんでしょうけど)。ウン十万円の原画もいろいろ売ってましたし。 大江戸は小ファンなので、散財はいたしませんでした。

 

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2021年3月 1日 (月)

「カポネ」:オムツ姿と機関銃   #カポネ #映画カポネ #トムハーディ 

1_20210301231701 映画『カポネ』は、かのアル・カポネの晩年を描いた作品。晩年と言っても享年48ですけどね。相当にクセの強い作品ですし、カポネを演じるトム・ハーディがこれまたクセ強で…。そもそもこんな長い顔でカポネと言われても、調子狂っちゃいます。

設定としてはもうカポネがカポネじゃなくなってるというか、14歳でかかった梅毒が年月を経て脳に回っちゃってて、認知症になっていて、シモの方は大も小も垂れ流しまくるという、とんでもなさ。そんな哀れで醜悪な晩年のカポネが、トム・ハーディの怪演と言えるほどの熱演で終始出ずっぱりですから、観てるのがしんどいですね。楽しさも面白さもないですもん。そんなトリッキーな幻想世界を描く「普通じゃない」作品なのに、タイトルは堂々と王道の“CAPONE”(英語の発音としては「カポーン」)ですもんね。本作の広告コピーは「壊れているのは、世界か、俺かーーー」というものですが、いえいえ、この作品自体が壊れてますって。

(以降ネタバレあり) 何しろどこまでが夢か現(うつつ)か判然としないクライマックスでは、カポネがオムツ姿で黄金のマシンガンを乱射します。なんだこりゃー?ヘンテコだけど、見たくねー!です。『セーラー服と機関銃』のラストと同じぐらいヘンテコです。この作品、映画ファンの「需要」からは、かけ離れてますねー。普通の年なら日本での劇場公開はナシでしょう。でも今はハリウッド・メジャーの作品がほぼ公開されていない時期なので、小規模ながら劇場公開されちゃいました(調べたらアメリカでは昨年5月に、コロナの影響で配信のみで公開されたそうです)。

こういう変化球の伝記物を、夢想たっぷりに独自の世界観で創れる人といえば、ケン・ラッセル。もし彼が生きていたら、このネタでも傑作にできたかも知れない---そんなことを思ってしまいました。『バレンチノ』みたいな感じでね…。

 

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