「あやしい絵展」@近美 #あやしい絵展 #国立近代美術館 #あやしい絵 #へんな絵
竹橋の国立近代美術館で始まった『あやしい絵展』(~5/16)に行きました。
日本の江戸~昭和にかけての「あやしい」絵を揃えたという、奇妙な切り口の展覧会。
頽廃的、妖艶、神秘的、グロテスク、エロティック・・・まあ、そういう絵を集めたのですね。絵のみならず、安本亀八の「生き人形」も展示されておりました。
日本人画家によるビアズリーみたいなモノクロの線画があったかと思えば、本物のビアズリー、ロセッティー、ミュシャなどもあるし、美人画が「美人」画にならず、変な表情を見せているのですよねー。
また「妖しい」魅力のある絵ということに関しては、顔にあざのある女性を描いた絵が、構図や目の表情など、忘れ難い磁力を放っておりました。
もう1点、モナ・リザの微笑を意識しているという解説がついていたのが、本展のメインビジュアルにも使われているこれ。謎のアルカイック・スマイル。そして、顔色の悪さ。よく見ると、手も足もなんかあやしいです。
写真撮影禁止だったので撮っていないけれど、鏑木清方の『妖魚』も、実にあやしい人魚の絵でした。
会場には上村松園、青木繁など大家の作品もありましたが、大江戸が強く印象づけられたのは上記の3作品でした。この3作品が観られたってことで満足。ほかはまあどうでもいいやって感じでした。
あとはこんなヘンテコリンな謎の踊りもあったりしましたね。わはは。「最狂」なのはこれですかね。不気味だけど、なんか笑えます。
会期中に展示替えもあるようですけど、そこまでは追いません。
展覧会グッズの販売コーナーにも、けっこうあやしい商品が並んでおりました。
そして外にはお堀の桜。この展覧会を観た後では、「桜の樹の下には屍体が埋まっている」(梶井基次郎)ってのを思い出さざるを得ないのでありました。
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