「トムとジェリー」:失敗作でしょ #トムとジェリー #実写とアニメの融合 #クロエグレースモレッツ
映画『トムとジェリー』は、あの古典的スラップスティック・コメディー・アニメーションの新作。で、80周年記念と銘打って、実写版とアニメとの融合となっています。でもかなり昔に、ジーン・ケリーが『錨を上げて』(1945)で、既にトムジェリとは共演してますよね。それ以外にも、実写とアニメの融合と言えば、『メリー・ポピンズ』だとか『ロジャー・ラビット』だとか、『魔法にかけられて』だとかいろいろあります。
どうしても無理があるわけですが、人間って不思議なもので、観てる間に目が慣れてきて、普通のことのように感じられます。完全な二次元というよりは、微妙に3DCGの味付けをちょっとだけ(部分的に)していたりもしたんじゃないかなあ。
一方で人間の役者たちも、むしろカートゥーン的な振り切った過剰演技でバランスを取っております。でも正直苦しかったです、クロエ・グレース=モレッツ。大江戸なんか、この映画はクロエちゃん目当てで観たようなもんですけど、うーん、あまりにも過剰な表情でマンガチックなので、「やれやれ」といった感じでした。残念なキャラだし。そして、先日24歳になった彼女、だいぶ大人になりましたね(むしろオバチャン化の兆しが感じられるような…)。
トムとジェリーのスラップスティック・ギャグの数々は、まあいつも通り(昔通り)。あのスピード感は、ちゃんと出ていました。でも実写部分が長いので、なんか物足りなく感じちゃいます。そして実写ドラマ部分がかなり物足りない。まあ、つまらないと言えますよね。要は失敗作ってこと。これなら、昔のトムジェリを観た方が面白いですよね(どれを取ってもホント面白いから!)。
そして、セレブ・カップルに扮した二人がとてもそうは見えないというか、「安い」感じがにじみ出ていたのが残念なのでありました。
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