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2021年3月17日 (水)

「三月のライオン」:将棋とは違う方   #三月のライオン #矢崎仁司 #1992年

50756666293_0678262192 映画『三月のライオン』は、将棋の話ではありませぬ(あちらは「三月」ではなくて「3月」ですから)。風変わりな妹と記憶を失った兄の、純粋で危険な愛の物語。1992年作品のデジタル・リマスター版での公開。大江戸は今回初めて観ました。

驚くほど、時代が色濃く出てますねー。1980年代後半~90年代初頭にかけてのあの軽薄で、ポストモダン的に風変わりで、今にして思えばセンスのよくない感覚。服にしてもヘアメイクにしても、そうです。まあ、そういう時代だったのだからしょうがありません。

矢崎仁司にとって、『風たちの午後』(1980)以来12年ぶりの第2作だったんですね。第1作ほどではないにせよ、やはり自主映画のような「才気ダダもれ」な演出です。いかにも「狙ってます」「やってます」って感じで、ちょっと気恥ずかしい。 このような過程を経て、2000年の『花を摘む少女と虫を殺す少女』、2006年の『ストロベリーショートケイクス』では、映画的なクォリティーと才気とがステキなバランスで結実するんですけどね。

まあ、でも好きな人は好きなんでしょうね。そのあたりはわからんでもありません。濃厚な純愛ものと言えるでしょうから。妹役の由良宜子のちょっとエキセントリックな感じも、印象的です。

で、大江戸が兄役の趙方豪に言っておきたいのは、家屋解体の作業をするなら「安全靴はけよ!」ってこと。普通のスニーカーじゃ危険すぎます。案の定…。

 

 

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