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2021年3月 1日 (月)

「カポネ」:オムツ姿と機関銃   #カポネ #映画カポネ #トムハーディ 

1_20210301231701 映画『カポネ』は、かのアル・カポネの晩年を描いた作品。晩年と言っても享年48ですけどね。相当にクセの強い作品ですし、カポネを演じるトム・ハーディがこれまたクセ強で…。そもそもこんな長い顔でカポネと言われても、調子狂っちゃいます。

設定としてはもうカポネがカポネじゃなくなってるというか、14歳でかかった梅毒が年月を経て脳に回っちゃってて、認知症になっていて、シモの方は大も小も垂れ流しまくるという、とんでもなさ。そんな哀れで醜悪な晩年のカポネが、トム・ハーディの怪演と言えるほどの熱演で終始出ずっぱりですから、観てるのがしんどいですね。楽しさも面白さもないですもん。そんなトリッキーな幻想世界を描く「普通じゃない」作品なのに、タイトルは堂々と王道の“CAPONE”(英語の発音としては「カポーン」)ですもんね。本作の広告コピーは「壊れているのは、世界か、俺かーーー」というものですが、いえいえ、この作品自体が壊れてますって。

(以降ネタバレあり) 何しろどこまでが夢か現(うつつ)か判然としないクライマックスでは、カポネがオムツ姿で黄金のマシンガンを乱射します。なんだこりゃー?ヘンテコだけど、見たくねー!です。『セーラー服と機関銃』のラストと同じぐらいヘンテコです。この作品、映画ファンの「需要」からは、かけ離れてますねー。普通の年なら日本での劇場公開はナシでしょう。でも今はハリウッド・メジャーの作品がほぼ公開されていない時期なので、小規模ながら劇場公開されちゃいました(調べたらアメリカでは昨年5月に、コロナの影響で配信のみで公開されたそうです)。

こういう変化球の伝記物を、夢想たっぷりに独自の世界観で創れる人といえば、ケン・ラッセル。もし彼が生きていたら、このネタでも傑作にできたかも知れない---そんなことを思ってしまいました。『バレンチノ』みたいな感じでね…。

 

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