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2021年4月30日 (金)

コスタコーヒーじわじわ来てます   #コスタコーヒー #トーホーシネマズのコスタコーヒー #シネマサンシャインのコスタコーヒー

Dsc_0186_copy_1024x5762 日本に上陸したコスタコーヒー。じわじわと出て来てますね。数日前にも新聞の1ページ広告を見かけましたし。

まずは2-3週前からコンビニで見かけるボトルタイプ。270mlの小ぶりなボトルなんです。「ブラック」と「カフェラテ」の2種類。どっちも、これまでの缶やペットボトルのコーヒーと比べて格段にうまいんです。飲み口が広めなのも、いい感じです。

Dsc_0185_copy_1024x5763 ブラックは、深いコクと豊かな酸味とまろやかな苦みがステキ。コクがあるのに、スッキリ感もあります。 カフェラテは、ミルクとカフェの絶妙なバランスと芳醇な味わい。甘過ぎずに、でも優しい甘みがステキ。

ラベルの裏には、1971年にロンドンで創業されて、世界32か国に4000店舗以上を展開していることや、通常のPETコーヒーの1.3倍の高級コーヒー豆を使っていることなどが書いてあります。

コンビニで出始めた頃には、1本買うともう1本無料のクーポンがついてたりしました(なので、3本買っちゃいました)。

Horizon_0002_burst202104241625336522_cop でも大江戸は、むしろその前からTOHOシネマズの新宿や日比谷のコンセッションに入ってるのを目撃しておりましたし、実際に買いました。確かにこれまでのコーヒーに比べておいしくなったけど、Sサイズ300円から(1サイズ=S程度)400円になっておりました。カフェラテなんか500円になっていたので、ちょっとビビッてまだ買っておりません。

Horizon_0001_burst20210418130830049_cove TOHOシネマズのみならず、池袋のシネマサンシャインも大々的にコスタコーヒーのカフェが入ってたんですよねー(エスカレーターで上がっていく途中)。

Dsc_02052_copy_576x8432 シネマサンシャインのカフェでは、コーヒーひとつとっても、マイルドからストロングまで何種類かあって、季節のアイテムもあるみたいでした。ラテアートもあるっぽいです。

 

Dsc_01846_copy_576x8512 どうやら銀座2丁目のロフトにもショップが入ってるみたいなので、行ってみようかなーです。これからスタバを脅かす存在になるかもですね。

 

 

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2021年4月29日 (木)

「ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-」:米国版『MOTHER マザー』?   #ヒルビリーエレジー #エイミーアダムス #グレンクローズ #ロンハワード

1_20210429230401 映画『ヒルビリー・エレジー -郷愁の哀歌-』は、ネットフリックス作品で昨年の11月から配信されているそうです。先ごろ発表されたアカデミー賞で、グレン・クローズが助演女優賞にノミネートされていた作品。何の告知も情報もなくひっそりと都内1館で公開されておりました(下高井戸シネマ)。大江戸がそれを見つけたのも、この状況下で開いてる映画館をネットで探していたら…ですから、普段なら気づかなかったかも知れません。ネトフリ作品の場合、広告も情報もなしに突然小さな劇場にかかっていることがあるので、要注意です。

アメリカの田舎のプア・ホワイト家族の物語、と言うよりむしろ心の病を抱えたトンデモ毒母のお話です。エイミー・アダムスが演じるこの母親を見ていて、昨年の日本映画『MOTHER マザー』の長澤まさみを連想しました。まあ、『MOTHER マザー』とは違って、息子は立派に育ちましたけど。エイミー、だらしなく太って、あるいは老けメイクで、なりふりかまわず共感を呼ばない熱演をしております。

グレン・クローズも、かなりの老けメイク(あるいはメイクしない素のまま?)でおばあちゃんを熱演。タバコを喫って、口の悪いこのおばあちゃんが孫とトランプで遊ぶ場面などは、まさに『ミナリ』のおばあちゃん(ユン・ヨジョン)が孫たちと花札で遊ぶ場面のようでした。あちらのおばあちゃんは最優秀助演女優賞を獲っちゃいましたけど、このグレン・クローズも勝るとも劣らない演技ですよ。ただ、今はアジアに風が吹いてますんでね。 エンドタイトルにこのおばあちゃんやエイミーの演じた母親などの実在人物の写真が出て来るのですが、あまりにそっくり。二人とも見事に「寄せて」ました。素人にそこまで似せて何になるんだって気がしなくもありませんが…。

本作の監督はロン・ハワード。アメリカらしい映画を作る監督のアメリカらしい作品ですが、今回は(手堅いものの)観てて居心地が悪かったですねえ。この母親が明らかに精神が崩壊していて、医学的な助けが必要だと思うのですが、「家族だから」という美名のもとに何でもOKにしちゃっていますから(家系的にアンガー・マネージメントができない人たちみたいでもあります)。だけど、結構擁護する感じもあって…、そこらへんがスッキリしないんですよねえ。

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2021年4月28日 (水)

新宿の映画館(ほぼ)休館中   #新宿の映画館休館 #映画館が休館 #営業継続の映画館

Horizon_0002_burst202104281705008612_cop 昨年4月~5月の緊急事態宣言(第1回)によって、全面的に休館となった新宿(および銀座・有楽町・日比谷)の映画館を、当ブログでレポートしました。 ↓  ↓

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2020/04/post-4c301a.html

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2020/05/post-079db4.html

で、その時はまさか次の年もそんなことになろうとは思ってませんでしたねー。まさか、こんなにずるずると来ていようとは! てなわけで、2年目のゴールデンウイークの休館状況レポート<新宿編>をどうぞ。

Center_0001_burst20210428170505240_cover まずはバルト9。この劇場が入ったビルのメイン店舗であるマルイの全館が休業で、ビルごとクローズとなっております。閉ざされたガラス戸に貼り紙が貼ってありました。「4月25日~当面の間」営業休止となっています。

Dsc_02263_copy_768x1158 次はシネマート新宿とEJアニメシアター新宿。この2館は同じビルに入っております。Dsc_02273_copy_892x768

シネマートは「4月25日から5月11日まで」、アニメシアターは「4月25日から当面の間」となっております。ここらへんの表現の違いは、昨年も見られました。ま、「当面の間」としておけば、もし延長になっても代えないで済むから、頭がいいのかも知れません。

Dsc_02292_copy_1240x768 そしてテアトル新宿。ポスター類が全部取り外されて、かなり寂しい光景です。新宿タイガーさんも寂しいと感じていらっしゃることでしょう。

Dsc_02282_copy_768x1091 ここんちは4月25日~じゃなくて、27日からの休業だったのですね。シネコンは池袋のグランドシネマサンシャインが27日からだった以外は、みんな25日からの休館になっていましたが、単館系・ミニシアター系は結構27日~ってのもありましたね、今回。 そして終わりに関しては「休業要請解除まで」としてあります。これも頭がいいんでしょうね。

Horizon_0001_burst20210428171346098_cove 新宿ピカデリーは、エントランスのエスカレーターが止まって、暗くひっそり。Dsc_02303_copy_1176x768 でも、ビルの脇に入っている無印良品は営業してました。ま、1,000平米以下の商業施設はOKですからね。新ピカの表記は「当面の間」派でした。

Dsc_02312_copy_768x1057 歌舞伎町のTOHOシネマズ新宿も同じようにエスカレーターが止まり、暗くてひっそり。Dsc_02322_copy_768x1101 

立札には、かなり小さい字で東京・大阪・京都・兵庫(今回の緊急事態宣言の対象区域)のTOHOシネマズ全館の名前が書かれ、4月25日から5月15日まで休館とありました。これは珍しいパターンですね。「11日まで」じゃなくてなぜか「15日(火)まで」なんですね。急には準備が整わないってことなんでしょうか?

Horizon_0001_burst20210428172443531_cove 武蔵野館は当初営業していたので、「お、やるじゃん。嬉しいね。」と思っていたら、やっぱり4月27日から休館となっておりました。うーん、残念です。あんな小さな劇場が開いてたからって、「人流」にはほとんど影響ないと思うんですけどねえ。

Dsc_02353_copy_768x1045 武蔵野館がそうだってことは、同じ武蔵野興業のシネマカリテも当然休館しますよね。なぜかフォーマットは別々ですが、こちらも「27日から当面の間」休業ってことでした。

 

Dsc_02342_copy_768x1183 でもでも、新宿で唯一、K's cinemaだけは絶賛営業中なのでした! ホウ・シャオシェン大特集ですと。

Dsc_02332_copy_768x1108 おお、「満席札止め」ではありませんか。他館が休みなんで、みんなここに集まっちゃったのかしらん? いやいや、このシアターの場合そういうことはなさそうです。マニアックでディープな映画ファンの巣窟ですから。

 

あとはネットで調べた限りでは、渋谷のユーロスペース、シアター・イメージフォーラム、池袋のシネマロサ、キネカ大森、下高井戸シネマ、ポレポレ東中野、下北沢トリウッドあたりが時短営業を続けているようです。東京在住で県境を越える禁を犯すつもりもない大江戸としては、ここらがしばしの間の生命線ですね。

 

 

 

 

 

 

 

 

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2021年4月27日 (火)

「約束の宇宙(そら)」:終盤のアレはダメでしょ   #約束の宇宙 #エヴァグリーン #ゼリーブーランレメル

1_20210427223401 映画『約束の宇宙(そら)』は宇宙飛行士ものなんですが、アメリア映画じゃなくてフランスの作品。使用言語もメインはフランス語。で、確かにフランス映画らしさのある宇宙飛行士ものなのでした。

「宇宙もの」と言わずに「宇宙飛行士もの」と書いたのは、だって宇宙は出てこないんだもんって理由。あくまでも打ち上げに至る訓練時の宇宙飛行士たちのドラマ。中でも主人公のエヴァ・グリーンとその娘のドラマです。そして、現代の女性と仕事をめぐるフェミニズム・ドラマでもあります。こういう人たちの一つ一つの行動の積み重ねが時代を変えていくという話。そこには微妙にうっとうしい困難が立ちはだかっているんですよねー。

(以降ネタバレあり)とか思って観ていたら、終盤になって主人公がとんでもない行動に出ました。むしろそれがクライマックスとなっているのですが、うーん、それはダメでしょう。いくらヨードチンキ(?)で体洗ってもダメでしょう。それは感動的とは違うものではないかなー。ここで映画の構築が崩れてると思います。

てなわけで、作品の評価はイマイチ。でもエヴァ・グリーンは悪くなかったし、娘役のゼリー・ブーラン・レメルのフレンチ美少女っぷりが完璧です。

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2021年4月26日 (月)

「21ブリッジ」:封鎖できちゃいましたー   #21ブリッジ #チャドウィックボーズマン

01_20210426220601 映画『21ブリッジ』(21 Bridges)は、マンハッタン(島)にかかる21の橋を封鎖しちゃう大作戦ってところからのタイトルです。うーん、レインボーブリッジは閉鎖できないのに、こんなことができちゃうんですね。逆に言えば、だから1年ぐらい前に、日本はコロナでヤバくなっても「法的にロックダウンはできない」って言われてたのかあ。

シンプルな時間限定・場所限定(とはいえ、広いけど)のクライム・アクションです。これ、’70年代後半~’80年代前半なら、絶対ウォルター・ヒルが撮ってたよなって感じの小柄でソリッドな作品です。尺も99分と、似つかわしい長さ。

まあ肩の凝らない、そこそこは楽しませますよっていう娯楽作品。昔からよくあるタイプの物語ですが、まあいいじゃないですか。こういう映画ってのも、「基準点」として作られ続けなきゃいけませんや。

(女子高生でもないのに)J・K・シモンズ、またも良いですね。彼がいることで、映画がワンランク上がりますからね。

それにしてもチャドウィック・ボーズマン(漢字にすると「坊主男」かな?)が生きてたら、この刑事がニューヨークを舞台に活躍する第2弾、第3弾が作られたんでしょうねえ、『ダーティハリー』みたいに。そう考えるとかえすがえす残念な早逝なのでありました。

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2021年4月25日 (日)

「るろうに剣心 最終章 The Final」:アクションがおなかいっぱいすぎて   #るろうに剣心最終章 #るろうに剣心 

1_20210425233801 映画『るろうに剣心 最終章 The Final』は4月23日に公開されたとたん、25日から4都府県が緊急事態宣言でシネコンが休館になってしまったという運の悪い作品(スタートダッシュは好調だったようですが、そして4都府県以外では上映してるわけですが)。

シリーズ3作目から7年近い月日がたっているのですが、これまでのシリーズよりも物語少なめのアクション多め。でもこれまでだってアクションでおなかいっぱいって作品だったので、さすがに今回はもうアクション過多。このシリーズの超高速刀アクションの凄さは、世界に誇れるものだと大いに評価している大江戸ですが、さすがに今回はトゥー・マッチで途中から飽きました。それぞれのアクションに工夫を凝らしてることも、撮影までがどんなに大変かもわかりますが、でもだからこそもっと量を減らしてバランスを整えた方が、一つ一つのアクションも映えるってもんです。

一方ではドラマ部分が(少ない割に)妙にゆっくりじっくりと撮っていて、そっちはむしろじれったい。どうにもバランスが良くありません。

ポスターや予告編にも出ていないあの人やあの人も出て来て、助太刀してくれます。さすがは最終章。それにしても皆さん、7年のギャップを感じさせない若々しさ。でも、青木崇高の左之助って顔が変わってませんでした? ずっと別人が演じてるのかと思ってました(整形したの青木?)。 武井咲も大人になりましたね。まあ、お母さんですしね。

物語は一応これで完結したわけですが、6月4日からは『るろうに剣心 最終章 The Beginning』が公開されるわけです。ファイナルの後のビギニング。果たしてどういうことになるのでしょうか?(てか、日程変更とかもあるかも知れないですよね。)

 

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2021年4月24日 (土)

緊急事態で都内映画館の多くが休館だが…   #都内の映画館が休館 #都内でもやってる映画館 

昨夜の発表で、いきなり4月25日(日)から東京都に3度目の緊急事態宣言が発令されることになりました。てなわけで、明日から5月11日まで東京都の映画館は休館となります()。神奈川や埼玉や千葉はやってるのに! とはいえ、県境を越えてそっちに行っては緊急事態宣言の精神に反するので、そうも行きません。同様の理由でサッカー観戦にも行けないし…。

つまらないゴールデンウィークになりますね(ま、それなりに何かできることをやって楽しみますが、たぶん)

と思って落胆していたら・・・、WEBの「ぴあ映画生活」とか各映画館のサイトとか見てみたら、なんと!全滅かと思っていた都内の映画館が結構やってくれるみたいです! 武蔵野館とかシネマカリテとかヒューマックスシネマ渋谷/有楽町とかユーロスペースとか、独立系、ミニシアター系は結構(時短で)営業するんですねー。助かります。1,000超の映画館に休業要請を出して、都ではそれ以下の映画館にも協力を依頼するって報道を見たのですが、協力は「お断り」したんでしょうかねえ? そりゃあゴールデンウイークに営業できるかどうかは、今の状況において死活問題ですからね。しかもこれまで(飲食店と違って)映画館には協力金が出ていませんから。営業を続ける決定には、虐げられた者の「意地」を見るような気がいたします。

それでもTOHOシネマズとかSMT(ピカデリー)とかバルト9とかのシネコンは、軒並み明日25日から休業になっております。でも、池袋のグランドシネマサンシャインはなぜか「4月27日から(25日じゃなくて)」の休館ってことになっていました。明らかに1,000㎡以上あるんですけどね。謎です。独立系、ミニシアター系でも、シネスイッチ銀座とかシネクイントとかBunkamuraル・シネマとかは明日からの休館となっています。

昨日封切りになった『るろうに剣心 最終章』なんかは、出端をくじかれちゃいましたねー。東京、大阪、京都、兵庫以外では上映してるわけですが、そうは言ってもねえ。東京に空白期間ができるってことは、その後の全国の番組編成にも大きく影響してきますしね。 26日には米アカデミー賞の受賞式があるのですが、これでは興業におけるオスカー効果への期待(今年のノミネーションは特例で配信系が主流なので、『ノマドランド』ぐらいの話になってしまいますが)も、かなり低減してしまいますね。

二度目の緊急事態宣言の際が「甘かった」ので、その反省で規制を強化したってことなんでしょうけれど(百貨店などへの休業要請も含めて)、厳しいですねー。何としてもコロナを抑え込んで東京オリンピックの開催へってことなんでしょうけど。やっぱり普通に買い物ができたり映画を観られる日常ってかけがいのないものなんですねえ。

 

 

 

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2021年4月23日 (金)

ラブリーなアイスクリーム×3   #パルムショコラアンドミックスベリー #エッセルスーパーカップベリーベリーフロマージュ #ハーゲンダッツクアトロフォルマッジ

Dsc_0208_copy_450x800 やけに暑くなってまいりましたね。てなわけで、最近食べた素敵なアイスクリーム。

まずは、森永「パルム」の「ショコラ&ミックスベリー」。ミックスベリーソース入りのピンクのアイスクリームで、外側はチョコレート・コーティング。何と言っても、ベリーとチョコってのはテッパンの相性ですから、そして森永のアイスはチョコがうまいって決まってますから、そりゃーうまいっす。パルムって、期待外れが多いんですが、これは上々の出来でした。

 

Dsc_0151_center_copy_450x800  続いて、明治「エッセル スーパーカップ」のSweet’sシリーズの「ベリーベリーフロマージュ」。洋菓子寄りのやや高級路線(スーパーカップにしては)をSweet’s路線と称しているのでしょうけれど、いわゆる「スイーツ」ならアポストロフィーいらないじゃん! 

Dsc_0152_copy_800x450  ま、こちらもベリーとフロマージュ(チーズ)の相性は良いに決まっているので、なかなかの出来。スーパーカップのレベルを超えております。ブルーベリー果肉、ラズベリー果汁、カシス果汁を使っているんですね。

 

Dsc_0213_copy_800x450 そして最後に、ハーゲンダッツのクリスピーサンドウィッチ「クアトロフォルマッジ -4種のチーズとはちみつ-」でございます。

Dsc_0212_copy_450x800  これはいいっすよ! カマンベール、ゴルゴンゾーラ、ゴーダ、クリームチーズの4種のチーズをアイスクリームに使っていて、はちみつソースを加えて、カマンベールでコーティングしてある、それをゴーフルみたいなパリパリ皮ではさんであるのです。

 Center_0002_burst20210423212418344_copy_ とにかく色白で、とにかく魅惑的なおいしさ! チーズはそれほど強く主張せず、むしろはちみつの風味が勝っています。で、上質かつ繊細なおいしさがあります。さすがなのです。ブラボー!

 

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2021年4月22日 (木)

アップリンク渋谷が5/20閉館   #アップリンク #アップリンク渋谷 #アップリンク渋谷閉館

Img_uplink_logo アップリンク渋谷が5月20日をもって閉館するというニュースは、ちょっとショックでした。1995年の誕生から四半世紀。現在の神山町に移ったのは2004年だそうですが、実は大江戸がよく利用するようになったのは近年のことです。

東急本店からNHK方面に神山町を歩いて行った「渋谷の奥地」。普通のビルに入っていて、映画館と言った外観ではありませんが、現代の「二番館」「三番館」として、重要な役割を果たしてきました。他の劇場ではかからないようなアートフィルムを上映するのがもともとの機能でしたが、やがて他の劇場(シネコンを含む)での上映が終了した作品もいろいろかけるようになって、映画ファンにとってはありがたい存在でした。もちろん封切り作もあり、リバイバルもあり、特集上映もありです。

3つのスクリーンを持ち、その中の一つは、最前列が寝そべれるデッキチェアーだったり、ディレクターズチェアーがあったりと椅子がさまざま。でかいホームシアターみたいな趣きでした。試写室みたいな雰囲気のスクリーンもあったりして、個性的なミニシアターでした。

普通の共同ビルを使っているため、トイレが狭く古めかしかったり、通路が狭かったりしましたし、もちろんスクリーンは小さいのですけれど、映画を観る環境としては上等でした。トークショーなんかも、客席と間近な感じで。映画書籍やグッズの充実した売店や、カフェ・レストランも併設されてました。

報道を読むと、老朽化で設備を刷新しなければならない時期にコロナが直撃して、息の根を止められてしまったようです。まことに残念。毎年末から正月にかけて、その年に見逃した秀作・注目作を再上映する企画は本当にありがたかった(ベストテンを組むにあたって助けられました)ので、どこか引き継いでくれませんかねえ。ま、吉祥寺のアップリンクは存続するようなので、そちらでは残るのでしょうけれど。

こうなると、昨年の浅井社長のパワハラ問題は、この劇場の「晩節を汚した」感じにもなっちゃいましたねえ…。アップリンクは京都にもあるそうですが行けないので、残った吉祥寺はこれまで通り利用させていただきます&一層のご繁栄をお祈りいたします。

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2021年4月21日 (水)

今さらポカリスエット賛   #ポカリスエット #飲む点滴 #大塚製薬 #POCARISWEAT

Horizon_0001_burst20210418114804063_cove 今年になってからでしょうか、「ポカリスエット」がマイ・ブームなのです。何を今さらとお思いでしょうが、けっこうヘビロテで飲んでます。一番飲むのは、ランニング時の水分補給用として。片手に持ちながら、走ってます。結構長きにわたって「アクエリアス ビタミンガード」がランニングのお供だったのですが、近年は自販機でもお店でもほとんどお目にかかれなくなってしまったので、キリンの「アミノサプリ」か「キリンラブズスポーツ」がその後を継いでおりました。ただ最近は、ポカリなのです。

あとはおなかの調子がちょっとゆるかったり、胃の調子が思わしくなかった時なんかにも。もともとポカリスエットって「飲む点滴」とも言われるぐらいですから、病の兆しが見えたら飲むと良いに決まっているのです。風邪で熱が出た時なんかはお薬よりもコレってのは、大江戸の中では常識。でも昨年来、マスクと消毒の効果でまったく風邪などひかずに極めて健康なもので、そっちでお世話にはなってませんねえ。あと二日酔いの時なんかもバッチリですが、こちらも飲み会など全くないので、今は関係なし。

ポカリスエットって、発売されてからしばらくは「スイカ汁」とか言われて、けっこう多くの人から嫌われていた印象があるのですが、経口補水液のあの飲みにくい味を知ってからは、「なんておいしいんだろう」って感じです。スポーツドリンク系の中でも、「ザバス」とか「ゲータレード」とか「アクエリアス」なんかは味が濃くてたまらんですし(特にザバスが激甘!)。いい線行ってますよ、ポカリ。飲んでて、「体にいい感」が沁みわたっていきますもん。

ただ、大塚製薬のドリンクって、自販機でもお店でもあまり安売りはしないので、他社の商品に較べると割高な印象。それで大江戸もけっこう近寄りがたいと思っていたのですが、走る界隈の自販機では120円・130円・140円・150円・160円があることを実地調査しました。なので、「120円か130円なら買い」「150円か160円ならやめておけ」というルールを自分の中で適用しております。

「POCARI SWEAT」の“sweat”は「汗」(しかも肉体労働的な臭い汗のイメージ)だってことで、海外展開時には「POCARI」という名にしたとか聞いたことがありますけど、「カルピス」が“cow piss”(牛のおしっこ)に聞こえるみたいな「英語あるある」ですね。

 

 

 

 

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2021年4月20日 (火)

「砕け散るところを見せてあげる」:ジャンルを超えた怪作にして快作   #砕け散るところを見せてあげる #石井杏奈 #中川大志 #SABU

1_20210420224801 映画『砕け散るところを見せてあげる』は、昨年5月8日の公開予定だったのが1年近くたってようやく日の目を見ました(4月9日公開)。撮影からだと2年半後の公開ってことで、そういえば清原果耶がやけに幼かったですもんね。

いやー、驚きました。あまり前情報は入れてなかったので、まさかこんな作品だとは! SABU監督作品だということで観たのですが、近年あまり撮っていない彼の復活を告げるような見事な力作にして怪作。ジャンルを限定できない珍妙な、でも最終的には感銘を受ける衝撃作でした。(以降少々ネタバレあり) なにしろ青春ラブコメにして、社会派にして、人情劇にして、犯罪ものにして、ヒーローものにして、ホラーにして、感動の親子ものでもあるという…それが成功してるって、いったい何なんだ??

中でもいじめやDVがらみの部分は、力が入ってました。観てるこちらの感情もかき立てられました。それにしても、後半のまさかの展開にはあっけに取られちゃいます。

成功の大きな要因になっているのが、石井杏奈と中川大志の芝居。特に石井のいじめられっ子とその変化が圧巻。この人、うまいですよねえ。演技力爆発でした。 (今と比べて)やけに若々しい中川も、石井との掛け合いがグッド。とりわけコミカルな場面ではサイコーです。そして清原果耶も、いいニュアンス出してました。

127分のこの作品、ダレ場はなく面白く観られますが、さすがに一つ一つのシークェンスが長過ぎだろと思う所がいくつかあり、そこはちょこっと減点でした、でも、それを上回るヘンテコな魅力やピュアな魅力がいっぱいあるのです。伝説のカルトムービー候補生ですね。

それはそうと、このタイトルってどういう意味なんでしょう? 原作がそうだからなんですけど、ネットで原作者の説明とか読んでもよくわからないんですよねー。困ったもんです。

 

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2021年4月19日 (月)

「BLUE ブルー」:負け続けるボクシング映画   #BLUE #ブルー #映画ブルー #吉田恵輔 #松山ケンイチ #ボクシング映画 

1_20210419225401 映画『BLUE ブルー』は、吉田恵輔監督のボクシング映画。『純喫茶磯辺』や『さんかく』や『ヒメアノ~ル』や『犬猿』など、人間の心の暗部にぐいっと手を入れるような良作を作り続ける吉田監督がボクシング映画??と思いましたが、クレジットには「監督・脚本・殺陣指導」と出てました。何と、監督は中学以来30年ほどもボクシングをやっているそうで、なるほど満を持しての企画だったのですね。

素晴らしい作品です。でも、昨年末に『アンダードッグ』が公開されてしまったことは、この作品にとって不幸でした。大江戸が昨年のベストワンに選んだあの傑作と較べると、試合シーンの迫力だとか、いろんなドラマだとかが、どうしてもちょっと弱いかなと思えてしまうのです。いや、でもこの作品も大好きなんですけど、…2年連続でこんなボクシング映画の名作が誕生するとは!

松山ケンイチはやっぱり憑依型の役者ですね。『聖の青春』で20㎏もの増量をしたかと思えば、本作では体を絞ってボクサーの肉体、ボクサーの動きを確実にものにしました。まさにデニーロ・アプローチです。ボクシングのトレーニングにも2年かけたそうですし! で、彼の抑制を効かせた芝居がいいんだ、これが。大江戸の主演男優賞に、少なくともノミネートだけはしておきたい感じです。彼と東出昌大、柄本時生とのアンサンブルも生きてますし(この3人、奇しくも『聖の青春』でも共演しているのです)。木村文乃のからませ方も悪くありません。キャストの好演のおかげもあり、(言葉や行動に出ていない)心の中が交錯し葛藤する、質の高い人間ドラマになっています。

それにしても、ほとんど負け試合ばかりのボクシング映画です。主人公も負け続け、ほかの選手もだいたい負けます。ボクシングの過酷で危険な面、辛く苦しい面ばかり描かれる作品でもあります。根底にボクシングへの愛がありながら、こういう作品になっているひねくれ方がまた吉田恵輔らしいところと言えるでしょう。「陰」の人です。とはいえ、いつもと較べれば格段にまっすぐで闇の少ない世界ではありますけどね。

ボクシングジムの会長役のおじさんは誰なんでしょうか? 役者さんたちの中だと、違和感たっぷり。そして、アゴがない! 何とも不思議なアゴなし顔のインパクトでした(デイヴィッド・リンチが好みそうな顔)。

 

 

 

 

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2021年4月18日 (日)

「街の上で」:シモキタ版アニー・ホール   #街の上で #今泉力哉 #下北沢 #アニーホール #若葉竜也 #中田青渚

1_20210418230801 映画『街の上で』は、今泉力哉監督が下北沢を舞台に撮った恋愛映画の秀作にして上質のコメディー。いやー、面白かったです。たくさん笑えて、ちょっぴりキュンキュンしました。『愛がなんだ』と並ぶ傑作です。

一応主人公は若葉竜也なのですが、彼はむしろ「定点」というか無機質な狂言回しで、彼の周りを女子たちがそれぞれの個性で動き回っているような映画。まあ男子たちもいますけど、今泉監督が描きたいのはあくまでも女子なんだろうなって感じました。まあ、あと主人公を「軽度のダメ男」として描きたかったのかも知れませんね。

で、穂志もえか、中田青渚(せいな)、古川琴音、萩原みのりの4人がそれぞれに素晴らしくて、彼女たちと若葉竜也の掛け合いが、ほんとリアルであり巧みであり、さすがなのです。脚本は今泉力哉と大橋裕之! あの『音楽』や『ゾッキ』の原作マンガ家である大橋裕之がかんでいたのですね。なるほど、だからこのオフビート感が…。何にせよ絶妙なダイアローグです。終盤の路上での5人の掛け合いには、大笑いしました。

普通の映画よりはカメラが引き気味で、セミロング・ショットぐらいの絵が多いのです。そのサイズでの長回しも多いのです。この長回しがことごとく見事なのです、言葉の掛け合いがサイコーで。

街を重要な舞台としつつ、会話で綴るコミカルな恋愛模様って意味で、観ている間ウディ・アレンの『アニー・ホール』が頭に浮かんでいました。センスの良さ、都会で暮らしてる感覚、会話劇としての巧みさ、知的な感じ、そしてちょびっと哀感…。軽いスケッチを積み重ねる感じが、いかにも『アニー・ホール』です。

大江戸は下北沢には深い縁があるのですが、「ああ、あそこね」「ここは、あそこかあ」が続く映画ってのも楽しいものです。 あと大江戸は東京人なんで関西弁に萌えることはないのですが、本作で中田青渚がゆったりと話す関西弁はかなりカワイイと思ったのでありました。

それにしても、この映画ってコロナで1年ほど公開延期となったのですが、そのおかげで若葉竜也と成田凌が話す「朝ドラネタ」が、1年前とは違った意味を持って聞こえます。二人は現在放送中の『おちょやん』に出演しているのですが、撮影時にはもう朝ドラ出演が決まっていたのでしょうかねえ?

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2021年4月17日 (土)

堅守湘南、神戸と0-0   #湘南ベルマーレ #ベルマーレ #湘南対神戸 #堅守湘南

Dsc_01892_copy_881x643 レモンガススタジアムで湘南vs.神戸を観戦。またしても雨中観戦です。昨季は雨がなかったのに、その反動のように今季のホームゲームは雨天率が高いっす。でも先月のセレッソ戦のような豪雨ではなかったので、この程度ならオッケーです(それでも煩わしいけど)。特に寒くはなかったし。

Dsc_01962_copy_1068x643 雨ガッパでライトグリーンに染まった客席は、アウェイサポーター席以外は売り切れ。それでも4700人程度の入りでした。1万3千とか4千とか入っていたことが、既に信じられない気がします。

ベルマーレクイーン3人も、今日は丈の長いグラウンドコートを着ての応援。円陣ダッシュに合わせてトラックをダッシュするってのも、もう定着しましたね。

Dsc_01912_copy_1004x643 試合は最近の「堅守」ベルマーレらしい展開で、結局スコアレス・ドロー。残り15分ぐらいからは互いに「まあ、勝ち点1ならいいか」って雰囲気が漂っていたような…。でもヴィッセルのタレントたちを相手に、むしろ押し気味にチャンスを多く作っていたのはベルマーレ。相変わらずの決定力の無さが残念です。っていうか、ウェリントン待ちです。もっと早く入国できていたら、こういう試合をいくつか勝てていたろうにね(タラレバです)。

Symmetry_0002_burst202104171534243562_co キーパー谷はいきなりイエローカードをもらったものの、それ以降はさすがの実力。石原広教の頼もしき安定感。舘の猛烈な推進力。そして、山田直輝の攻守にわたる奮闘。ヤーマン、今日は特に守備面で見事なプレーが目立ちました。

Dsc_01972_copy_1024x643 それに比べると攻撃陣は、あと一つ二つ物足りません。大橋の奮闘と献身はわかるけど、そろそろ1点目を決めてくれないと! 町野もチャンスを外し続けるし。石原直樹も今年はパッとしませんね。ボールが収まりません。

今日はケガ明けの梅崎司がようやくベンチ入りしました。この試合の湘南は珍しいことに二人しか選手交代をしなかったので、復活はお預けとなりましたが、まずは戻って来ました。畑や中村もどんどん戻ってきてほしいし、ダブル・ウェリントンの合流も待たれるところですが、全部揃ったら今度は誰を出すのか迷いそうですね。

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勝ち点を一つ積み上げて、暫定 13位。まあ、今年はとにかく粘り強く勝ち点を貯えることが重要です。「暴れん坊」はしばらく休止でいいから、この調子でまいりましょう。そして上位との対決が多かったこの 6試合は負けなし(うち1試合はルヴァンカップのグループリーグ)。6試合で、たったの1失点でした!スゴい!! 3試合連続のクリーンシートでもあります。エライ!! 次節からは下位チームとの対戦が続きます。しっかり勝つ番です!3ポイントを積み重ねてまいりましょう!

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2021年4月16日 (金)

金兵衛の銀だら西京焼き弁当=最強!   #金兵衛 #銀だら西京焼き弁当  #代々木上原

Dsc_01443_copy_768x1066 テレビ局の仕出し弁当などで有名な「金兵衛」。金兵衛の「銀だら西京焼き弁当」と言えば、芸能人が大好きなお弁当として有名だって、素人の小生でも知っております。

で、もうひと月ほども前になりますが、買いました!食べました!感動しました!

金兵衛さんのお店は代々木上原の駅からほど近い所にあるのですが、いつもお昼前から行列ができているのをジョギングの道すがら確認したりしておりました。でも利用したのは今回が初めて。もともと「魚屋さんのお弁当」ってふれこみの店なのですが、ハンバーグとかとかしょうが焼きとかも扱っております。とはいえ、やはり本命は魚系のお弁当。その中でも有名なのはこの「銀だら西京焼き」(今、「最強焼き」と変換されました。当たってますね)。たしか税込1,320円。

お店は10時半開店で、売り切れたら終わり。大江戸がジョギングがてら11時頃に赴くと、既に15人ほどの行列。待つのは大嫌いなのですが、しょうがないので列につきました。見ていると、コロナ対策で一人ずつしか店に入れてません。前の客が買い終えて出て来ると、次の客が入って選ぶ。これの繰り返しですが、一人1-2分かかっていて、なかなか進みません。かなり「まだかなあ」感が強いです。結局20分ぐらい待ってようやく入店。お目当ての「銀だら」が残っていたので、パッと買って30秒ぐらいで出ました。いいね。江戸っ子気質ですね。

Dsc_01454_copy_768x945 持ち帰って開けると、おお、上がおかず、下がごはんの二段構造。主役の銀だらのまわりには豪華な脇役たち--玉子焼きに魚卵まぶしの糸こんにゃく、枝豆、パスタサラダ、ひじき煮に漬物。

さてお味は、・・・うぉー、やっぱりうまいです! 銀だらの甘みとコクと脂がもうサイコー! これはさすがに素晴らしいですね。焼き魚のチャンピオンです、イタリア語だとカンピオーネです。で、脇役たちもそれぞれにいい仕事してまして、それぞれが感心するほどうまいのです。いやー、評判通りのクォリティ。さすがです。流石です。お値段に見合う価値がありますね、これは。

もっとずっと安いお弁当もいろいろありましたし、魚だって鮭とか鰆とか鯖とかムツとかいろいろあります。いろいろ試してみたいんですけど、何しろ休みの日に並ぶ覚悟で代々木上原まで行かないとダメなのが、なかなかのハードルなのです(京橋や日本橋にもお店があるんですけどね)。 まあ、またご縁があったらってことで。

 

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2021年4月15日 (木)

サッカー女子代表の圧勝2連戦を見て   #サッカー女子日本代表 #なでしこジャパン #岩渕真奈 #長谷川唯 #北村菜々美 #宇津木瑠美

サッカー女子日本代表の国内親善試合2連戦、日本vs.パラグアイ、日本vs.パナマをテレビで見ました。

どちらの試合も7-0の圧勝。現在のFIFAランキングでは、日本が10位なのに対してパラグアイは48位、パナマは59位とかなり格下チーム。2試合とも日本が一方的にボールを支配して、相手はハーフウェイラインを越すことさえ少ない状況。いくら何でも、オリンピック100日ちょっと前の大事なこの時期にこのマッチメイクじゃ意味ないでしょ?と思っちゃいます。でも考えてみれば、協会だってそんなことは百も承知でしょうから、コロナ禍の今、マッチメイクの困難さは尋常じゃないのでしょうね。

気持ち良くボール奪取ができて、気持ち良くボールを回せて、気持ち良くシュートが決まりました。とはいえ、外したシュートも多かったんですよねー。本番でシュートチャンスもそんなにない中だったら、あんなに外しては勝てません。

岩渕真奈、やっぱり素晴らしかったですねー。調子良さそうです。そして、相変わらずのスタミナ。あれだけ走り回って守備をするのは、凄いことです。菅沢との凸凹コンビも、相性良さそうです。 そして長谷川唯も調子が良くて、技術の冴えを見せつけてくれました。あの足元、あの判断、あのパス、あのループ。いやー、天才です。なでしこ史上最もうまい選手なのではないでしょうか。 あと、なでしこジャパンのW杯優勝から10年、いまだに鮫島がレギュラーってのも凄いことです。

そして大江戸の最近のごひいきは北村菜々美。左右のSBをはじめいろんなポジションができますが、21歳なのにプレイが渋いんです。あまり派手なプレイがなくて、いぶし銀のように堅実。しかもプレイの選択とか位置取りとかが、玄人好みの地味な効き方をしているのです。顔は超カワイイのに。  一方、長年の大江戸のごひいき=宇津木瑠美選手が、最近は高倉ジャパンに入らないのが残念です。

パナマ戦の舞台は新国立競技場でした。さあ彼女たち、オリンピックでは決勝のこの地にたどり着けるのでしょうか?(てか、本当にやれるのでしょうか?)

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2021年4月13日 (火)

「ザ・スイッチ」:入れ替わりホラー・コメディ   #ザスイッチ #入れ替わりもの #ブラムハウス 

1_20210413232501 映画『ザ・スイッチ』(原題=FREAKY)は、例えば『君の名は。』のような「男女入れ替わりもの」ですが、殺人鬼と女子高生の入れ替わりという奇抜なアイディアがミソ。ホラー&コメディ仕立てです。

それにしても、『転校生』('82)以降日本映画のお家芸のようだった「男女入れ替わりもの」ですが、必ずと言っていいほど、自分で胸を触ったりトイレで大騒ぎになったりって場面がありますよね。もはや古典芸能です。先日最終回を迎えたTVドラマ『天国と地獄 ~サイコな2人~』は殺人鬼と女刑事が入れ替わるって設定なので、割と本作に似てますよね(見てなかったけど)。個人的には毎回「入れ替わるなんて現象、ありえないだろー!」と、ひっかかっちゃうんですけどね。

ホラー部分は『13日の金曜日』をはじめとする’80年代のスラッシャーを想起させる作りになっております。コメディ部分も同じ頃のおバカ青春ものみたいです。で、そこらが混ぜ合わさった奇妙な作品なのですが、切れ味はそんなに良くありません。なんかカットが間延びして長いし、スローです。102分の作品ですが、90分以内にまとめた方がテンポが良くなったでしょうねえ。

あ、でも主演の2人(ヴィンス・ヴォーンとキャスリン・ニュートン)はなかなかの芝居でした。それぞれの感じを、性別を超えて上手に演技しておりました。

製作の「ブラムハウス」は、近年『ゲット・アウト』『アス』『透明人間』などの新感覚ホラーを連打しているプロダクション。今後も要注目でしょうね。

 

 

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2021年4月12日 (月)

「ホムンクルス」:困ったもんだ、ネトフリ!   #ホムンクルス #綾野剛 #成田凌 #ネットフリックス

1_20210412225401 映画『ホムンクルス』は「特別上映」ってことで、各種割引除外の1,900円均一でした。なんでこれが「特別上映」??って、不思議に思って調べてみたら、わかりました。これはネットフリックス作品で、4月22日に世界配信スタートとなるので、その前に期間限定で行う劇場先行公開ってことで「特別」なんだそうです。

あの山本英夫(『殺し屋1』)の人気マンガが原作だそうですが、大江戸は読んだことがありません。不安要素は監督が清水崇だってこと。大江戸はこの人の演出力には全く信頼を置いておりませんのですが、まあ今回もそれを覆すことはありませんでした(でも、いつもよりかはマシでした)。いろいろと派手な仕掛けやVFXを用意してはおりますが、それらが心を揺さぶることはありませんでした。

綾野剛と成田凌はいつもながらに憑依しての熱演。二人の芝居合戦になっております。それぞれのエピソードを受け持つ内野聖陽、石井杏奈、岸井ゆきのも頑張ってます。だけど、心に響く映画にはなっておりませんでしたねー。そして、またしてもヘンタイ的な役を喜々として演じる成田凌。面白いヤツですねー。

いずれにしても「特別料金1,900円均一」に値するかと言われれば、否って感じです。そもそも、配信がすぐ先に控えているなら、むしろ1,000円均一とか安くしてしかるべきではないでしょうか?映画ファンや綾野剛ファンや成田凌ファンの弱みにつけこんで… 困ったもんだ(悪い奴だ)、ネトフリ!

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2021年4月11日 (日)

「バイプレイヤーズ ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~」:バイプレまつり   #バイプレイヤーズ #脇役 #役者 #テレ東

1_20210411225701 『バイプレイヤーズ ~もしも100人の名脇役が映画を作ったら~』は、テレ東の深夜ドラマ(シーズン3が先日終わったばかり)の映画化。まあ、映画化らしく華やかにオールスター…いや、オールバイプレイヤーズ顔見世興行になっております。

バイプレウッドでの各局のドラマをめぐるあれこれってことで、シーズン3の続きみたいな作りです。で、シーズン3はちょっと異質なテイストを持っていたってことがありまして、もともとこのドラマが持っていた「味」とは、ちょっと方向が違って来ちゃってるかなあーって感じではあります。まあ、でも悪くはありません。最終的には映画への愛とか、役者って面白いねって感覚は残ってますから。この番組のファンには、楽しめる内容になっておりました。

メインの4人(田口トモロヲ、松重豊、光石研、遠藤憲一)は出番が少なめで、影が薄くなっております。その逆に、役所広司、天海祐希、有村架純といった主役級の方々も登場しています。(以降ネタバレあり) そして最後にこのドラマゆかりの(もともとはメインキャストの長だった)大杉漣さんが写真で登場します。これにはもう無理矢理じーんとさせられちゃいますねえ。

それにしても、100人も登場しちゃうと、ここに入ってない役者さんは不安になったりしないのでしょうか? まだまだいっぱいいますもんねー。でも、公式サイトの「登場するバイプレイヤー100人の図鑑です。」って書いてあるコーナーを数えてみたら、85人しかいませんでしたー(正確には84人と1匹)。それってギャラのため? ちょっと気になってしまいました。

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2021年4月10日 (土)

「ノマドランド」:タフでなければ生きていけない   #ノマドランド #アカデミー賞 #フランシスマクドーマンド

1_20210410230401 映画『ノマドランド』は、映画賞総なめでオスカーにも最も近いであろう作品。何しろ今年のアカデミー作品賞候補の中で、唯一ハリウッド・メジャースタジオの作品ですし(コロナ対応で、メジャーがほとんど新作公開をしなかったため、例外的に配信作品も候補になったので)。大江戸としても、配信系に作品賞を獲られるのは嫌なのです。

それはそうと、FOX SEARCHLIGHT PICTURESがただのSEARCHLIGHT PICTURESになってからあのオープニングのムービーロゴ(?)を初めて見たような気がします。音楽もつくりも一緒なんですけど、あの建造物みたいになってるロゴにFOXの文字がありません。あ、ちなみに「FOXサーチライト」は中級予算でアート寄りの作品、「20世紀FOX」は大予算の娯楽作って区分けがあったのですが、後者も既に「20世紀スタジオ」って名前になっているようです。名前が変わってからの作品が来ないから、実感ないんですけど。はい、そこらの理由を知りない方は、こちらをどうぞ↓

https://eiga.com/extra/hosono/62/

で、話戻って『ノマドランド』ですが、うーん、良いようなそうでもないような…。確かに現代アメリカの負の現実を描いた社会派作品で、フランシス・マクドーマンドはいつも通りハードボイルドで巧いのですが…。一方ではかなりドキュメンタリー的に実在のノマドたちを登場させたりしていて、新しいといえば新しいけど、映画的な起伏や巧緻さという意味では物足りないのです。そのため、心に迫る度合いも「中ぐらい」。経験的にはそういう作品って、やはりドラマティックな作品に較べて歴史を越えて残っていかないんですよね。10年、20年たつと、埋もれていっちゃうんです。

でもフランシス、たくましいですねー。大江戸だったら、寒さに弱かったり、胃腸も弱かったりするし、こんなにタフには生きられないと思います。

映像の美しさも話題になっておりますが、これまた今一つ。そこまで素晴らしい絵が撮れてるとは思えません。中には、マジックアワーの美しい空とかありますけど、全体的には「まあまあ」ってところではないでしょうか。 あとデイヴィッド・ストラザーン、素敵な年の取り方をしてますねえ。「カッコいいじいさん」でした。

 

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2021年4月 9日 (金)

「たのしめてるか。湘南ベルマーレ2020フロントの戦い 問われる真価」   #湘南ベルマーレ #たのしめてるか #ベルマーレ

Dsc_01845_copy_600x819 『たのしめてるか。湘南ベルマーレ2020フロントの戦い 問われる真価』(水谷尚人、池田タツ・産業能率大学出版部)は、2016、2018と続いてきたシリーズの第3弾。規則正しく2年ごとに発行されていますね。サポーターとしては、興味深くもちゃちゃっと読めちゃう本です。

今回は2019シーズン後半のパワハラ問題~コロナ禍というドラマチック要素があったため、そこを中心に2019、2020シーズンのベルマーレの戦いを主に裏側、つまりチーム関係者の側から描いていきます。浮嶋敏監督、真壁潔会長、高橋修(サポーターのコールリーダー)、島村毅、坂本紘司スポーツダイレクター、水谷尚人社長らの目から見た苦難の日々を、インタビューを多用しながら構成してあります。

だいたいは「ああ、そうだったよねえ」で、たまに「へー、そうだったのか」が入る感じ。昨年の連敗はやはり従来の湘南の「とにかく縦に早いカウンター・サッカー」から、「従来にプラス、遅攻も織り交ぜたサッカー」への変更において選手間の考え方に差があり、なかなかうなくいかなかったってあたり、「ああ、やっぱり」って感じでなるほどなるほどでした。

監督はじめフロントの方々、負けが込んでくるといつもネットの掲示板なんかでボロクソ言われてますが、これを読むと、かなり擁護した書き方になっているので、両者を合わせるとバランスの良いものの見方ができるような気がします(てか、大江戸はもともと擁護派ですけど)。

毎回思いますが、なかなか勝てないし、毎年良い選手から引き抜かれるし、お金はないし、それゆえに技術の高い優秀な選手は(日本人、外国時共に)なかなか取れないし…。それでも経営、裏方、選手、スタッフ、サポーター、関係者一同が一体となって奮闘しているし、だからこそ応援してあげたくなる魅力を持った特殊なクラブ、それがベルマーレなんですよね。そういった苦労も含めて、「たのしめてるか。」ってことでしょうね。

 

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2021年4月 8日 (木)

バーニーズ新宿が閉店しちゃいましたね   #バーニーズニューヨーク #バーニーズ新宿店

Dsc_01813_copy_605x891 ちょっと前の話になりますが、2月28日をもってバーニーズ・ニューヨーク新宿店が閉店しましたね。1990年のオープンだそうなので、約30年の生涯だったわけです。なむなむ。現在もまだこんな感じで、白と黒のアールデコっぽいデザインを残しています。

Dsc_01242_copy_1024x605 近年は三越伊勢丹の手を離れて、セブン&アイの持ちものになっておりました。セブン&アイになってから、売場も商品もダメになったなんて声もネットには出ていますね。

日本デビュー時はバブルのさ中だったわけですが、当時からバカ高いモノばかりのお金持ちの店って感じでした。ドアマンをつけたのも、日本の店としては(初めてではないにせよ)非常に珍しいケースでした(今はラグジュアリー・ブランドのショップはみんなつけてますけれど)。

Symmetry_0001_burst20210307131233713_cov ま、正直その後はほとんど入ったことないんですよね。でもその後、横浜店や銀座店ができたので、そっちには行きました。

Symmetry_0002_burst202103071312413334_co どのお店もショーウインドウが素晴らしいのは共通しておりました。それはもともとニューヨーク・マンハッタンのバーニーズのウインドウが、アート感あふれるトンガリ方で有名だったからなんですよね。

Dsc_01272_copy_921x605 大江戸も1990年代~2001年に(たしか)3度ほど、マンハッタンのバーニーズ・ニューヨークに行きました。小ぶりなお店でしたが、当時はやっぱり輝いておりましたよねー。それが2019年に経営破綻して、2020年の2月にニューヨークをはじめ全米の主力店舗を閉鎖して、97年の歴史に幕を下ろしました。うーん、栄枯盛衰、諸行無常ですねえ。

 

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2021年4月 7日 (水)

「マンディンゴ」:アメリカの黒歴史   #マンディンゴ #リチャードフライシャー 

Main_20210407223401 映画『マンディンゴ』は、1975年作品のデジタル・リマスター版での再公開。46年ぶりです。大江戸は初見ですが、見てください、このポスター。『風と共に去りぬ』のパロディーになっております。そして公開当時はこっちがキワモノ(とはいえ、有楽座で公開したのですが)で、『風と共に去りぬ』は映画史上最高級の名作だったのに、今や『風』は黒人差別的作品だとして名声が地に落ちかかっていますもんねえ。時代の流れというのは、すごいもんです。

で、こっちの方の再評価の裏には蓮実重彦一派のリチャード・フライシャー再評価のムーブメントがあるようで、それはそれで(蓮実嫌いの大江戸にしてみれば)嫌な感じです。いずれにせよ、近年は「えっ、あの作品が?!」って感じの再公開が多くて(クローネンバーグとかベルモンドとか…)、それに関してはちょっと嬉しく思っていたりします。早くケン・ラッセルやりましょうよ。

『マンディンゴ』はまあ「映画史上最大の問題作」というコピーの割には、そこまで物凄い作品ではありませんでした。常識的範疇で納まっております。アメリカ合衆国の黒歴史。時代時代で変わっていく人々の考え方…とはいえ、ひどいもんですね。リチャード・フライシャー監督は、かなりホラー的な絵作りで、淡々と描いていきます。

ラストもモヤモヤと後味が悪い感じ。現代のアメリカに住む白人の方々にとっては、観ていて非常に居心地の悪い映画なのでしょうね。できれば歴史に埋もれさせたいぐらいに…。

 

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2021年4月 6日 (火)

「水を抱く女」:溝口を見習おう   #水を抱く女 #ウンディーネ #パウラベーア #雨月物語

1_20210405230901 『水を抱く女』は、ドイツ映画。大江戸も最近はなかなか観ませんねー、ドイツ映画って。神話の『オンディーヌ(=ウンディーネ)』を下敷きにした現代版の創作ですが、うーん、「で?」「だから何?」って感じですねー。ちなみに本作の原題は『Undine ウンディーネ』。主人公の女性の名前でもあります。

(以降少々ネタバレあり) ファンタジーなのに、ごくごくリアルに物語を描いていくので、突然「破調」が訪れるところで「えっ???」となってしまいます。「そりゃないでしょ」とか「何を見せられてるの?」って感じ。こういう「この世の者でない」系の寓話っていうのは、溝口健二の『雨月物語』みたいに上手にやってもらわないと、観ていて戸惑っちゃいます(まあ、格が違うかな)。リアルとファンタジーのバランスが悪いんですよね。失敗作だと思うけどなあ(ベルリン国際映画祭で「銀熊賞」を取ったりしていて、一部では高評価ですけどね)。

主演女優=パウラ・ベーアって1995年生まれなんですってね。ってことは、今年26になるので、撮影時は24か25でしょ。見えないー! 落ちつきといい、シワとか肌の様子から40歳ぐらいかと思ってました。びっくりです。しかもベーアのスペルは「Beer」。ビールが飲みたくなるお名前です。「水のように」ビールを飲むって感じでしょうか?

 

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2021年4月 5日 (月)

てんやの桜海老天丼、桜えび増量!   #てんや #桜海老天丼 #桜えび

Dsc_01582_copy_1024x889 2月後半からから「てんや」で出てますよね、この季節ならではの「桜海老天丼」。大江戸は桜えび好きなので、この時期にはなんだかんだ一度は食べてしまうのです。

ただ、これまでは食べてはみたものの今一つ満足できないというか、「もっと桜えび感が強くてもいいんじゃないの?」って感じに物足りなかったのです。ところがところが今年はですね、違うんです。桜えびを増量したってことでアピールしておりまして、それなら試さざるを得ないでしょう。三つ葉入りの桜えびかき揚げ+鰆(さわら)天+タケノコ天+広島菜(青じそ風味)。これに味噌汁がついて780円(税込)です(総額表示になったので、もう「税込」って書かなくてもいいかなあ)。

Dsc_01592_copy_1024x821 で、これは満足! 桜えび感が十分に出ています。かき揚げ自体、例年よりもずっと赤っぽい色ですし。風味も強くなっております。桜えびファンとしても、納得レベルです。鰆も魚へんに「春」ですし、タケノコといえば春ですし、いやー、春爛漫の丼ですねえ。おいしゅうございました。

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2021年4月 4日 (日)

「騙し絵の牙」:モヤるエンタテインメント   #騙し絵の牙 #吉田大八 #池田エライザ

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映画『騙し絵の牙』は、コロナ禍で何度か公開が延期され、ようやく1年近く遅れての公開となりました。エンタテインメントとしてよくできた原作を、吉田大八監督が達者な手つきで料理したって感じです。今回はおなじみの「人間の不可思議」にまでは踏み込みませんでしたね。出版業界周りの一クセも二クセもある連中の群像劇となっております。

でもあくまでも中心は大泉洋なのですが、(原作小説をアテ書きされたという)洋さんはいつもより控え目に、クセを抜いた芝居に終始しています。その分まわりがクセつよ軍団ですからね。長髪のカツラをかぶった國村隼さんは、いかにもの作家ぶりだし、まん丸眼鏡の佐野史郎さんをはじめ、木村佳乃も小林聡美もいかにも文芸界の人々だし、佐藤浩市の風格のぁるタヌキっぷりも、斎藤工のキザな曲者っぽさも、中村倫也のボンボンだけど実はデキるって感じも、過去に見覚えがあるけど柄に合った役ですよね。

大江戸のイチ押しは池田エライザ。モデルの枠に納まらない異能ってところが、ご本人とも共通する枠柄で、そこらへんの虚実の被膜を繊細に演じ切っています。この人やっぱり大したものです。NHKの『The Covers』で、松田聖子の『Sweet Memories』を歌った時の凄さには感動しましたもんねえ。

面白く展開させて来ても、最後になんだかモヤモヤ感が残るあたりは、やっぱり吉田大八。こんなにスッキリしない映画ばっかり作ってるのに(特に近作の『美しい星』『羊の木』あたりは特に)、コンスタントにメジャーで撮れているのですから、やはり才人なので周りの人々が惚れ込むのでしょうね。それとも、騙しのテクニックがあるのかしらん?

 

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2021年4月 3日 (土)

「ゾッキ」:九条ジョーの怪演がヤバイ   #ゾッキ #映画ゾッキ #竹中直人 #山田孝之 #斎藤工 #九条ジョー

1_20210403235901 映画『ゾッキ』のゾッキとは、バカ安で売ってる新古本のこと。そういう題名の大橋裕之(マンガ家)の初期作品集が原作だからなのですが、大橋と言えば昨年公開されたアニメーション『音楽』の原作者。妙ちくりんでオフビートな笑いの人なのですね。

竹中直人・山田孝之・斎藤工の3人監督です。竹中が音頭を取って、一番多くのエピソードを手掛け、山田・斎藤もいくつかを手掛けているようです。監督さんたち三人ともメインは役者ですから、役者の生かし方はうまいもんです。吉岡里帆も、竹原ピストルも、森優作も、いいですよ。

そして圧倒的に印象的なのは、長身で坊主頭でメガネの九条ジョー。この人、吉本の芸人さんなのだそうですが、大江戸は全然知りませんでした。本当にヤバイ感じかつ嫌な感じの強烈なキャラクター。悪夢のような怪演です。今後絶対、ヤクザとか殺人鬼とか異常者とかアクの強い悪役として売れっ子になると予言しておきましょう(お笑いやめて、役者に専念したほうがいいですよ)。

でも、全体的には面白さは中ぐらい。ヘタすりゃ中の下ぐらいでしょうか。けっこう間をたっぷりとっているシーンが多くて、いくらこの世界だからゆったりとと言っても、さすがに間延びしていました。こういうのを成功させる際の匙加減というのは、かなり難しいものですね。

オープニングタイトルが『ウルトラQ』のあのぐるぐるのパロディーになっているのですが、その前に出ていてナレーション的独白を聞かせていたのが、石坂浩二。そう、若き日に『ウルトラQ』のナレーションを担当した石坂さんなのでしたー。

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2021年4月 2日 (金)

「きまじめ楽隊のぼんやり戦争」:きまじめでぼんやり   #きまじめ楽隊のぼんやり戦争 #前原滉 

1_20210402224201 映画『きまじめ楽隊のぼんやり戦争』は、相当風変わりな風刺反戦映画。シュールで素っ頓狂なオフビート・ギャグが続いて、「コント集」のような趣さえあります。でも訴えようとしているものは、きわめてまじめ。それをまじめな作風で描いていきます。

なにしろ主役があの「影の薄い」前原滉です。いつものようにメガネをかけることすらしていないので、ますますもって影が薄く、どんな顔だったかおぼろげなくらいです。その代わり脇は濃い人たちだらけ--石橋蓮司に片桐はいりに嶋田久作にきたろうに今野浩喜に竹中直人。ねっ、濃いでしょー。

ただ、このヘンテコな調子の珍奇な日常描写が、来る日も来る日も同じ調子で続いていくもんで、すぐに飽きます。しかもテンポが悪くて、上映時間も105分あるもんですから、中盤以降はかなり退屈します。そして、結構イライラするような会話が多いものですから、こっちもイライラが募ってきます。うーん、「きまじめ」に作ってはいますが、最終的には失敗作ではないでしょうか?

テーマ性はわかりやすく存在するのですが、あたりまえすぎて迫って来ません。終幕の寓意も効いているような、いないような、戦争の怖さが伝わるような伝わらないような、そのあたりも「ぼんやり」としているのです。

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2021年4月 1日 (木)

マックのチョコいちごパイとヤッキー   #マクドナルド #ずるいチョコいちごパイ #ヤッキー

Dsc_01632_copy_1024x545 真木よう子と伊藤沙莉が出ているTVCMで見て食べたくなったんです、マクドナルドの「ずるいチョコいちごパイ」(130円)。チョコといちごですよー。もうテッパンじゃないですかあー。それをマック流の揚げパイにしてるのですから、こりゃーうまいっしょ(小生はホットアップルパイも好きなので)。「ずるい」ってのもわかります。

Dsc_01663_copy_687x545 皮からしてほんのりキレイなピンク色。そして中身は、黒い部分がとろりと溶けたチョコ。ピンクの部分がジャム状のいちご。大江戸は猫舌なので、注意して冷ましながら食べないとヤバイけど、赤と黒のハーモニー、酸味と甘みとかすかな苦みの交響楽。これが130円とは、幸せな世界であります。もちろんジャンク系のうまさではありますが、たまーーにこういうのを食べるのもいいもんです。

 

Dsc_01623_copy_633x545 その時に食べたバーガーが「ヤッキー」(200円)。しょうが焼きバーガーってことでして、ハンバーガーはポークです。レタスとオニオンを合わせて、しょうが醤油ソースでまとめてあります。

Dsc_01642_copy_841x545  で、お味の方は、…まあ、それなりにおいしいですよ。でもまあ、これと普通のハンバーガーのどっちがいいかと言われたら、たいていの時は普通のハンバーガーを選びそうな気がします。ま、何事も経験ってことで。

それしてもしょうが焼きだから「ヤッキー」なんでしょうけど、英語でyuckyって言ったら「ゲロまずい」とかそんな意味ですから。yuck(オエッ!)の形容詞形ですから。世界のマクドナルドなんだから、そのあたり調べといた方が良かったんじゃないでしょうかねえ。

 

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