「約束の宇宙(そら)」:終盤のアレはダメでしょ #約束の宇宙 #エヴァグリーン #ゼリーブーランレメル
映画『約束の宇宙(そら)』は宇宙飛行士ものなんですが、アメリア映画じゃなくてフランスの作品。使用言語もメインはフランス語。で、確かにフランス映画らしさのある宇宙飛行士ものなのでした。
「宇宙もの」と言わずに「宇宙飛行士もの」と書いたのは、だって宇宙は出てこないんだもんって理由。あくまでも打ち上げに至る訓練時の宇宙飛行士たちのドラマ。中でも主人公のエヴァ・グリーンとその娘のドラマです。そして、現代の女性と仕事をめぐるフェミニズム・ドラマでもあります。こういう人たちの一つ一つの行動の積み重ねが時代を変えていくという話。そこには微妙にうっとうしい困難が立ちはだかっているんですよねー。
(以降ネタバレあり)とか思って観ていたら、終盤になって主人公がとんでもない行動に出ました。むしろそれがクライマックスとなっているのですが、うーん、それはダメでしょう。いくらヨードチンキ(?)で体洗ってもダメでしょう。それは感動的とは違うものではないかなー。ここで映画の構築が崩れてると思います。
てなわけで、作品の評価はイマイチ。でもエヴァ・グリーンは悪くなかったし、娘役のゼリー・ブーラン・レメルのフレンチ美少女っぷりが完璧です。
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