佐藤卓 展 MILK #佐藤卓 #佐藤卓展ミルク #MILK #奥野ビル
アート・ディレクター佐藤卓さんの展覧会『MILK』(~5/15)を観に行きました。会場は銀座1丁目・奥野ビルの3FとB1にあるギャラリー「巷房(こうぼう)」。この会場では12年前の2009年にも佐藤卓さんの展覧会を観ておりました。その時の記事はこちら↓
http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2009/02/post-1fe5.html
奥野ビル、久々に行ったけど随分と賑やかになってました。小さなショップや教室なんかが増えていて。
現在東京では美術館や大きなギャラリーは閉館中ですが、この展覧会は地味にやってます。
さて、まず3Fから。巷房の古い木のドア、いいですね。そのあたりには「3名までしか部屋に入れない」というコロナ対策の一文もありました。幸い夕方のその時間帯にいたのは小生一名のみ。
壁面から生えているのは、牛乳パックの一部分。タイトルが「MILK」ですもんね。それが巨大なんです。
これは当然、佐藤卓さんの代表作である「明治おいしい牛乳」なのですが、はっきりとわかるようには出してありません。以前、松屋銀座で開いた『デザインの解剖展』においては、はっきりと「明治おいしい牛乳」のパッケージを分析・解説していたのですが、今回はもっとアート寄りのアプローチです。
床の一隅には牛乳のパッケージをシュレッダーにかけたものが積まれていました。これも「明治おいしい牛乳」かどうかは、まったくわからない状態になっているわけです。
で、続いてB1の会場に行ってみると、今度は「一度に入れるのは5名まで」とい貼り紙がありました。でもやっぱり大江戸一人のみ。咳をしても一人。しなかったけど。
そしてやっぱり巨大な牛乳パックの一部のようなもの。でもこんなスクリューキャップになってるのなんか、知りません。あるのかしらん?
壁にある同心円の「蛇の目」みたいなマーク(どこかで見たような…)は、近寄ってみるとなんと!シュレッダーで切り刻んだパッケージを貼り合わせたものなのでした。
てなわけで、もう一つの薄暗い部屋を覗くと、はい、やっぱりありました、袋詰めになった刻み屑。
てなわけで、今回はかなりコンセプチュアルなアート展なのでありました。
そういえば、砂糖たくさん、いや佐藤卓さん、先日紫綬褒章を受章なさってましたね。おめでとうございます。
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