「高田賢三 回顧展 Dreams -to be continued-」 #高田賢三 #KENZO #高田賢三回顧展
新宿の文化学園服飾博物館で、『高田賢三 回顧展 Dreams -to be continued-』(~6/21)を観ました。昨年の10月に新型コロナウィルスによる合併症で急逝した「世界のケンゾー」のデザイナー人生をたどる回顧展です。
高田賢三さんは文化服装学院の出身なので、学園には彼が寄贈した多くの作品や資料があるのです。1970年春のデビューから昨年まで、ちょうど50周年で幕を引いたかたちとなりました。彼がパリモードを牽引した'70~80年代の作品が中心で、多くの作品(実物)に加えて、デザイン画や関連資料の展示も少々。あとはコレクション画像のスライドショー。
マネキンに着せた作品が並ぶ、その後ろにはこの博物館の所蔵品で関連するものがガラスケース内に展示されているというスタイルも面白かったです(たとえば「アフリカ」というテーマの作品の後ろに、「アフリカ」の布や民族衣装が並ぶといった具合)。そして、マネキンもブルーとかグリーンとかラヴェンダーとかに塗られていて、なかなか効果的でした。
でもやっぱりケンゾーらしいカラフルな作品、その色彩(発色だとか、配色の妙)に「きれいだなあ」と感銘を受けますね。ケンゾーさんならではの色彩感覚です。地味な色遣いも、それはそれで繊細で素晴らしいものがありますし。
学生時代や若い頃の彼の写真を見ると、垢ぬけなかったり、ビジュアル的にパッとしない所がありましたが、年を経るごとにカッコよくなっていき、81歳で亡くなった時には最高にダンディな「カッコイイおじいちゃん」になっていました。地位や名声が人を作る(こともある)ってことなんでしょうねえ。合掌です。
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