「ブラックバード 家族が家族であるうちに」:中途半端で雑ですね #ブラックバード #映画ブラックバード #スーザンサランドン
映画『ブラックバード 家族が家族であるうちに』は、正面から尊厳死の問題を描きながら、そこは必要以上に突き詰めず、むしろ比重は家族のいさかいと絆みたいな、ちょっと中途半端な作品です。
いかにも舞台劇が原作かと思えるのですが、さにあらず。もとはビレ・アウグスト監督によるデンマーク映画だったものの米国リメイクなんだそうです。でも、これ脚本に難がありますよねえ。いろんな所でひっかかります。「そうはいかないだろ」とか「そりゃないでしょ」とツッコミたくなってしまいます。
いかにも医者の一家って感じに恵まれた一家なのですが、結構驚くべき家族だったりします。セックスに関してやけにオープンですし、食後に(未成年の子も親と一緒になって)ハッパを嗜(たしな)む場面にはあきれてしまいました。そういうところ、結構雑だと思います。
長年のごひいきであるスーザン・サランドンが主役ってことで観たようなものですが、サム・ニール(渋くて、いい味)、ケイト・ウィンスレット、ミア・ワシコウスカらも出ていて、実は贅沢なキャストです。あと数年で『ロッキー・ホラー・ショー』や『華麗なるヒコーキ野郎』から半世紀なのですが、スーザンは中年以降あまり変わりませんね。さすがです。 ウィンスレットのキャラクターには、かなり腹が立ちました(大江戸は尊厳死賛成論者ですし)。あとミアは、まだ30歳ぐらいなのに、随分とゴツゴツした顔になっちゃいましたね。
なんでタイトルが「Blackbird」なのかは、最後まではっきりしませんでした(後から辞書ひいてもわかりませんでした)。ネットで調べても、誰もそこに触れてないし…。うーむ。
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