「1秒先の彼女」:松竹映画的な垢抜けなさ #1秒先の彼女 #台湾映画 #時間SF
映画『1秒先の彼女』は、ロマンティックな台湾映画。彼女篇/彼氏篇の二部構成とか、SF的な設定が効果を発揮している娯楽作です。ゾウの時間とネズミの時間というか…。
でも、そんなに気に入ったわけではなく、面白さも中ぐらい。どことなく松竹映画的な垢抜けなさがあるんですよねー。こういう「時間」を扱ったSFって、一般的に結構感動できるものなんですけど、この作品には特に感動したりしませんでした。(以降ネタバレあり) ラストも、二人の泣き顔を見て、かえって冷めてしまいました。
ヒロイン役のリー・ペイユーって、なんか上白石萌音を上下に伸ばして三十路にしたような感じ。コメディエンヌぶりは悪くありませんね。それを言ったら男の方(リウ・グァンティン)も、若い頃の尾美としのりを上下に伸ばした感じなんですけど。
時が止まった街からバスで向かう海岸への道が美しかったですね。道が海の中を突っ切り、時として水没する感じで、あたかも『千と千尋の神隠し』で電車が水上を走る場面のごとくでした。
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