「サマーフィルムにのって」:相性が合いません #サマーフィルムにのって #伊藤万理華
映画『サマーフィルムにのって』は、時代劇オタクの女子高校生たちの話であり、映画作りの話であり…って言ったら、絶対に大江戸の好きなタイプの作品だと思ったのですが、いやー、そうではありませんでした。いろいろと文句つけたい作品になっておりました。そもそもタイトルの日本語も「のって」って何?って感じで、よくわかりません。
時代劇、映画作り、SF、学園などといろいろな要素を入れた割には、どれも中途半端で物足りません。ところどころ「この監督って、相米慎二のファンかな?」と思うシーンがあるのですが、レベルが全然違うのであります。おまけに、クライマックスをはじめツッコミ所満載ですし、あのアナーキーさには、少々イラっとしてしまいました。この映画と小生の相性が悪いのでしょうね。
こういう作品を作るなら、映画作りの苦労や工夫や奇蹟をもっと具体的に見せてくれないと。トリュフォーの『アメリカの夜』とか観て、勉強してほしかったです。
主人公の伊藤万理華が小さな男の子のようであり、おばあちゃんのようでもあるという不思議な顔。細い小さな体で熱演しておりますが、うーん…。彼女、’96年生まれってことなので、昨年の撮影時には既に24歳ぐらいだったわけです。びっくりしちゃいますね(当然十代だと思ってました)。 それはそうと、彼女と友人二人の名前が「ハダシ」「ビート板」「ブルーハワイ」なんですよ。それでいて、何の説明もありません。きっと裏設定はあったのでしょうが…。そこは知りてーなー。
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