「アナザーラウンド」:酒には飲まれるな #アナザーラウンド #酒飲みの映画 #マッツミケルセン
映画『アナザーラウンド』は、アカデミー賞の国際長編映画賞を受賞したデンマーク映画。酔っ払いどもの話なんですけど、デンマークって家の中なら子供でも飲酒が許されるんですってね。エンドロールの最後にも「デンマークでは16歳以上に酒の購入が認められている」とか字幕が出て来ました。
てなわけで、序盤からいきなり高校生がビール飲んじゃあ吐いたり、授業中にみんなの前で相当な飲酒量をカミングアウトしたりしています。そういうお国柄の作品なんだなあって感じです。
で、仕事中に飲んじゃうのは4人の先生たち。これもねえ、ジンなんか飲んでたら、絶対アルコールが匂ってわかっちゃうと思うんですけどねえ。映画とは関係ないけど、そういった意味では今の世の中は飲酒を隠しやすいと思いますよ。①アルコールで手指を消毒するので、匂いがあってもそっちの方だと思う。 ②マスクのおかげで、息が他人に届かない。 ③マスクで顔の赤さがバレにくい。
話を元に戻しますと、「血中アルコール濃度0.05%サイコー!説」という珍学説の実証実験に入って以降の展開は、まあ予想通り。アルコールの善悪についてどっちにも加担しないスタンスでありながら、やっぱり「デンマーク・バイアス」がかかっているので、(アルコールの悲惨も、一応見せておきつつ)最終的にはアルコール・オッケー!ってな結論です。後ろの席で、呑ん兵衛と思われる男性がエンドタイトルで拍手をしていたぐらいですから。一方では、飲酒運転で大切な人を失った人とかアルコール依存症の家族を持つ人にとっては、「ふざけんな!」って映画だよなあなどとも思ったのでありました。
(以降少々ネタバレあり) マッツ・ミケルセンがいい味出してるんですけど、ラストに突如として見事なダンスを披露します。なんと、彼ってダンサー出身だったんですってね。びっくり。これは一見の価値ありですよ。
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