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2021年10月11日 (月)

「由宇子の天秤」:世界に通用するハードな作品   #由宇子の天秤 #瀧内公美 #春本雄二郎

1_20211011172801 映画『由宇子の天秤』は、いやー、重かった、辛かった。いろんな登場人物に感情移入して、観続けるのが苦しかった作品です(なのに2時間33分もある)。

TVのドキュメンタリー・ディレクターの由宇子(瀧内公美)が、ハードボイルドです。日本映画で、恋愛など持ち込まずに女性が仕事してる様をひたすら描く映画って、なかなかないですよ。彼女がいろんな人やいろんな事態と繰り広げる「戦い」の苦しさ、辛さが、ボディブロー的にどんどん蓄積していきます。それを観る者も、無傷ではいられません。黒い澱(おり)のようなものが胸の中にたまっていって、苦しいのです。

でも、これは世界に通用する映画です。いくつもの映画祭で評価されているというのも、わかります。アスガー・ファハルディとかダルデンヌ兄弟のような手ざわりがありますもん。こういう作品がアカデミー賞の日本代表になってくれた方が、期待できるってもんです。

瀧内はもちろん、川瀬陽太も、光石健も、メイ役の河合優実もメイの父親役の梅田誠弘も、キャストはみな素晴らしい芝居を見せています。リハーサルをしっかり行うという春本雄二郎監督の成果なのでしょうか。俳優たちの見事なリアリティが、胸苦しいほどの不安感や緊迫感を生んでいます。

(以降少々ネタバレあり) ただ、ラストがどうなのでしょうか?  少々まとめ損ねたような印象を持ったのですが…。まあ、あれはあれで…ですけど。

上映前に15分ほどの舞台挨拶(春本監督、河合優実、梅田誠弘)があったのですが、春本監督が(マスクでヒゲが隠れているためか)妙に若くて貫禄なく見えて、しかも淀みなく進行・回しを行い、軽快で腰の低いMCぶりだったので、「なんなんだ、この人は?!」と笑っちゃいました。重くハードな作品とギャップありすぎー!

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