「JUNK HEAD」:執念の個人映画 #JUNKHEAD #ジャンクヘッド #堀貴秀
3月26日公開の映画『JUNK HEAD』を、ようやく今頃(映画館で)観ました。堀貴秀さんという本職は内装業の方が、ほとんど一人で映画作りの全てを行い(エンドクレジットを見ると、何人か手伝っていますが)、7年かけて完成に至ったというストップモーション・アニメーションです。14万コマ、99分あります。映画作りに関しては、ほとんど独学だったそうです。驚愕しちゃいますね。
独特の個性が全編を覆っています。ヤン・シュヴァンクマイエルとかブラザーズ・クェイとか、ストップモーション・アニメーションの先達に近いものもありながら、こちらはクリーチャーの跋扈するアクション娯楽作。そして「かわいい」ニュアンスがあるのが特色です。更には、目の無いクリーチャーの造形や虫みたいなヤツらに、デイヴィッド・リンチ好みのものがありますね。悪夢的です。この作品、リンチに見せたいなー。
なんとこれ、3部作の第1作という位置づけだそうです。すげー! 壮大です。次の作品は7年もかけずにできるんでしょうかね? ただ、結局は暗いディストピアの物語だったりするのでしょうから、大江戸はあまり好きではないんですよねー。99分でも、ちょっと飽きちゃいました。続きができても、観ないかも知れないなー。
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