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2021年10月16日 (土)

「草の響き」:東出昌大が役者として成長   #草の響き #佐藤泰志 #東出昌大 #奈緒 

1_20211016223401 映画『草の響き』は、作られれば即ベストテン級の秀作になってきた佐藤泰志の小説の映画化第5弾。これまで、『海炭市叙景』(キネ旬9位)、『そこのみにて光り輝く』(キネ旬1位)、『オーバーフェンス』(キネ旬9位)、『きみの鳥はうたえる』(キネ旬3位)と必ずテンに入っていたのですが、今回の作品はちょっと無理かもしれませんねえ。まあ悪くはないんですが、これまでの作品ほどには優れてないというか、今年はほかにも秀作目白押しというか、東出昌大が主演だというだけで拒否する女性評論家もいるのでは?とか、いろいろ思うわけです。

でも東出昌大、良かったです。序盤に医者から「最近物忘れは多いですか?」なんて訊かれて、「え?『BLUE ブルー』からつながってんの?」と思ってしまいましたよ。『スパイの妻』、『BLUE ブルー』、本作と、世間を騒がせてから役者としては、急にうまくなりました(それまでは棒読み大根野郎だったのに)。昔の言葉でいう「芸のこやし」ってやつですかね? それはともかく、走っている姿が絵になります。いい走り方です。

一方、ここのところ出ずっぱりの奈緒ですが、今回は静かに抑制した役づくり。でも『先生、私の隣に座っていただけませんか?』、そして『君は永遠にそいつらより若い』の方が奈緒らしくて良かったですねえ。今回の役は、他の女優さんと入れ替え可能ですもん。

でも奈緒演じる妻の役って、原作にはないんですってね。それを入れ込んだことで、3人の少年少女の話との関係性がどうもうまくいってないような気がしました。これだったら、少年少女いらないじゃん。でもそうしたら、佐藤泰志原作の映画化にならないし。難しいところですね。

オープンなラストも、あまり評価できないです。あまりにも観客に委ね過ぎではないかなあ…。

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