« 2021年10月 | トップページ | 2021年12月 »

2021年11月29日 (月)

『ミラベルと魔法だらけの家』:色がキレイ!!    #ミラベルと魔法だらけの家 #ディズニーアニメ #ミュージカルアニメ

1_20211129230801 映画『ミラベルと魔法だらけの家』は、ディズニー・アニメーションが久々に大手シネコンでも公開ってことで、(ようやくあの身勝手で近視眼的な配信優先政策が変化したのでしょうか? でもディズニー・プラスは相変わらずビートルズの『ゲット・バック』を劇場公開から独占配信に切り替えたりして、意地悪やってますけど。でもまずは、めでたい。

ラテンな香りのミュージカル・ファンタジーです。舞台がコロンビアだったり、主人公がメガネっ子だったり(まん丸フレームがベルマーレ的なライトグリーン)、スペイン語の楽曲が歌われてたりと、珍しい要素がいろいろ入っています。

そして、とにかく色がキレイ! 花々が、服が、家が、すっごくカラフルに輝いてます。キャンディのような、明るくって美しい色また色の奔流に圧倒されます。眼福です。そこを含め、アニメーションのクォリティの高さは、さすがディズニーと言うしかありません。そして叡智が結集して作り上げた物語もまたお見事。個性とか家族とか、正面切って言うと恥ずかしいようなテーマを、今回も上手に、そして堂々と表現してくれました。

ただ、近年ますますもってレベルの高いディズニーアニメの中では、まあ「中の上」ぐらいの出来でしょうか。今年の公開作としては、『ラーヤと龍の王国』の方が圧倒的でしたね。 諸般の事情により、不本意ながら日本語吹き替え版を観たのですが、どうしてもミュージカルの常として、歌詞を日本語にすると不自然だってことは否めませんでした(翻訳文を無理矢理曲に合わせた感が出てしまう)。

 

同時上映の短編『ツリーから離れて』は、昔懐かしいテイストの2Dアニメーション。プロデューサーがジブリのファンってことで、なるほどそういう感じでありました。

 

 

| | コメント (0)

2021年11月28日 (日)

「ONE FOUR KENGO THE MOVIE ~憲剛とフロンターレ 偶然を必然に変えた、18年の物語~」:川崎のレジェンド&レガシー    #中村憲剛 #ワンフォーケンゴ #ONEFOURKENGO #憲剛の映画 #川崎フロンターレ

Movie01 映画『ONE FOUR KENGO THE MOVIE ~憲剛とフロンターレ 偶然を必然に変えた、18年の物語~』(長いタイトル!)は、川崎と新百合ヶ丘の2館だけで限定公開ってことで、新百合ヶ丘のイオンシネマで鑑賞。特別料金高校生以上2,200円均一とやや強気ですが、まあ嵐のライブ映画の3,300円均一に比べればかわいいもんです。

大江戸は言わずと知れた湘南ベルマーレのファン(サポーター)ですが、川崎フロンターレとはJ2時代に一緒だったのに、「観客3,000人ぐらいでやってた」ってのも一緒なのに、なんで彼我の差がこんなについてしまったのか、とずっと考えながら観ておりました。地域貢献活動だって、それなりにやってるんですけど、まだ足りないのかなあ。いや、これは結局「中村憲剛がいたかいなかったか」ってことじゃないのかなあという思いに至りました。

それぐらいスーパーな人でした。偉人伝を出したいぐらいです。類稀なる名選手だっただけではなく、人望があり、コミュニケーション力が高く、発信力があり、統率力もあり、周囲の人を生かし…と、ほぼ欠点がないぐらいです。キャリア晩年に大怪我を負った時にも、「自分はこれで、将来指導者になった時に、怪我をした選手の気持ちがわかるようになる」と前向きに捉えたっていうんですから、スゴイです。

憲剛を取り巻く数々の人が登場して、証言してくれます。チームメイト、歴代監督、チームの裏方さん、川崎市長や商店街の方々・・・妻の加奈子さんまで出て来たのにはびっくり。普通あんまりないですよね(でも確かに出て来る方が真っ当です)。

Tripart_0001_burst20211128130106615_cove 引退セレモニー当日の映像もなかなか凄いです。川崎の街中が憲剛だらけになって、異例の「有料」セレモニーが完売したという…。加奈子さんに加えて息子や娘も登場してました。本当に川崎の人々に愛されたレジェンドです。憲剛とか磐田に行く前の遠藤保仁(ガンバ)とか、こういうバンディエラ(1つのチームでずっと活躍し続ける一級選手)って今後はなかなか出ないでしょうね。今はある程度活躍すると海外に引っ張られて行っちゃいますから。

138分。これまで目にした映像もあれこれありましたし、インタビューも長めに使って、映画としては正直ちょっと長かった。特に引退を決意してから後がかなり長かったので、もう少しタイトにした方が締まって良くなったろうと思います。でも、これもまたファンサービスなんでしょうねえ、たっぷりと。他クラブ・サポの大江戸でもたっぷり堪能できました。感動しました。考えさせられました。それぐらい憲剛って人は、特別なんです。 将来、川崎の名監督として采配を振るう姿が目に浮かびます。でも、湘南戦には勝たないでね。

 

 

| | コメント (0)

2021年11月27日 (土)

「ARASHI Anniversary Tour 5×20 FILM “Record of Memories”」:ショービズの頂点    #嵐 #堤幸彦 #嵐東京ドームライブ映画

1_20211127223101 映画『ARASHI Annivesary Tour 5×20 FILM “Record of Memories” 』は、コロナ前の2019年12月23日に東京ドームで行われた嵐のライブを記録した2時間28分。それにしても長いタイトルですね(全部横文字だし)。数週前からドルビーシネマのみで先行上映していたのですが、昨日から一般のシネコンに拡大公開となったので、観に行きました。時間が長めとはいえ、大学生以上3,300円均一という強気の価格設定です。それはちょっと…と思いますけどね。

大江戸は特に嵐のファンではないのですが、予告編を見てそのライブ映像の質の高さに「おお」と思ったのと、堤幸彦が監督だってことで、鑑賞いたしました(初期の堤幸彦が裕木奈江のコンサートビデオを監督していたことを思い出します)。

いやー、確かに日本のコンサート史上に残る大型ライブです。52,000人の観客と125台のキャメラという規模も、只事ではありません(エンドクレジットではキャメラ担当112名とドローンキャメラの担当2名が出ていましたが…)。べらぼうです。

コンサート映画にありがちな、本番までの準備とか裏方の苦労とか当日のバックステージとかは一切ありません。楽しかったであろうMCもありません。とにかく最初から最後まで嵐がステージ上で曲を歌って踊ってお客さんが盛り上がる、それだけです。シンプルで潔い作りです(1か所だけ、モノクロ映像によるヴィデオクリップ風なものがありましたが)。

ファンでないので、ライブ自体は正直3-4曲で飽きました。だいたい似たようなことの繰り返しですから。それでもずーっと驚きあきれていたのは、お金のかけ方。分割されてかなり長い距離を移動していくガラス(アクリル?)貼りのステージとか、多種多様でハイクォリティなライブ用映像とか、オーケストラ登場させちゃうとか、凝った衣装の数々(ジュニアの分も含めて)とか。ここまでお金かけてるステージって、ローリングストーンズのドーム・ツアー以上ではないでしょうか? 火柱もバシバシ上がるし。 大江戸は移動ステージ上のカメラマンさんが、撮影に集中するあまり落っこちてしまわないかと心配でたまりませんでした。

櫻井翔くんってピアノが上手に弾けるんですね。知らなかったので、感心しました。あとエンドクレジットの最後の方に「Directed by jun Matsumoto」って出て来たので「あれ?」と思いましたが、マツジュンはコンサート・ディレクターっていうことのようですね。

活動休止前の集大成的なライブだったわけですが、コロナ禍で客席数削減ライブが続く今見ると、隔世の感があります。早く「本来の日常」が戻って来ていただきたいものです。でも、これだけの人を興奮させ感動させるエンタテインメントを作り上げた嵐とその周辺のスタッフたち---いやあ、やっぱり「ショウほど素敵な商売はない」ですね。

| | コメント (0)

2021年11月26日 (金)

資さん×めんべい    #資さんうどん #めんべい #資さんとめんべいのコラボ

Dsc_0515_copy_600x913_20211126232401 博多みやげの定番に『めんべい』というのがあります。明太子の「めん」+せんべいの「べい」で、明太子のピリ辛味が特徴の海鮮せんべいってわけです。普通の味(プレーン)のほかに、辛口とかマヨネーズ味とか玉ねぎ味なんかがあります。

で、その「めんべい」が冒険しました。地元というか、むしろ北九州方面で人気の「資(すけ)さんうどん」とのコラボレーションです。

まずは資さんといえばコレって感じのザ・定番、『肉ごぼ天うどん味』。うん、確かにゴボウの味も甘く煮た牛肉の味も感じられます。一方で「めんべい」の海鮮ピリ辛味も残っています。でも、ちょっと甘過ぎるかなあ。意図はわかるけど、特にこうしなくってもいいんじゃないの?と思ってしまう(それを言っちゃあおしまいなんですけど)風味でございました。

 

Dsc_0516_copy_568x913 いや、だがしかし、そんなのは甘っちょろいのでありました。こちらは『ぼた餅味』。あんた、「めんべい」とぼた餅を合体させようなんて、よくもそんなことを考えますな。食べる前から勝負が決しているではありませんか。そして…、やっぱりドイヒーでした。甘いっす。あずき風味のような変な感じ。しかも甘いだけじゃなくて、しょっぱいです。かなり気持ちの悪い味です。甘いかからいか、どっちかにしてほしかったです。ほとんど罰ゲームですね、これは。 なんで作った人たちは「これで良し」にしちゃったんでしょうかねえ?

教訓:食べてみて まずけりゃ作るの やめようよ

 

| | コメント (0)

2021年11月25日 (木)

「エターナルズ」:誰が撮っても同じように仕上がる    #エターナルズ #クロエジャオ #マーヴェル

1_20211125220801 映画『エターナルズ』は、『ノマドランド』でアカデミー監督賞に輝いたクロエ・ジャオにマーヴェル大作を撮らせたという異例の作品。と言っても、オスカーを撮る前に動いていた企画なんでしょうけれど、一昔前なら(畑が違うってことで)考えられなかった事態です。

でも作品を観てみると、「あ、誰が監督してもこういう感じになるんだ」って印象。クロエ・ジャオらしさを見つけ出すことは難しいですよね(とか言っても、『ノマドランド』しか観てないんですけど)。アクション、VFX、CGIなどがメインになる映画なだけに、その部分はその道のプロが作るわけですから、あとはドラマ部分。でも、そこも同じような感じになるもんなのですねー。

そして時空を超えた壮大な話なんですけど、エターナルズたちが(アンジー以外は)ネームバリューも含めて小粒な印象。でも、みんな「一芸」を持ってて笑えます。目からビームの方とか、物質の構造を変化させちゃう方とか、怪力無双の方とか…。足が超速い方なんかは、ほとんどマンガ。『トムとジェリー』とか『スーパースリー』とかに、ああいう動きってありましたよね。

それにしてもエターナルズのメンバーにアジア系が多いことに、「時代だなあ」と驚いてしまいますね。愛のかたちも様々だったりしてましたし。ダイバーシティのスーパーヒーローものです。マ・ドンソク先生なんか、「ドン・リー」って名前で出ております。

アリシェムとかいう超巨大なラスボス(ほとんど神様みたいな感じ)がユニークです。デカすぎるぜ。6つの目(?)があって、イメージ的にはジョージ秋山が描いたんじゃないかって感じでした。

最後までどういう物語なのか、よくわかりませんでした。それぐらいストーリーテリングはうまくありません。てか眠かった。物語を全部セリフで語っちゃうからいけないんですよね。映画なんだから絵で語らないと。 ・・・それでもまだまだ物語は続くのでありました。

| | コメント (0)

2021年11月24日 (水)

「ドーナツキング」:ドーナツ食べたい!    #ドーナツキング #ドーナツ 

1_20211124221701 映画『ドーナツキング』は、カンボジアからアメリカに移民したテッド・ノイ氏の半生にからめて、アメリカのドーナツ事情を描くドキュメンタリー。なにしろカリフォルニア州のドーナツ店の90%はカンボジア系アメリカ人が経営してるって言うんですから、びっくりです。製作は、なぜかリドリー・スコット。監督は中国系アメリカ人のアリス・グー。

Dsc_05352_copy_735x576 ま、大江戸も村上春樹さん同様ドーナツは大好きなので(それ以外のお菓子も好きですが)、興味深く観ました。って言うか、ドーナツの出て来るシーンは、どのドーナツもおいしそうでねえ。鑑賞後にドーナツショップを探したのは言うまでもありませんが、なかなかお店がなくってねえ…。日本にはドーナツ文化が今一つ根付かないのですねえ。(ミスドよりもおいしい)ダンキンドーナツが撤退しちゃった国ですから。クリスピークリームドーナツには、何としても頑張ってほしいものです(ミスドもね)。

Dsc_0561_copy_600x10672 ドーナツ作りやドーナツ販売の映像に加えて、テッドさんの波乱の生涯をたどる映像だとか、ポルポト政権下のカンボジアの悲惨な状況を見せてくれるアニメーション・パートだとか、現在のインタビュー映像だとか、適切な塩梅に配置して、飽きずに観られます。 (以降少々ネタバレあり) それにしても、ギャンブル依存症ってやつはコワイですねー。これ見ると、日本にカジノなんか作っちゃいけないと思いますもん。

Dsc_05263_copy_800x672 まあ、でもとにかく「ドーナツを食べたくなる映画」として最強です。結局、当日、翌日、翌々日と何らかの形でドーナツ食べちゃいました。てへっ♪

武蔵野館の館内装飾もグッドでしたDsc_0534_copy_1024x576

 

 

 

 

| | コメント (0)

2021年11月23日 (火)

CKB、2年ぶりの中野サンプラザ    #クレイジーケンバンド #CKB #中野サンプラザ #横山剣 #小野瀬雅生 #のっさん

Dsc_05273_copy_768x11262 クレイジーケンバンドのライブツアー『好きなんだよ 2021-2022』を中野サンプラザで。毎年この時期の中野サンプラザも、昨年はコロナで中止。2年ぶりにこの場所に帰って来ました。大江戸の席は、1F下手側の中程。

9月に発売された初のカバーアルバム『好きなんだよ』のツアーってことで、全体のおよそ2/3ぐらいがアルバムからのカバー曲。そこがちょっと残念というか、コロナ対策でライブの時間がCKBのスタンダードより短めだったこともあり(2時間15分ほど)、終わった時には「もうちょっと聴きたかった」感がありましたねえ。

Dsc_05282_copy_768x10783

でもオープニングの『モンロー・ウォーク』『ルビーの指輪』『プラスティック・ラブ』から、ラストの『ガールフレンド』まで、アルバムのカバー曲の合間にオリジナル曲を挟んでいき、終盤はオリジナルのみという構成でした。 部分的には「歌謡ショー」のようでしたが、なんのかんの言ってもCKBの世界を堪能できました。

しかしながら残念だったのは、「小野瀬雅生ショウ」の曲がアルバムの中の『あまい囁き』(のっさんは演奏せずに、セリフのような歌詞をささやくのみ)だったことで、確かにこのツアーを逃したら二度と生で聴けない曲だと思いますが、その一方でのっさんのギターソロ・ナンバーはナシだったのです。うーん、『あまい囁き』の後に『イカ釣り船』とかソロが欲しかったですねー。そのため、いつもの「素晴らしー。美しー。・・・のっさんのギターはウマウマ王ー!」もなかったし…。でも直後の曲が『雨に泣いている』だったので、その間奏でギターをたっぷり聴かせてくれましたから、それが補完だったのでしょうね。

今日はバンドの11人+ゲストの女性バイオリニスト2人を加えた13人編成(曲によってメンバーは出たり入ったりします)。還暦過ぎても剣さんは元気でした。次に期待するのは、12月の「のっさんカレー」(通販限定)の発売です!

| | コメント (2)

2021年11月22日 (月)

「ミュジコフィリア」:舞台挨拶で久々のナマ松本    #ミュジコフィリア #松本穂香 #ミュジコフィリア舞台挨拶

1_20211122143801

去る19日に公開された映画『ミュジコフィリア』の舞台挨拶付き上映をTOHOシネマズ日比谷で鑑賞。登壇したのは、井之脇海、松本穂香の2人だけという珍しいパターン。で、途中から山崎育三郎さんが映像メッセージで“Happy Birthday”を歌ったり(井之脇さんがあさって26歳の誕生日ってことで)、若手人気ピアニストのCateenこと角野隼斗さんが登場してピアノで5分ぐらいあるアレンジ版“Happy Birthday”を演奏したりしました。で、最近の試写会や舞台挨拶の常で、メディア向けフォトセッションの後に短時間ながら観客向けの撮影許可タイムもあり、SNSなどにも上げていいということでしたので、ここにも貼っときます。距離が遠いけど。Dsc_05373_copy_1501x802_20211123003301

当然、松本穂香さん目当てだったわけですが、ナマ松本も久しぶりです。シネマカリテやユーロスペースといった小さな劇場で目の前にご尊顔を拝していた頃に比べると、大スクリーンで遠くなっちゃいましたね(だから写真もちっちゃい)。ビッグになったもんだとしみじみ…。でも松本さんはやっぱり変わらずほんわかしてました。

Dsc00094

で、映画の方ですが、うーん、大江戸が大林版よりもずっと好きな実写版『時をかける少女』(2010年・仲里依紗主演)の谷口正晃監督作品で、序盤は映像の構図の良さもキマっていてなかなか良かったのですが、残念ながら中盤以降失速してしまいました。

現代音楽という領域をテーマにしたマンガが原作なのですが、実際には音を使えないマンガと違って具体的に音を鳴らさなきゃいけない映画ですから、そこはハードルが凄く高いのです。勇気あるチャレンジとはいえ、果敢過ぎるのです。で、砕け散りました。

いや、現代音楽入門的な部分は健闘しているのです。(原作通りかも知れませんが)言葉による解説と実際のサウンドと映像とで、かなり説得力を持たせて表現できていました。一方で、確執のある異母兄弟が音楽を通して和解するとか、あまりにも安直で説得力がありません。また、松本穂香がMV風に歌うシーンが2度あるんですけど、はっきり言って彼女がかわいそう。緊張感漂うピアノの高度な演奏とか聴かされた後で、地声で勝負させられのは(歌手でもないのに)辛いものがあります。これをやるのだったら、音楽界で活躍しているヴォーカリストを配役しないと成り立ちませんよ。

松本さんの役はかなり変わった子なので、寝ぐせ頭で猫背でぼんやりしてるのに気分屋で、ちょっと「のだめ」っぽくもありました。ただ、申し訳ないけど、今回はあまり成功してなかったですねえ。歌とか、奇異な振り付けとか、相当頑張ってはいるのですが…。

逆に目を見張ったのは、阿部進之介! この人、これまでノーマークでしたが、いやあ面白い。個性的でユニークだし、キャラ的、ポジション的に必要とされるんじゃないでしょうか? 今後ブレイクしそうに思ったのですが…(82年生まれなので、もう四十近いわけですが)。

京都を舞台にした名手・上野彰吾の撮影は上質で、気持ち良かったですよ。

| | コメント (0)

2021年11月21日 (日)

(番外編)秩父三峯神社に行く    #三峯神社 #秩父三峯神社 #関東のパワースポット

Dsc_05372_copy_896x576 西武池袋から西武特急ちちぶで西武秩父駅へ。平塚方面以外はめったに遠出をしない大江戸ですが、今日は関東屈指のパワースポットという三峯神社に行ってまいりました。

Dsc_05382_copy_953x576 西武秩父駅からはバスで1時間15分ほどのはずが、観光シーズンのため渋滞して、手前でバスを降りて10分ほど歩いて駐車場へ。そこから階段とさかを上がるとすぐに白い鳥居。ここんちの狛犬は、犬じゃなくて狼なんですよねー。

Dsc_0540_copy_1024x576 で、進んでいくと今度は赤い山門。装飾がかなりカラフルです。その先に行くと、あれれ行列が。初詣でもないのに、参拝の列がずらり。結局30分ぐらい待って、お参りできました。

Dsc_0539_copy_1024x576 本社の両サイドには巨きなご神木が。礼拝した後に、ご神木の前で三度深呼吸をして手を合わせるというしきたりもやってみました。確かにこれは、パワーの源って感じですね。

手水舎がやけにデーハーでした。なんでしょ、このカラフルなお祭り騒ぎは? 片瀬江ノ島駅みたいで楽しいですけどね。

Dsc_0541_copy_1024x576 さてさて別の道を戻っていくと、そこにはずらりと建売住宅みたいなミニ社殿が並んでおります。一つ一つに「稲荷神社」「浅間神社」「春日神社」などと書いてあり、それらの分社ってことなんでしょうかねえ。いや、ワンストップで様々な需要に対応できる、神社のデパート的な光景でありました。

Horizon_0001_burst20211121133436850_cove さらに先をちょっと上ると、高い所に日本武尊(ヤマトタケル)の石像が。どう見ても「やあ!」ですよね。手、でかすぎるし。 この石像が村人たちの祈りで大魔神みたいに動き出したら、愉快ですねー。あのでかい手のひらを振り下ろして…。で、また振り上げて、「やあ!」

佐藤健のファンは、ヤマトタケルにも萌えるのでしょうか?(んなわけない。)

 

Dsc_0542_copy_1024x576 その先には見晴台がありました。ちょっと曇ってましたが、まあまあの絶景です。紅葉ではなく黄葉が遠景に広がっておりました。

 

Diagonal_0001_burst20211121120019040_cov そして境内を出ると、飲食店や土産物屋が並び、ご覧ください。ずらりと干し柿です。そんな昔風の風景なのに、コスタコーヒーのカフェが進出しておりました。恐るべしですねえ、コスタ。ま、大江戸はコスタコーヒーには目もくれず、焼だんごや焼まんじゅうを食べたのでありました。

というわけで、年末に向けてパワー充電完了です!

 

 

 

| | コメント (0)

2021年11月20日 (土)

ベレーザ年内ホーム最終戦とWOM北村菜々美    #ベレーザ #Beleza #ベレーザ対アルディージャ #北村菜々美

Dsc00080s WEリーグ、日テレ 東京ヴェルディ ベレーザ 対 大宮アルディージャ VENTUS を味の素フィールド西が丘で観戦しました。今日でベレーザは年内のホーム最終戦ですが、順位が5位とパッとしません。

Dsc_0559_copy_786x600 スタジアムの一角には歴代ユニフォームが展示されておりました。いや、実にブレないですね。

 

Dsc00075s ごひいきの北村菜々美選手は、完全に3トップの左の位置でスタメン定着しましたが、練習の時に見るとまだ右脚に何か巻いたり貼ったりしてるんですよね。試合になると、彼女はほとんど脚を露出しないので、練習の時だけ状態がわかります。あ、ちなみにいつも北村さんだけ長袖ユニです。今日もベレーザのフィールドプレイヤーでは、ただ一人の長袖さんでした。

Dsc00086s 大宮って、鮫島、有吉、仲田あたりがいるんですよね。今日はベンチ外でしたが、阪口もいるし。そうそう、今日はメインスタンド側で観たのですが、VIP席には(当然ながら)佐々木則夫さんがいらっしゃいました。佐々木さん、つい先日JFAの女子委員長に就任して、そのため大宮の総監督を降りたんですよね。

Dsc00084s 試合はベレーザが終始ボールを支配して、攻撃を続けておりましたが、VENTUSがしっかり守ってゴールを割らせません。小林、植木、北村といった前線の選手たちも、上手に押さえ込まれてしまいました。

Dsc00087s 後半にはベレーザの岩清水梓が、交代でとうとうWEリーグ初出場(故障があったもので)。なんとか年内に間に合いましたね。

Dsc_0551_copy_886x600 結局はスコアレス・ドロー。うーん、パッとしません。特にベレーザにとっては、かなり悔しい引き分けとなりました。

Dsc00090s でもウーマン・オブ・ザ・マッチ(WOM)には、北村菜々美が選ばれました。むしろ一つ前のホームゲーム(新潟戦)で選ばれるべきだったと思いますが、あの時はGKの田中桃子がもらいましたからね。その分も込みで、かな? (いずれにしても、もう少し積極的にゴールに向かって仕掛けようね。あと自分でシュートどんどん打とう!)

Dsc_0557_copy_600x731 なんか岩手のお米(金色の風)の米俵をもらって、その後ではっぴを着て写真撮られたりしていました。まあ確かに北村さんが金髪をなびかせてサイドを駆け上がる姿は、「金色の風」ですもんね。Dsc00088s

 

Dsc_0549_copy_664x600 さてさて、本日はタカラレーベンDAYってことで、キャラクターの着ぐるみがうろうろしておりましたけど、それがこの「黒いオバQ」(?)! かなりユニークはヤツでありました。Dsc00092s

 

 

 

| | コメント (0)

2021年11月19日 (金)

ナス/ヌーヴォー/グッチ×バレンシアガ    #変なナス #ボジョレーヌーヴォー #グッチとバレンシアガ #ハッカープロジェクト

Dsc_0528_copy_576x619 晩秋、いろんなことがあります。こんなナスがありました。

Gonsu なんだこいつ、変なヤツだなー。与一と名付けてやりましょうか。でも手塚治虫のマンガに出て来る「おむかえでゴンス」ってヤツにそっくりです。

Horizon_0001_burst20211119190601483_cove いったい何者なのか? 前世がきになりなす、いやなりますね? ヘアスタイルも独特ですし。

 

Center_0001_burst20211118202951877_cover それはともかく、昨日は11月の第3木曜日、そうボージョレー・ヌーヴォーの解禁日でした。前夜遅くにニュースで見るまで、すっかり忘れてましたよ。ま、一応今年もちゃんと新酒ができましたってことを寿いで、ハーフボトルを1本買いました。ボージョレー・ヌーヴォーより上等なボージョレー・ヴィラージュ・ヌーヴォーですが、最近買っていた安いペットボトルのやつがどこにも無かったので、何件か回って唯一千円未満のものを買ったってわけ(消費税を入れると超えちゃったけど)。どこに行っても、小さな販売スペースで、ヌーヴォー狂騒曲も今は昔ってところ。誰も騒いでないから、当然ですね。まあ、それでもめでたい初物ってことで、大江戸は毎年なんだかんだ買ってます。それにしても、今年のはまずかったなあ。でも、めでたいめでたい。

 

Dsc_0520_copy_906x576 話変わって、松屋銀座の正面口ショーウインドーでぶっとびました。なんかウインドー面いっぱいにスプレーでいたずら書きがしてあるのかと思えば、それは「GUCCI」という文字。

Diagonal_0001_burst20211115125919233_cov で、ウインドーの隅にあった文字を読んでみると、どうもバレンシアガとグッチが手を組んだ「ハッカー・プロジェクト」ってことのようです。

Center_0001_burst20211115130101289_cover で、地下鉄方面に降りて行くと、そこにも同様のウインドーが。バレンシアガのロゴが入った台の前のガラス面には大きなGUCCIの殴り書き文字。いやー、攻めてますね。

Horizon_0001_burst20211115130107837_cove ウインドーだけじゃなくて、ポスターボードこんな感じ。グッチの象徴である赤と緑のラインのバッグの上にBALENCIAGAの落書き文字。

あれ、今写真見て気がついたけど、このポスターボードの枠の装飾、左上の方に変なお顔がありますね。隠れキャラなんですね?

Dsc_0522_copy_803x576 グッチ、バレンシアガともにケリング・グループのブランドだからできたってことのようですが、まさに奇跡の(無謀な?)コラボレーションです。まあ、「キングコング対ゴジラ」(「ゴジラvsコング」?)みたいなもんでしょうかね。それとも「バットマンvsスーパーマン」?

 

| | コメント (0)

2021年11月18日 (木)

「愛のまなざしを」:バカな男とサイコな女    #愛のまなざしを #仲村トオル #杉野希妃 #万田邦敏

1_20211118223401 映画『愛のまなざしを』は、寡作の万田邦敏が妻・万田珠実との共同脚本で作り上げたサイコ・サスペンス風ドラマ。今回もクセの強い怪作です。まともそうに見えて、いろいろはみ出していると言うか…。

(以降少々ネタバレあり) 何が凄いって、杉野希妃演じるヒロインが殺したくなるほど身勝手な嘘つき女で、その「嫌な感じ」がスゴイのです。でも終始最悪で、見るからにサイコパスであり、そんな女を仲村トオル演じる精神科医の主人公が愛するに至った理由が描かれていないのが、この脚本の致命的な弱点。その肝心な部分がないので、どうにも説得力に欠けるのです。「絶対付き合っちゃいけない女」って匂いが出まくってますし、だからこそ主人公以外の人たちは皆この女はヤバイと感じて近づかないわけです。なのに、そういう事に長けた精神科医が何も感じられないなんて…。最後のパートで、一応言い訳的なフォローをしてますが、いやいやそんなんじゃ納得できません。杉野にはイラっとさせられるだけで、ファムファタル的な魅力もありませんし(だから、仲村は「おまえ、バカなのか?」って感じでした)。

とは言え、この仲村も杉野もきっと「良い演技」ということで評価されたりしちゃうんでしょうねえ。でも小生の目と耳には、「なかなかしんどいなあ、棒読みだったりやり過ぎだったりする台詞が多いなあ。」(というかダイアローグがナチュラルに言いにくそう)と感じられてなりませんでした。 関係ないけど、小生ごひいきの中村ゆりさんが、「中村ゆりの持ち腐れ」的な使い方をされていたのも残念です。

「愛のまなざしを」っていう純愛ストーリーみたいなタイトルも、なんだかなあって感じ。ピンと来ませんよね。

 

 

| | コメント (0)

2021年11月17日 (水)

日本、2位浮上したものの…    #サッカー日本代表 #アジア最終予選 #オマーン対日本 #森保辞めてくれ

FIFAワールドカップアジア最終予選のオマーンvs.日本は、日本時間の本日午前1時キックオフ。ってことは午前3時までだったので、健康と仕事のためにナマでは見ずに、帰ってからDAZNで観戦。結果はご存じの通り0-1で日本が勝ち、同日オーストラリアが中国と引き分けたために、グループ2位となりました。

まずはめでたいのですが、でもねえ、オマーン良くなかったですよ。大阪で日本が敗れた試合では、勤勉に日本の良さを消し、攻撃にも怖さがありました。なのに今回は意識しちゃったのか、慎重に守って守って、それが80分までは奏功していたのですが、最後は日本がこじ開けた印象。しかし80分まで点が取れないってのもねえ…。日本もチャンスは作っていたのですが、相変わらずのノー戦術で行き当たりばったりでしたから。このアウェイ2連勝で森保監督の首はつながったのでしょうけれど、不安や不満はさらに大きくなりました。

その上、せっかく勝ってもこのアウェイ2連戦はDAZN独占で、その他には一切見る方法がないだけに、一般層、ライト層は見ないで終わっちゃいます。サッカー人気を引き下げることになるので非常に遺憾です。まあ、調べてもらえばわかりますが、こうなったのはDAZNが悪いわけでもテレビ局が悪いわけでも日本サッカー協会が悪いわけでもなく、中国マネーとAFC(アジアサッカー協会)が悪いんですよ。↓

https://news.yahoo.co.jp/articles/c83e1d896927ba779f4a1c076c2908022a8563b2

と、景気の悪い話ばかりなので、せめて監督を交代させてくれれば、明るい話題なんですけどねえ。どっかのビッグボスを監督にしちゃってもいいぐらいですよ、どうせ選手まかせなんですから。

 

 

 

| | コメント (0)

2021年11月16日 (火)

「スウィート・シング」:子供はつらいよ    #スウィートシング #アレクサンダーロックウェル #毒親映画

1_20211116221901 映画『スウィート・シング』は、アレクサンダー・ロックウェルの25年ぶりの日本公開作ってことですが、寡作な上に地味なインディーズ映画の人ですからねえ。本作は各方面で非常に評価が高いですね。

(以降少々ネタバレあり) でも、大江戸はやっぱりこういう辛い映画は苦手です。子どもたちが次々とひどい目に遭い、何ともデスパレートな状況から逃げられない、子供だから、という作品。嫌ですねえ。 とにかく母親もだらしなくて弱くてドイヒーなのですが、その新しいパートナーの「だめんず」がとんでもない変態DV男で、・・・いやー、こいつ本当にサイアクなんですよー。ムカついてなりません。

それにしても、邦画洋画ともに昨年ぐらいからやけに「毒親」映画が目立ちます。『MOTHER』『星の子』『砕け散るところを見せてあげる』『RUN ラン』『竜とそばかすの姫』『すべてが変わった日』『空白』などなど…。そして本作のDV野郎は、『すべてが変わった日』のレスリー・マンヴィルと張り合うほどの横綱格の毒気を放っております。あー、気分悪い。

だけどというか、だからこそというか、子供たちが3人でいきいきとはしゃぎ回る場面や、アルコール依存症の父親と持つつかの間の楽しい時間には、心なごむものがあります。 まあ、そんなこんなで「子供はつらいよ」なんですけど、ほぼモノクロ(16mm)で撮られた、いかにもインディーズ風な佇まいが評価されているのでしょうね。大江戸とは今一つ波長が合いませんでしたけど…。

| | コメント (0)

2021年11月15日 (月)

「リスペクト」:王道のミュージシャン伝記もの    #リスペクト #アレサフランクリン #映画リスペクト

1_20211115215301 映画『リスペクト』は、“ソウルの女王”アレサ・フランクリンの伝記映画。この夏公開された『アメイジング・グレイス・アレサ・フランクリン』の教会コンサートが、この映画のラストになっているという寸法。衣装もヘアメイクも完コピしてます。

(『アメイジング・グレイス/アレサ・フランクリン』の感想はこちら ↓ )

http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2021/06/post-9a8b2b.html

ハリウッドの作ったミュージシャンの伝記ものの王道といった感じで、146分を飽きさせず突っ走るパワフルな作品です。でも既視感たっぷり。どうして、この手のアーティストは悪い男(DV夫)にさんざん傷つけられ振り回されるのでしょうか? そして自身も心を病んで、狂気に蝕まれていくのでしょうか? 音楽に限った話ではないのかもしれませんが、美しいものを生み出す苦しみは、悪魔と取引したかのようにその人の魂を奪っていくのですね。 (以降少々ネタバレあり) おまけに彼女の場合は、幼き日に受けた性的虐待のトラウマも抱えておりましたし。

生前のアレサ本人が推薦したというジェニファー・ハドソンが見事です。圧倒的な歌唱力と説得力のある演技で、アレサのデビュー前から女王となった1972年までの変化を演じ切ります。その変化には、ヘアメイクや衣装をはじめ、各パートの質の高い仕事も貢献しています。

あとプロデューサーを演じたマーク・マロンは、『スターダスト』に続いて才能の原石を売り出そうと宇する業界人役です。こちらもまた達者な演技でありながら、『スターダスト』とは違う役作りをしていて、あっぱれです。

エンドクレジットにかぶせて流れる晩年のアレサ本人の映像がまた圧巻。二の腕の太さに気絶しそうになりました。

 

 

| | コメント (0)

2021年11月14日 (日)

「モーリタニアン 黒塗りの記録」:ジョディの風格とカッコ良さ    #モーリタニアン #モーリタニアン黒塗りの記録 #ジョディフォスター

1_20211114223801 映画『モーリタニアン 黒塗りの記録』は、ジョディ・フォスター久々の登場。日本公開作としては、2013年の『エリジウム』以来です。いやー、8年ぶりとは言え予告編やチラシで観た時にあんまりにもおばちゃん然としているので、驚いていまいました。グレイヘアはともかく、唇のまわりのシワとかが目立って、現在58歳の彼女の実年齢以上に老けています。たぶん、実在のモデルに合わせて老けメイクをしたってこともあるんでしょうね。

9.11後のグアンタナモ収容所における米軍の非人道的な拘束や拷問を告発した作品です。実際に14年もの間、自由を奪われていた男の手記に基づいた作品ですから、その生々しい怖さたるや…。でも、そんな題材をしっかりと硬質な娯楽映画の枠で成立させる手腕は、さすがにアメリカ映画の伝統です。 似たような黒塗り文書の話は我が国にもありましたけど、それを娯楽映画にする発想はまだなかなかですから…(とはいえ、『新聞記者』をはじめとするスターサンズの作品は、その域に迫ろうと努力しております)。でも、シュレッダーにかけたり証拠隠滅したりしないだけ、アメリカの方がましなんでしょうか? まあ、政府と軍部が暴走しても、映画人たちはこういう骨のある作品を作るし、ちゃんと公開できる。そういうバランス感覚においては、まだまだアメリカも健全なんでしょうね(とばかりも言っていられませんが)。

とにかくジョディ演じる弁護士ナンシーが、知的で強くてカッコイイんです。堂々たる風格が出ています。まさに今のジョディのための役。メガネ、グレイヘア、服装など一つ一つが、見事にスタイリッシュでしたねえ。

 

| | コメント (0)

2021年11月13日 (土)

「きのう何食べた?」:お料理と内野聖陽を見る映画    #きのう何食べた #劇場版きのう何食べた #内野聖陽 

1_20211113231401 劇場版『きのう何食べた?』は、軽快な娯楽作。テレビ東京でやってたドラマは見たことなかったんですが、それでも特に問題なく楽しめました。

冒頭の京都旅行の映像が素敵。そして、全編にわたって出てくるあの料理、この料理がたまらなく美しく、おいしそうです。しかも、料理の作り方を丁寧に解説してくれるので、ほとんどレシピ動画みたいな映画となっております。そして、食べ物が美しく撮れているんですよねー。

でも何と言ってもかんと言っても、この作品の最大の魅力は内野聖陽(ケンジ)のかわいさ! 目をくりくりキラキラさせて、いろんな表情といろんな所作で、このキャラクターをいきいきと魅力的に演じています。近作で言えば『初恋』や『ホムンクルス』や『おかえりモネ』の内野とのあまりのギャップに驚いてしまいます。西島秀俊は『おかえりモネ』でもここでも大きくは違わないんですけど…。

てなわけで、楽しく自然にゲイ・カップルの普通の暮らしを、普通の事として何の抵抗も違和感もなく観ていられる作品です。ほんわかとナチュラルな空気感です。それって(メジャーな娯楽映画の枠の中で)、相当進歩的なことではないでしょうか、ここ日本では。てか、日本も変わって来たことの証左なのでしょうね。でも生々しい描写が一切ないので、口当たりがいいからってことが大きいのでしょうけれど。

コメディとしても、笑いのセンスがいいですね。(原作のおかげとはいえ)こんな明るく楽しいホンが書ける安達奈緒子なのに、なんであんなに暗くてジメジメした『おかえりモネ』を書いてたんでしょうかねえ?

| | コメント (0)

2021年11月12日 (金)

「庵野秀明展」@国立新美術館    #庵野秀明展 #エヴァンゲリオン #庵野秀明 

Dsc_0495_copy_767x576 「庵野秀明展」(~12/19)を国立新美術館で観ました。土日祝は常にチケットがすぐ売り切れてる状態だったので、代休が取れた平日のチケット(日時指定制)を取って、行って参りました。

Dsc_0496_copy_576x853 今さらながら、サブカルチャーがこれだけメインストリームになってる時代なのですね。てか、これだけ大きいハコじゃないと、対応しきれないですもんね(規模的にも、集客への対応力の面でも)。

Dsc_0499_copy_950x576 チラシの裏に「庵野秀明をつくったもの 庵野秀明がつくったもの  そして、これからつくるもの」というコピーが 出てましたが、まさにそういう展覧会でした。

Dsc_0501_copy_887x576 「をつくったもの」は、1960~70年代のテレビの特撮もの、ヒーローものが中心。それらのメカを含め、庵野少年が吸収し、庵野秀明を形作ったあれこれが展示(上映)されています。

湾曲した3m×15㎡の巨大分割LEDスクリーンに映っている、6~70代のテレビ番組のフッテージの数々が圧巻でした(撮影不可でした)。ああいうの見ると、「現代人はテレビの記憶でできてるんだなあ」と思わざるを得ません。そして、展覧会スタッフの裏の苦労を想像してぞっとするような労作でもありました。

Dsc_0500_copy_576x979 続いては、庵野さんの学生時代からの自主映画、自主アニメの数々。素顔の庵野さんがウルトラマンに扮する特撮ものとか、大きな注目を浴びたDAICONのアニメ作品とか。

Dsc_0502_copy_1024x576 それらを見て驚くのは、基本的に今の庵野さんとやってることがあまり変わらないこと。カメラポジションの低さと仰角で、怪獣の大きさを表現するとか、爆発描写の独創的なうまさとか、いやー、「栴檀は双葉より芳し」ってやつですね。

宮崎駿さんに大抜擢された『ナウシカ』での巨神兵崩壊シーンの原画下描きなどもあり、やっぱり画期的だなあと感心しました。

 

Dsc_0503_copy_576x854 そしていよいよ『エヴァンゲリオン(ヱヴァンゲリヲン)』のパート。これは「TV版~旧劇場版」と「新劇場版」に分かれていますが、さすがに充実しています。

Dsc_0505_copy_576x689 あの初号機のパープルとライトグリーン(大江戸的にはサンフレッチェ対ベルマーレに見えなくもないのですが…)は、やっぱりキレイですね。

 Dsc_0504_copy_917x576 企画段階では『人造人間「エヴァンゲリオン」』(仮題)だったんですね。キカイダーみたいです。

Dsc_0506_copy_576x849 バルト9あたりでもお目にかかった人間よりやや大きい初号機さんも休憩所にいらっしゃいました。

Dsc_0507_copy_1024x576 庵野さんの実写映画もいろいろありまして、第1作『ラブ&ポップ』は好きでしたねえ。ラストの渋谷川横並びウォークと『あの素晴らしい愛をもう一度』! 実写版『キューティーハニー』なんかも懐かしかったですね。

Dsc_0509_copy_1024x576 『シン・ゴジラ』も画期的・独創的な仕事でした。大好きです。

Dsc_0510_copy_576x933 あのラストに出て来る「謎のしっぽの先」もこんな感じに…。何なんでしょうね、地獄の亡者たちみたいなこれって?

 

Dsc_0512_copy_1024x576 そして興収100億円を超えた本年の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の作画用のジオラマ! でかいっす。金と手間かけまくってますね。

 Horizon_0001_burst20211111122136254_cove 『シン・エヴァンゲリオン』に関しては、資料の量などもハンパなく、慄(おのの)きますね。

 

そして最後には、公開が待たれる『シン・ウルトラマン』と『シン・仮面ライダー』のコーナー。楽しみ楽しみ。

Dsc_0514_copy_760x576 ゴジラ、ウルトラマン、仮面ライダーの「シン」御三家揃い踏み。これをもちまして、庵野展終了です。

Center_0001_burst20211111122548328_cover 庵野秀明からのメッセージ。ネズミが描いてあるのは、子年生まれだからでしょうかね。

いやー、展示物量の多さに、おなかいっぱいになりました。庵野さん、やっぱりスゲーよ! 同時代を生きられて良かったよ、って感じです。 そして、この展覧会を作った人たちもスゲーよ! お疲れさまでした&ありがとうございました。

 

 

 

| | コメント (0)

2021年11月11日 (木)

日本、ベトナムに勝ったものの…    #ベトナム対日本 #ワールドカップアジア最終予選 #サッカー日本代表 #森保辞めてくれ

森保ジャパンのFIFAワールドカップ アジア最終予選、今日はハノイでベトナムvs.日本。この秋からアウェイ戦はTV放送ナシなので、DAZNでの観戦でした。

先発メンバーでは、山根、守田、田中碧とフロンターレゆかりの3選手を出した点はフレッシュで良かったのですが、相変わらず長友や大迫や南野の起用は変えない森保采配です。で、前半17分に大迫~南野~伊東という速い攻撃でキレイに先制! そして40分に相手の攻撃をはね返したところから、伊東純也が高速ドリブルで持ち込み、そのままシュート!が決まるというスーパーなゴール!! かと思って興奮したら、なんとシュートコースにいた田中碧がオフサイドというVARからのオンフィールドレビュー判定でゴール取り消し! うーん、素晴らしいゴールだっただけにちょっとショックでした(伊東もショックだったことでしょう)。とにかく今日の伊東は、最後まで攻守に大奮闘しました。

そして後半、前半同様日本が圧倒的に攻めながら、多くのチャンスも作りながら、とうとうゴールネットは揺れませんでした。まあベトナムもどうってことなかっただけに、かなり物足りない試合でした。交代で伊東、古橋、浅野の高速3トップになった時にはちょっとワクワクしたけど、考えてみればコンビネーション的にはよろしくないですよね。それもこれも大迫先発にこだわり過ぎるからだし、ついでに言えば長友よりも交代した中山の方がずっと良かったです。

で、結局1-0で勝ちはしましたが、なんで2点目、3点目が取れなかったのかなあって試合でした。ベトナムはグループ最下位のチームですからね。ここで大量点取っとかないでどうするんだ? あるいはここで若手に経験積ませないでどうすんだ? てなわけで、森保さんのダメダメぶりにまたも心がモヤモヤしました。とりあえず(FC東京の監督を辞任した)長谷川健太監督があいたんですけどねえ。

| | コメント (0)

2021年11月10日 (水)

台湾カステラ、いいね    #台湾カステラ #キミとホイップ #ヤマザキの台湾カステラ #マゼランのチーズケーキ

Dsc_0478_copy_800x450 今年、台湾カステラってけっこう流行りましたよね。調べてみると、素材や製法が普通のカステラとは違っていて、そのため食感などが異なっています。遅ればせながら経堂にある台湾カステラ専門店「キミとホイップ」で買ってみました。

Dsc_0479_copy_800x450そう、カステラというよりはむしろシフォンケーキとかマーラーガオみたいなふわふわ感、軽さなのです。カステラは生地が詰まって、しっとりしていますが、こちらは密度が薄くて空気含有量が多い感じ。お味の方もさっぱりとライト。

Dsc_0480_copy_800x450 それでも、タマゴ感がしっかり感じられて、じんわりおいしいのです。甘さ控えめ、軽め、やわらかめという「時代の要請」に合った商品です。そりゃヒットしますよね。

 

Dsc_0008_copy_800x450 でも大江戸はだいぶ前に、「もどき」というか普及版というかを食べておりました。コンビニなどで売ってるヤマザキの『台湾カステラ』です。こいつはカステラの間にたっぷりホイップクリームが入ってます。

Center_0001_burst20210524121135691_cover つまり台湾カステラのマリトッツァ・バージョン。本格的な台湾カステラのようなふんわり感には達しておりませんが、まあこれはこれでおいしいです。なにしろ今年のヒット商品である台湾カステラとマリトッツァの合体版なのですから。

 

台湾カステラを食べながら、懐かしい「マゼランのチーズケーキ」を思い出しました。あのスフレタイプのレーズン入りのやつ、復活しないかなあ。

 

 

 

| | コメント (0)

2021年11月 8日 (月)

「アレックス STRAIGHT CUT」:トラウマ級の暴力と狂気    #アレックス #映画アレックス #ギャスパーノエ #アレックスストレートカット

1_20211108231201 映画『アレックス STRAIGHT CUT』は、説明に多少の字数を必要とする作品。2003年に日本でも公開され、大江戸も渋谷東急で観たこの作品ですが、時間を遡って進行するという実験的手法を用いていました、つまり本来のラストシーンが冒頭にあって、そこから前の出来事へと一つずつ逆に進行していき、その間に悲惨な出来事もあり、ラストではそれらが起こる前の平和な時間が流れているという流れなのです。ですから、途中までは何が何やらよくわからないのですが、だんだん全体像が見えてくるわけです。かなり不思議な映画体験であり、それ以上に序盤と中盤にある二つのおぞましい暴力場面がトラウマになってしまうような、インパクトの強い映画でした。深い闇を持つ作品です。

で、普通の時間の流れに直した今回の「STRAIGHT CUT」ですが、うーん、普通の流れにしたためなのか、基本的に既に観たことのある作品だからなのか(たぶんこっち)、2003年版ほどの衝撃は感じませんでしたね(あ、製作年度は2002年です)。けど、いずれにしてもギャスパー・ノエらしいアクの強い、ドスの利いた作品です。

そして天国のような穏やかな光景がラストの救いみたいになっていた2003年版に比べると、今回のは全く救いのない後味悪さを背負いながら劇場を出なければなりません。初見でこっちを観た人のトラウマは、より重いのかも知れませんね。

映像的な狂気も、やっぱり只ならぬものがありますねえ。ギャスパー・ノエの赤と黒ってほんと無双です。地獄が送り込んで来た天才なのですね。

 

| | コメント (0)

2021年11月 7日 (日)

「最後の決闘裁判」:3つの視点が機能しない…    #最後の決闘裁判 #リドリースコット #ジョディカマー

2_20211107222901 映画『最後の決闘裁判』の原題は“The Last Duel”。1977年に『デュエリスト 決闘者』(原題“The Duelists”)でデビューしたリドリー・スコット監督(現在83歳)の作品。これが遺作となったら実に納まりが良かったのですが(失礼)、この後には『ハウス・オブ・グッチ』が控えているリドリー御大です。

堂々たる中世ものです。美術・衣装・撮影など、非の打ちどころのないクォリティです。もちろん役者たちの力も。 決闘場面の重厚な迫力も、実にパワフル。 ただ、黒澤明の『羅生門』に発想の源を得たらしい3人それぞれの視点から物語を語る手法に関しては、その採用に疑問があります。だって、3人の物語があんまり変わらないんだもーん。微妙な差はありますけど、その差が何か決定的なものにつながっていかないので、二度にわたる繰り返しの意味がわからないのです。「全く異なる3つの視点のどれが本当なのか?」というミステリーを孕む『羅生門』とは、全然違うんです。その繰り返しによって上映時間も2時間33分という長尺になっちゃってますし、どうなんですかねえ、そこらへん。ただ、その割には飽きずに面白く観ることができたことも確かでして、さすがは巨匠だなんて思ったりもしちゃうわけです。

「#MeToo運動」の視点から語られることも多い本作ですが、まあ確かに「女性からの勇気ある告発」という面はあるものの、リドリーさんがそういう視点で描いているとは到底思えません。そもそも、妻は夫の所有物という時代(裁判もそういう物差しで行われる)ですから…。でも「今の時代にもそういう所がまだ残っていたりするんじゃないですか?」っていう問いかけにはなっておりますね。

妻役のジョディ・カマーが、なかなかどうして堂々たる女優っぷりでした。今後ハリウッドの真ん中に納まって行きそうな気がいたしております。

 

 

 

| | コメント (0)

2021年11月 6日 (土)

「ひらいて」:共感できない最悪主人公    #ひらいて #映画ひらいて #綿矢りさ #首藤凜 #山田杏奈

1_20211106215701 映画『ひらいて』は、17歳で綿矢りさの原作に出会った時から、映画監督になってこの作品を撮ると決めていたという首藤凜(26歳)の監督作(どうでもいいけど、「しゅとうりん」って「シュトーレン」みたいですね。クリスマスも近いし)。

恋愛感情で自爆的に暴走する主人公といえば、いかにも綿矢りさの世界なのですが、本作では主人公のブラック具合がハンパありません。完全に闇落ちしてます。ですので、観ていても「嫌な感じ」がどんどん蓄積していきますし、ここまで一切共感できな最悪な主人公ってのも久々な気がします。悪魔のようですもん(でも終盤に1か所、共感できる行動がありましたけど)。

(以降少々ネタバレあり) だから、主人公が好きな人にディスられる場面で、「そうだ!もっと言ってやれ!」などと思ってしまいましたが、山田杏奈自身、この主人公に共感できなくて嫌いだったそうなので、しょうがありませんよね。まあ、そういった意味では山田杏奈、よくここまで徹底して演じたものです。役者としてはあっぱれです。芋生悠、作間龍斗とのアンサンブルも、良い具合に機能していると思います。

ラストは、ちょっとあいまいにし過ぎではないでしょうか。解釈は観る人に委ねるって方法はずるいって思うのです。そこは責任をもって、映画作家の解釈を明示してほしいところです。演出の力量としては、堂々としていて申し分ないと思うだけに…。

 

 

 

 

| | コメント (0)

2021年11月 5日 (金)

「円谷英二展」@国立映画アーカイブ    #円谷英二展 #国立映画アーカイブ #円谷英二 #特撮

Dsc_0490_copy_600x902 京橋の国立映画アーカイブ展示室で開催中の『生誕120年 円谷英二展』(~11/23)を観ました。大江戸には、『ゴジラ』をはじめとする東宝特撮映画の数々や『ウルトラマン』などTVの怪獣ものでおなじみの「特撮の父」です。その円谷の撮影(映画キャメラマン)担当~特技監督~東宝特撮~円谷プロという生涯の流れを追っていく展覧会です。

で、その目玉としてイギリスで新たに発見された円谷撮影の初期作品『かぐや姫』のフッテージ映像や資料も展示されておりました。竹が光ってかぐや姫が登場する場面など、円谷らしい特殊技術を早くから見せていたのですねえ。

まあ、この会場はスペースに限りがありますし、出身地である福島県須賀川市でも円谷展をやったり、円谷英二ミュージアムがあったりするようなので、写真やシナリオなどの資料やポスターが中心となるのでしょう。それでも、『モスラ』をはじめとする特大ポスターの数々は、かなりの迫力でしたし、縦長や横長サイズのポスターは、今では超レアです(縦長サイズのは「立て看」ってことのようです)。

Dsc_04882_copy_600x868 東宝以外にも、大映の『透明人間現わる』だとか日活の『太平洋ひとりぼっち』の仕事なんかもやっていたんですねえ。とにかく日本独自の特撮を作り出し、世界に影響を与えた人でした。

会場前にはウルトラマンが立っていらっしゃいました(ここだけ撮影可)。ありがたいありがたい。

| | コメント (0)

2021年11月 4日 (木)

「老後の資金がありません!」:超ベタです!    #老後の資金がありません #前田哲 #天海祐希 #草笛光子   

1_20211104115901 映画『老後の資金がありません!』は、昨年の公開予定がコロナで延期になっていたもの。ようやく10月30日に公開されたのですが、たまたま同じ前田哲監督の新作『そして、バトンは渡された』が前日の29日公開という驚きのタイミングになりました。

まあ、普通の職人監督である前田哲ですからあまり期待はしておりませんでしたが、そんな感じにハードル下げといた方が、そこそこ楽しめる作品だと思います。なにしろ演出は今どきここまでベタにやっちゃうんだー、と思うほどベタですから。洗練とは真逆の、バカ丁寧なわかりやすさですから。

なんかふざけたキャスティングだとか、売れないお笑い芸人を多用するとか、芝居がコントみたいだとか、イラッとする所も多々あります。まあ、イラッの頂点は中盤で草笛光子さんがいろいろ引っ搔き回してくれるあたりですけどね。もう完全に天海祐希さんに感情移入して、腹が立ってしまいます。

ただ、その草笛さんが終盤に至るや見事に輝きを放つのです。さすがの実力を見せるのです。草笛さん、この年になっていい役に巡り合いましたねー。今の日本映画界においては、これだけ「おいしい」おばあちゃん役ってほとんど奇跡的なことですよ。何しろ最後には『ラストダンスは私に』まで熱唱しちゃうんですから。先ごろ米寿を迎えた草笛さん、撮影は2年前だったわけですが、それにしてもお若いです。

まあ、なんだかんだいざというときのマネー学として勉強になりました(特に前半)。そういった「学習映画」としての側面って、前田監督が昔『マルサの女2』で伊丹十三監督の助監督についた影響なんかもあるんでしょうかねえ?

 

| | コメント (0)

2021年11月 3日 (水)

劇団四季の「アラジン」    #劇団四季 #アラジン #劇団四季のアラジン

Dsc_04914_copy_634x989_20211103225101 汐留の電通四季劇場・海で、劇団四季ミュージカル『アラジン』を観ました。映画はディズニーのアニメも実写版も観ておりますが、ミュージカル版は初めて。ここの劇場に来たのは、こけら落としの『マンマ・ミーア!』以来だから、えらく久しぶりのことです。

客席は「市松模様」ではなく、ぎっしり入れてました。2階の後ろの方だったのですが、ほぼ満席状態。やはりこれだけ入っていると、手拍子や拍手やマスク越しの笑い声もいい感じに舞台上と呼応して、芝居を盛り上げてくれます。

Dsc_04902_copy_699x634 非常に豪華絢爛でエンタテインメント性豊かな作品です。豪華な舞台装置やギミックの数々(煙だとか火花だとか、ジーニーがぐるぐるせりあがって来る舞台上の穴だとか、空飛ぶ魔法のじゅうたんだとか…)、さらには照明の見事さ(同じセットの明暗の使い分けだとか、赤い影だとか)などで、舞台劇としての醍醐味を感じさせてくれます。衣装もきらびやかですね。

もちろん役者たちも頑張ってます。特にジーニーの韓盛治さんは、ジーニーっぽい巨漢ではないのに、かなり説得力を持って惹きこんでくれました。ただ、主役の二人=アラジンとジャスミンは、俳優のパワーが弱かったですねえ。

20分の休憩をはさんで2時間45分を、あっという間に(とまで言うと誇張がありますが)駆け抜けます。カーテンコールでは大抵感動して目頭が熱くなる大江戸ですが、今日も「ああ、コロナ禍も落ち着いて来て、お客さんがこんなに入って、ショーが続いている」ってことに感動してしまいました。やっぱり、ショウほど素敵な商売はありませんね。

 

 

 

| | コメント (0)

2021年11月 2日 (火)

「かそけきサンカヨウ」:淡々と何も起きない    #かそけきサンカヨウ #今泉力哉 #志田紗良 #中井友望

1_20211102134601 映画『かそけきサンカヨウ』は、今泉力哉監督の今年2本目(もう1本は『街の上で』)。なんだこれ?ってなタイトルですが、「かそけき」が「幽けき」だとわかり、サンカヨウがひっそり儚い感じの花だとわかると、だいたい納得できます。まさに、志田紗良演じる主人公(その名も「陽(ヨウ)」)のことですね。

ま、基本的に狭い世界の中の人間関係の物語です。主人公は高校生女子。彼女の漠然とした不安や悩みといった揺れ動く心情がテーマの作品です。なので、大きな事件は何も起きません。みんないい人だし、静かで淡々としてます。となれば、大江戸が好きなタイプの作品に違いないのですが、どうもさほど感銘を受けませんでした。いくら何も起きないような映画が好きと言っても、ここまでかそけく何も起きないと、さすがに物足りないですね。

フィックスの長回しも多用され、その中で会話劇が展開されていくのですが、さすがに「長い!」と思うことが多かったです。長回しならではの効果も、特に得られておりませんでしたし。井浦新が志田紗良に語り掛ける場面なんて、観ていてちょっと集中力が「もたない」感じでした。

静かで優しい鈴鹿央士が当世風のおとなしい若者を、説得力を持って演じておりました。 そして主人公の同級生サキ役の中井友望が、なかなかいい感じでした。ナチュラルで、独自の味があって、今後が楽しみな若手です。

(追記)  「十月十日(とつきとおか)」という妊娠期間に関する鈴鹿くんの母(西田尚美)の台詞に、脚本家の勘違いでは?というのがありました。「10か月とちょっと」と言っているのですが、赤ちゃんがおなかにいる期間は正しくは280日=9か月とちょっと です。10か月目に入ってちょっとたった頃なんですね。調べてみると、この表現が生まれた裏側にはいろいろあるみたいですが、いずれにしても出産経験者の母親が間違えて言うわけはない台詞だと思いました。

 

| | コメント (0)

2021年11月 1日 (月)

「TOVE トーベ」:けっこう退屈    #TOVE #トーベ #トーベヤンソン #ムーミン

1_20211101232101 映画『TOVE トーベ』は、あのムーミンの作者=トーベ・ヤンソンの創作の裏側を描いた物語。ふーん、こういう人だったんですねえ。

でも、けっこう退屈でした。トーベと周囲の人々が、タバコ喫って、酒飲んで、踊ってるような場面が延々と繰り返されます。バイセクシャルな彼女の恋愛模様も描かれますが、これまたけっこう退屈。 トーベさんは「芸術家になり切れなかった自分」に対して、(父親の呪縛のおかげで)かなりのコンプレックスを抱えて、常に悩んでいたのでしょうが、そういった悶々を見せられてもねえ…。

ムーミンやスナフキンを描いている場面も出て来ますが、ちょびっとだけです。そこらへんを期待して本作を観ると、肩すかしになることは請け合いです。

だからってこの映画がフェミニズム系だったり、女性を勇気づけるものだったりするわけでもなく、いったいどのあたりに向かって、どんな人に向けて作られた作品なのか、小生にはよくわかりませんでした。

それにしても、トーベの狂ったようなへんてこダンスときたら!(嫌いじゃありませんけどね)

| | コメント (0)

« 2021年10月 | トップページ | 2021年12月 »