「庵野秀明展」@国立新美術館 #庵野秀明展 #エヴァンゲリオン #庵野秀明
「庵野秀明展」(~12/19)を国立新美術館で観ました。土日祝は常にチケットがすぐ売り切れてる状態だったので、代休が取れた平日のチケット(日時指定制)を取って、行って参りました。
今さらながら、サブカルチャーがこれだけメインストリームになってる時代なのですね。てか、これだけ大きいハコじゃないと、対応しきれないですもんね(規模的にも、集客への対応力の面でも)。
チラシの裏に「庵野秀明をつくったもの 庵野秀明がつくったもの そして、これからつくるもの」というコピーが 出てましたが、まさにそういう展覧会でした。
「をつくったもの」は、1960~70年代のテレビの特撮もの、ヒーローものが中心。それらのメカを含め、庵野少年が吸収し、庵野秀明を形作ったあれこれが展示(上映)されています。
湾曲した3m×15㎡の巨大分割LEDスクリーンに映っている、6~70代のテレビ番組のフッテージの数々が圧巻でした(撮影不可でした)。ああいうの見ると、「現代人はテレビの記憶でできてるんだなあ」と思わざるを得ません。そして、展覧会スタッフの裏の苦労を想像してぞっとするような労作でもありました。
続いては、庵野さんの学生時代からの自主映画、自主アニメの数々。素顔の庵野さんがウルトラマンに扮する特撮ものとか、大きな注目を浴びたDAICONのアニメ作品とか。
それらを見て驚くのは、基本的に今の庵野さんとやってることがあまり変わらないこと。カメラポジションの低さと仰角で、怪獣の大きさを表現するとか、爆発描写の独創的なうまさとか、いやー、「栴檀は双葉より芳し」ってやつですね。
宮崎駿さんに大抜擢された『ナウシカ』での巨神兵崩壊シーンの原画下描きなどもあり、やっぱり画期的だなあと感心しました。
そしていよいよ『エヴァンゲリオン(ヱヴァンゲリヲン)』のパート。これは「TV版~旧劇場版」と「新劇場版」に分かれていますが、さすがに充実しています。
あの初号機のパープルとライトグリーン(大江戸的にはサンフレッチェ対ベルマーレに見えなくもないのですが…)は、やっぱりキレイですね。
企画段階では『人造人間「エヴァンゲリオン」』(仮題)だったんですね。キカイダーみたいです。
バルト9あたりでもお目にかかった人間よりやや大きい初号機さんも休憩所にいらっしゃいました。
庵野さんの実写映画もいろいろありまして、第1作『ラブ&ポップ』は好きでしたねえ。ラストの渋谷川横並びウォークと『あの素晴らしい愛をもう一度』! 実写版『キューティーハニー』なんかも懐かしかったですね。
あのラストに出て来る「謎のしっぽの先」もこんな感じに…。何なんでしょうね、地獄の亡者たちみたいなこれって?
そして興収100億円を超えた本年の『シン・エヴァンゲリオン劇場版』の作画用のジオラマ! でかいっす。金と手間かけまくってますね。
『シン・エヴァンゲリオン』に関しては、資料の量などもハンパなく、慄(おのの)きますね。
そして最後には、公開が待たれる『シン・ウルトラマン』と『シン・仮面ライダー』のコーナー。楽しみ楽しみ。
ゴジラ、ウルトラマン、仮面ライダーの「シン」御三家揃い踏み。これをもちまして、庵野展終了です。
庵野秀明からのメッセージ。ネズミが描いてあるのは、子年生まれだからでしょうかね。
いやー、展示物量の多さに、おなかいっぱいになりました。庵野さん、やっぱりスゲーよ! 同時代を生きられて良かったよ、って感じです。 そして、この展覧会を作った人たちもスゲーよ! お疲れさまでした&ありがとうございました。
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