「エターナルズ」:誰が撮っても同じように仕上がる #エターナルズ #クロエジャオ #マーヴェル
映画『エターナルズ』は、『ノマドランド』でアカデミー監督賞に輝いたクロエ・ジャオにマーヴェル大作を撮らせたという異例の作品。と言っても、オスカーを撮る前に動いていた企画なんでしょうけれど、一昔前なら(畑が違うってことで)考えられなかった事態です。
でも作品を観てみると、「あ、誰が監督してもこういう感じになるんだ」って印象。クロエ・ジャオらしさを見つけ出すことは難しいですよね(とか言っても、『ノマドランド』しか観てないんですけど)。アクション、VFX、CGIなどがメインになる映画なだけに、その部分はその道のプロが作るわけですから、あとはドラマ部分。でも、そこも同じような感じになるもんなのですねー。
そして時空を超えた壮大な話なんですけど、エターナルズたちが(アンジー以外は)ネームバリューも含めて小粒な印象。でも、みんな「一芸」を持ってて笑えます。目からビームの方とか、物質の構造を変化させちゃう方とか、怪力無双の方とか…。足が超速い方なんかは、ほとんどマンガ。『トムとジェリー』とか『スーパースリー』とかに、ああいう動きってありましたよね。
それにしてもエターナルズのメンバーにアジア系が多いことに、「時代だなあ」と驚いてしまいますね。愛のかたちも様々だったりしてましたし。ダイバーシティのスーパーヒーローものです。マ・ドンソク先生なんか、「ドン・リー」って名前で出ております。
アリシェムとかいう超巨大なラスボス(ほとんど神様みたいな感じ)がユニークです。デカすぎるぜ。6つの目(?)があって、イメージ的にはジョージ秋山が描いたんじゃないかって感じでした。
最後までどういう物語なのか、よくわかりませんでした。それぐらいストーリーテリングはうまくありません。てか眠かった。物語を全部セリフで語っちゃうからいけないんですよね。映画なんだから絵で語らないと。 ・・・それでもまだまだ物語は続くのでありました。
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