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2021年12月20日 (月)

「水俣曼荼羅」:6時間12分のドキュメンタリー    #水俣曼荼羅 #原一男 #水俣病

1_20211220225601 映画『水俣曼荼羅』は、原一男が20年をかけて水俣病に挑んだドキュメンタリー。なんと6時間12分。でもちっとも長く感じないし、まったく飽きることはありませんでした。渋谷のシアター・イメージフォーラムでは、間に20分の休憩を2度入れての上映でした。例によって、ちょっとした「修行」だとの思いで、覚悟を決めて鑑賞しました。でも腰もお尻も特に痛くはならなかったですし、疲れも思ったほどではありませんでした。料金は3,900円均一の各種割引なし。

というわけで、3部制になっています。3本立てを観たようなもんですね。第1部=「病像論」を糾す、第2部=時の堆積、第3部=悶え神。でも登場人物は3つの部に共通していますし、徐々に15年が流れていき、登場人物たちが歳を取っていくことの不思議(あたりまえなんですけど)。時間をかけてゆったりと、繰り返し何人かの人たちが出て来て、観ている我々の中にはなんとなく映画内の人々との間に、「知り合い感」「身内感」が生まれて来るのです。そして、人間ってやっぱり面白いですね。

穏やかに優しいまなざしで撮影している原監督ですが、被害者団と役人たちの戦いの場では、対象に肉迫しながら、「怒り」を描きます。ああ、やっぱり原さんはこういうのが好きなんだなあと、こういう感情むき出しの激怒や罵倒や詰問に耐えられない大江戸なんかは思うわけです。役人はたまたま人事で何年かここにいるんだし、立場の中でしか物を言えないし、権限だってないんだから、50年前からの全てを謝れ!みたいなことを言うってのもどうかと思うのですが、一方では患者・被害者の方々がフェアに取り扱われなかった歴史、そして今もなおアンフェアなふるまいを続ける行政という怪物を見るにつけ、怒るのももっともだという思いもあり、それは映画館で高みの見物をしている自分たちと当事者たちとの差でもあるわけです。

この秋公開されたアメリカ映画『MINAMATA』は、意義深い優れた映画だと思っています。エンタテインメントの枠の中で、いい仕事をしています。その一方で、『水俣曼荼羅』の突きつける「水俣病はまだ終わったわけではない」という痛烈なメッセージも、他人事ではなく感じられます。それにしても、行政ってやつは、裁判ってやつは…。

患者・被害者の方々が、みんなそれぞれに「いい顔」をしていました。その一方で、役人たちの顔がことごとく「いい顔」ではなかった。それはあまりにも明白な差でした。これは、なぜなんでしょうかねえ?

 

 

 

 

 

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