「恋する寄生虫」:内容が伴わないビジュアル #恋する寄生虫 #小松菜奈 #林遣都
映画『恋する寄生虫』は、写真、広告、MV、映像作品などで世界的に評価されているという柿本ケンサクの監督作品。とはいえ、大江戸はこの人を知りませんでしたー。
前半はかなり良かったのです。物語の導入から展開にかけてを、映像派としての凝ったビジュアルあれこれで表現してくれて、結構惹き込まれました。しかし、後半になると息切れしたのか、あるいは凡庸かつ重めのドラマの比重が高まったからなのか、奇抜な設定がどんどん破綻していった印象。やはりストーリー・テリングがヘタですよね。てか、そもそもの物語もなっちゃいないというか…。
まだ女子高生役がギリセーフな小松菜奈(25歳)でしたが、いつものニヒル顔と絶叫芝居にもそろそろ飽きてきたかなあ。本作では彼女の良さは感じられませんでした。林遣都は割といつも通りでしたが、マスクしてても目ヂカラ強いですねえ。(以降少々ネタバレあり)小松さんがマスクの上から林くんにキスするシーンは、ちょっとした名場面。ここだけは良かったです。
潔癖症と視線恐怖症の二人のラブストーリーなんて、そもそもが斬新な設定なんだから普通のラブストーリーにした方がいいものができたろうにと思うのですが、かなりひねったお話にして失敗しちゃいましたねー。やっぱり「ひねり」×「ひねり」は無理ですよねー。
ラストもビジュアル的にはキレイなんですけど、本当に虚しかったです。映画って、やっぱり描いている内容で引っぱって行かないと。いくら絵が美しくても迫って来ないんだってことを、改めて確認させていただきました。
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