「ディア・エヴァン・ハンセン」:スッキリしません #ディアエヴァンハンセン #ミュージカル映画
『ディア・エヴァン・ハンセン』は、トニー賞6部門受賞のブロードウェイ・ミュージカルの映画化。ブロードウェイで初めてSNSを題材にした作品でもあるそうです。
それにしても、随分とモヤモヤしたミュージカルです。悩み多きハイスクール生が主人公だからってことがありますけど、それにしてもカラッと晴れることのない、うじうじといろいろ考え過ぎなミュージカルになっちゃってます。やれやれ。
リアルな世界の中で、台詞の延長として歌に入っていくので、逆に不自然さが際立ちます。アンリアルに振り切っちゃうからミュージカルの表現が成り立つのであって、リアルだと「え?何で歌うの??」ってなっちゃうんです。てか、これ歌わす意味があるのでしょうか?
でも全編この調子で歌なしだったら、暗すぎて誰も観たくないような作品になってしまいますよね。だからこれでいいってことなのかなあ? うーん、どうもそのへんがクリアになりませんね。ラストのスッキリしなさ加減なんて、アメリカのミュージカル映画とも思えぬものでありました(教訓はありますけど)。
見どころはジュリアン・ムーアとエイミー・アダムスによる母親対決(?)。どっちも「さすが」な芝居を見せておりますが、二人の顔合わせの場面はあたかも『キングコング対ゴジラ』というか、『サンダ対ガイラ』というか、「片岡千恵蔵対市川歌右衛門」(昨日の投稿参照)というか、コワイような迫力を発散させているのでありました。
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