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2022年1月13日 (木)

「サマー・オブ・ソウル (あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)」:裏ウッドストック    #サマーオブソウル #裏ウッドストック #ブラックウッドストック

1_20220113230801 映画『サマー・オブ・ソウル (あるいは、革命がテレビ放映されなかった時)』は、1969年夏の「裏ウッドストック」とも呼べるハーレムでの音楽フェスティバルの記録映画。ほぼ半世紀の間地下室に眠っていたフィルムを発見、編集して世に出した作品です。

2-3日前のネットニュースで、この作品がニューヨークタイムズの2021年映画ベストテンの第1位というのを知って、「だったら、これを観ずに大江戸の2021年テンも選ぶわけにはいかないでしょ」ってわけで、上映館を調べました。そしたら今は全国で2館しか上映しておらず、うち1館である下高井戸シネマに行って観て来たってわけでさあ。

確かに今日的視点からも興味深く、意義のある作品だと思います。でも、フェスティバルの記録映画としてはどうしても『ウッドストック』と比較してしまい、そうすると映像の質にしてもキャメラポジションにしても編集にしても物足りないのです。特に編集においては、『ウッドストック』はマーティン・スコセッシが編集者の一人ですからねえ。

画角が限られていて、言うほど多くの観客がいるように見えません。そんなに広い場所に見えないし。まあ、6月~8月に6回開かれたライブの合計で「30万人が参加」ってことなのでしょうね。それなら1日あたり5万人。1日の間に観客の出入りが結構あったのでしょうから、延べ人数としてそれぐらいになるのでありましょう。 防犯面とかいろいろ事情があるのでしょうが、ウッドストックと違って夜は一切やっていないあたりも、何となく物足りないところです。

でも豪華な出演者たちと有名な曲の数々で、十分に楽しめます。歌い手と結びつかなくても、曲は知ってる!ってケースもいくつかありましたし。スライ&ザ・ファミリー・ストーンは、この後にウッドストックにも出てるんですよね。で、ウッドストックのステージの方が(映画で観る限り)素晴らしいのです、これが(こっちも悪くないんですが)。

半世紀後だから、当時の出演者や観客や関係者がまだ存命中で、そういう人たちの証言が多く含まれているのが本作の価値でありますね。

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