「Ribbon」:のんらしさ=創造と怒り #Ribbon #のん #のん舞台挨拶 #テアトル新宿
映画『Ribbon』は、のん監督初の劇場公開作。小生はのんファンとして、ネットで公開された初監督作品『おちをつけなんせ』を見ておりますが、やはり劇場公開してナンボですよね。
公開2日目の今日、テアトル新宿で舞台挨拶つきの上映を観ました。いやー、スラリと背が高くて、実に大人の女性になっておりました(さすがは28歳です)。「大きくなったねえ」と、ほとんど親戚気分です。
トークの受け答えも、昔ほどハラハラするほどスローだったり言葉がでなかったりではなくなりました。よく考えて、きちんとした言葉で語っておりました。惜しむらくは、せっかく撮影タイムを設けてくれたのに、デジカメを忘れてスマホの不鮮明画像しか残らなかったことであります。ああ、悔しい。
さて映画の方は、いかにも「のん」らしい、創作と怒りにまつわる物語です。「創作あーちすと」と自ら名乗るほどですから、創造してつくり出すことは彼女のレゾンデートルですし、彼女が怒りの人だというのは、自他ともに認めるところでしょう。実際、本作の中でも(得意の)叫びを何種類も聞かせてくれます。
まあ、でも作品自体は、シリアスとコミカルの融合が今一つうまくいってないし、表現としても「ありがち」な感じ。ツッコミ所も多々ありました。のんさんらしさがバッチリ出ているところが、値打ちと言えるでしょう。また、コロナ禍の生活の(少々カリカチュアライズした)記録としても、後年意味を持ってくることでしょう。
岩井俊二がチョイ役で出ていたり、樋口真嗣と尾上克郎が特撮で協力していたりするのも、彼女の人徳でしょうか。菅原大吉や山下リオといった『あまちゃん』つながりの人たちとも共演しております。山下リオは、すっかりスリムな美人さんになりましたね(あの頃はミニラだったのに)。
テアトル新宿恒例の作品衣装展示。今回はこのリボンだらけの服。このあたりの感覚も、いかにものんさんです。3月4日から渋谷パルコで『のん Ribbon展』をやるので、そっちも行かなきゃね!↓
(追記) 行きました。
http://oedo-tokio.cocolog-nifty.com/blog/2022/03/post-0d8fc6.html
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