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2022年2月 6日 (日)

「ユンヒへ」:美しい思いとハートフルな人々   #ユンヒへ #中村優子

1_20220205231601韓国映画『ユンヒへ』のタイトルを見て、「ユンヒ」という名前+「~へ」の「へ」だとは最初わかりませんでした。「ユンヒヘ」(全部カタカナ)という名前なのかな?って思っていたのです。でも今PCで変換したら「ユンヒ」ですぐ「英姫」ってのが出て来ました。いいお名前ですね。

冬の小樽(一部韓国)を舞台にした繊細なドラマです。徐々にいろんなことをわからせていくその叙述の手さばきが、慎ましくも上手なのです。そして登場人物のすべてが、ハートのある良い人ばかりなのが素敵です。ここで描かれる日本と韓国の人々の交流は、北海道の人と九州の人の違い程度のものです。少し理想に傾いているのかも知れませんが、大江戸はそういうの好きなんです。

そして周囲には秘めた、女の人と女の人との思いが長い年月を経て…という物語ですが、単なる「思い出」を越えて、人生そのものに昇華されていて、美しい。娘をからませたことで、そのあたりが強度を強めて昇華したと言ってよいでしょう。

ユンヒ役のキム・ヒエも、娘役のキム・ソヘもとても感じが良いですし、小生が昔から好きな中村優子さん(最近はCMでしばしば怪演してますが)が、その知的で人生を重ねた佇まいで、この難しい役を説得力を持って演じ切ります。

ユンヒとジュンの2人が小樽の橋の上で会うシーンが素晴らしいのは、言うまでもありません。でも、大江戸にとって本作の白眉は中村優子と瀧内公美が話し合うレストランの場面。ここで中村が年下の瀧内に説諭するように語る言葉と、それを受ける瀧内の表情は、デリケートな感情を湛えて、胸に迫るものがありました。お見事でした。

 

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