「マッカートニーⅢ」:40年ぶりの第3弾 #マッカートニースリー #ポールマッカートニー
ポール・マッカートニーのアルバム『マッカートニーⅢ』は2020年の秋にリリースされたのですが、あまり話題にもならなかったし、大江戸はずっと買わずにおりました。あ、ちなみに大江戸はこれまでのポールのオリジナル・アルバムは全て買っております(コンサートも来日するたびに行っております)。このジャケット、しゃれてますよね。ダイスの3の目が「Ⅲ」を表しております。
で、なんで今頃買ったかというと、アマゾンで輸入盤がたったの759円(税込)だったから。しかも見開きジャケットだし、16ページの歌詞ブックレットもついてるし。いつも思うことですが、輸入盤が激安なのか、日本盤が激高なのか?
『マッカートニー』(1970)も『マッカートニーⅡ』(1980)も小体(こてい)で愛すべきアルバムなんですけど、この「Ⅲ」はねえ・・・うーん、良くないなあ。全体的に暗いし、ポールの持ち味であるチャーミングなポップさが不足してるんですよねー。まあ、それは前作の『エジプト・ステーション』(2018)に関しても言えることなんですが、やっぱり「衰え」ってことなんでしょうかねえ。“Seize the Day”だけは、かろうじて稀代のソングライターとしての面目を保ったって感じです。
このアルバムに貼ってあったシール。“MADE IN ROCKDOWN”って記されています。CDの盤面自体にも同じ言葉が入ってました。2020年、コロナのロックダウンの中で作られたアルバムだってことを刻印してあるのですね。まあ、だから不安や閉塞感がアルバムにも出てしまったってことなのかも知れませんが…。
それにしても『マッカートニー』から『Ⅱ』の間が10年、『Ⅱ』から『Ⅲ』の間が40年って! さすがはポール、雄大な時間感覚なのでありました。
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