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2022年2月27日 (日)

「愛なのに」:愛のコメディ    #愛なのに #今泉力哉 #城定秀夫 #瀬戸康史

1-1_20220227223501 映画『愛なのに』は、今泉力哉脚本×城定秀夫監督によるR-15作品(で、来月には城定脚本×今泉監督の『猫が逃げた』が公開されます)。いやー、面白かった。期待以上の面白さでした。

二つのストーリーのからませ方が絶妙で、しかもどちらの話もかなりトリッキーで面白い。最近最も感心した脚本(読んでるわけじゃないですけど)は、濱口竜介の『偶然と想像』ですが、この作品もそれに迫るものがあります(もちろん個性は異なりますが)。笑える場面も多いですし。ポーカーフェイス的なコメディ。

瀬戸康史がメガネとヒゲでイケメン・オーラを消して、好演してます。彼の場合、甘く整った顔が役者としては邪魔だったような気がするのですが、本作はいいですよ(終盤の怒りの場面とか)。彼に限らず、さとうほなみ、向里祐香、中島歩、河合優実など役者がみんないいですね。城定演出の賜物なのでしょうか。

(以降ネタバレあり) クライマックスにおける「愛を否定するな!」という叫びには、瀬戸康史のソウルフルな熱演もあり、心打たれるものがありました。そう、現代はネットの匿名性の中で、他者の「愛」を否定したり断罪したりすることが多すぎますもんね。それこそダイバーシティの世の中なんだから、愛にも多様性と肯定を、と思います。

最初は唐突で強引で好感の持てないキャラクターだった女子高校生(河合優実)が、最後には応援すべき人物になっているあたりも、脚本の芸ですね。いつのまにかこの「愛」が、説得力を持っているのでした。ラストにも、なんか愛があって良かったです。そういえば、今泉監督は『愛がなんだ』を作ってましたね。「愛がなんだ」→「愛なのに」、次は何になるのでしょうか?

 

 

 

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