「ノイズ」:終始もやもや #ノイズ #映画ノイズ #廣木隆一
映画『ノイズ』は、マンガが原作のサスペンス・ミステリー。で、観てる間は気づかなかったのですが、そうかこれ『デスノート』の藤原竜也/松山ケンイチっていう主演コンビなのですね(だったら黒木華の役も戸田恵梨香で良かったのでは?)。
監督は廣木隆一。あれだけ色々作ってる人なのに、このジャンルは初めてなんですってね。悪い出来ではありませんよ。でも終始もやもやする話ですし、終盤なんかも無理にひねり過ぎなんじゃないかなあ。「スッキリしない感」たっぷりです。 そもそもが序盤の事件に対する初期対応があまりにも「ありえない」感じ。そうしないとお話にならないのはわかりますが、でも説得力ないと思うんですよねー。
役者たちはいいんですよ。藤原竜也もいつもみたいに(物真似ネタになるような)過剰芝居はしてないし、松山ケンイチの言葉少なでダウナーな感じも悪くありません。神木隆之介は今度もまたいい味出してますし、永瀬正敏はさすがの存在感です。
中頃まではなかなか良いテンポで進行していくのですが、後半はゆっくりたっぷり語ったりして、ダメでした。面白い展開の物語として引っ張るタイプの作品なんだから、切々と心情を訴えられてもねえ…。2時間8分ありますけど、1時間50分ぐらいにした方が絶対締まって良くなったろうと思います。 エンディングも含めて、ずーっともやもやでした。
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