「名付けようのない踊り」:素晴らしき動けるジジイ #名付けようのない踊り #田中泯 #ダンサー田中泯
映画『名付けようのない踊り』は、ダンサー・田中泯の2017年8月から2019年11月(というとコロナ禍ちょっと前ですね)を追ったドキュメンタリー。監督は犬童一心。泯さんを『メゾン・ド・ヒミコ』で使ってましたね。
72歳から74歳の泯さんなのですが、いやー、若々しいですね。観ていてずっと、将来はこういう「動けるジジイ」になりたい思っておりました。軽やかなステップで、カッコイイのです。農作業で足腰鍛えてますもんねえ。
思えば(本作でもフッテージが使われておりますが)小生を含む多くの人が泯さんを初めて知ったのは、映画『たそがれ清兵衛』でした。だ、誰、この只ならぬ人?!と思ったのは、大江戸だけではありますまい。既に57歳だったんですねえ。あれ以降、泯さんと言えば映画俳優みたいになってますけど、本作を観ると前衛ダンサーとしての田中泯の概要をつかむことができます。
初めて観た泯さんのダンスは、かなりゆっくりした動きが中心。なんかよくわからないけど、凄いんです。でも、スローなだけに、映画の後半ではちょっと飽きて来ました。大江戸、せっかちで落ち着きがなくてすみません。
ダンスと言いながらも、演劇みたいでもあります。古来、もともとは同じものだったのかも知れません。身体表現で物語を語ること。ああ、やっぱり肉体と精神は同期してるんですねえ。
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