「ザ・バットマン」:高度なデザイン&アート #ザバットマン #バットマン #マットリーヴス #THEBATMAN
映画『ザ・バットマン』は、『スパイダーマン』同様次々と繰り返されるシリーズの最新版。とは言え、ティム・バートン、クリストファー・ノーランの跡を継ぐのですから、生半可ではありません。今回の監督はマット・リーヴス。はい、『クローバーフィールド』や『モールス』や『猿の惑星』(リブート版第2・第3作)の、才能ある監督です。調べてたら大江戸と同じ4月27日生まれだとわかったので、ますます天才だと思えて来ました。
とにかく世界観をしっかり構築しております。このダークヒーロー=バットマンの世界、ゴッサムシティの暗く暴力的&絶望的な空気を、暗闇とアンバーを効かせた映像で、スタイリッシュに描き出します。とにかく美術がスタイリッシュで一級品です。ビジュアルのアート的な感性がAクラスの作品なのです。
だから映像を見ているだけで感心して飽きないので、176分の長尺が苦にはなりません。弱点はアクションの独自性のなさ。監督の興味が、そこにはなかったんでしょうかねえ。むしろ「復讐」にまつわる暗い心情のもつれあいみたいな部分にこそ、力が入っております。あとはバットマンと警部補(ジェフリー・ライト)とのバディ感もいいですね。
役者はみんないい味出しておりました。リドラー役のポール・ダノは、いかにも彼らしい変質者芝居で、なかなか見せてくれました。 キャットウーマン役のゾーイ・クラヴィッツは、猫マスクじゃなくて、目と口が見えて鼻だけ隠れるような変なマスクをしてました。あれじゃネコじゃなくて、「女ねずみ小僧」ですよね。 そしてペンギンを演じたのがコリン・ファレルだと知ってびっくり。よく化けましたねえ。でも、割と印象が弱くて、ちょっと失敗だったんじゃないかしらん。
最初と最後の「THE BATMAN」ってタイトルが、黒地に大きな赤文字でワイドスクリーンの画面いっぱいにガツンと出て(THEだけ左上に小さく)、非常にストロングな感じでした。ここらへんのデザインワークも抜かりない感じで、やはりデザイン&アートのクォリティは抜群だなあと感じ入りました。そうそう、あのアコースティックギターを使った暗い歌も、ニルヴァーナっぽくてカッコ良かったですねえ。
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