「おそ松さん」:ドイヒー映画史に残る怪作 #おそ松さん #映画おそ松さん #SnowMan #ドイヒー映画
映画『おそ松さん』は、ドイヒー映画史に残る怪作でした。とにかくSnow Manの9人=六つ子+3人で、「おそ松さん」実写版をやっちゃえ!というワンアイディアの企画。しかも顔が違うのに髪型だけ揃えて、あとは「同じ顔という設定」っていう説明で成立させちゃうという強引な開き直り。まあ、それがいい方に出ればいいんですけど…
はい、悪い方に転びましたー(笑)。 序盤こそはアニメ版のようなちゃっちゃとしたテンポの良さで進めていくのですが、中盤以降、グダグダの沼×6人分にはまっていき、トト子ちゃんやチビ太やイヤミが叫ぶように、「早く終わらせてくれー」と思ってしまいます。終盤などはもう、どうでもいい物語のこじらせ&ひねり倒しが延々と繰り返されるので、「自分はいったい何を見せられているんだろう」って気になってしまいました。はぁはぁ…。
Snow manも(特に六つ子を演じたメンバーは)かなりの無理芝居を強いられていましたが、それよりもぶっとんだのはイヤミ、チビ太の造形。マンガそっくりに巨大な出っ歯をつけたり、ハゲヅラをかぶったり、とにかく「寄せて」いるんです。チビ太の頬の三本線まで顔に描いちゃっているんですもん! 学芸会かっ!? ある意味、凄い開き直り方です。
それでもって、このチビ太を演じるのが桜田ひより! 事務所的にはこれでいいんでしょうか?? 高橋ひかるのトト子も、イメージダウンなんじゃないでしょうか? そして、榎木孝明さんが終盤振り切っちゃってました。というか、これで良かったのでしょうか? うーむ。
これで111分もあるってのもねえ(それ以上に長く感じたけど)。バラエティのコント集みたいなもんだから、1時間半で十分です。観終わって、変な疲労を感じました。でもまあ、『デビルマン』のように後々語り草になる映画だから、劇場で観といた方が自慢できると思いますけどね。
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