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2022年4月30日 (土)

「宮本武蔵」「宮本武蔵 般若坂の決斗」:5部作の1と2    #宮本武蔵 #宮本武蔵般若坂の決斗 #東映 #中村錦之助 #丸の内東映

Miyamotomusashi 中村錦之助=萬屋錦之介 生誕90周年記念特集上映(デジタルリマスター版)ってことで、内田吐夢監督の『宮本武蔵』5部作を丸の内TOEIでリバイバル(丸の内東映と書かないと、感じ出ないなあ)。大江戸は未見でしたし、東映城の本丸である丸の内TOEIでの上映っていう折角の機会なので、観てみることにいたしました。

まずは第1作の『宮本武蔵』。1961年の作品です。ここから毎年1作ずつ作っていき、完結作は1965年の公開。壮大な大河映画です。 音楽が伊福部昭なのも壮大っぽさを増幅させます。そして「時代劇の東映」の威信を示すように、立派なセットをいくつも作っています。

この1作目では中村錦之助(やはり公開当時の名前で書きたいですね)がまさに「野生児」で、全編にわたって目をむいて叫びまくり吠えまくります。野獣のようで、かなり鬱陶しくもあります。(以降ネタバレあり) そんな男が、最後に城の天守閣に幽閉されて、中の本を読んで3年たったら驚くなかれ、目に知性の光が宿って、別人のようになっているというラストには、ちょっと「ひえー!」ってなっちゃいます。大江戸なんか「そもそもあいつ文字読めたのか?」って思っちゃいましたもん。でもまあ、昔の映画ですから…。 沢庵和尚役=三国連太郎の濃い顔と、あの『おちょやん』で杉咲花が演じた浪花千栄子(おばば)の小憎らしい芝居を拝めたのも、観た甲斐があったってもんです。

 

Hannnyazaka そして第2作『宮本武蔵 般若坂の決斗』(1962年)。1作目のように騒ぎまくる武蔵じゃなくて、礼儀正しい武蔵なので、心安らかに観ていられます。1作目もそうなのですが、1時間40~50分の映画なのに、けっこうゆっくり会話を延々と描く場面も多く、もう少しテンポ良く描けばいいのになと思ってしまいました。昔の観客はこれで良かったんでしょうか?

この5部作の予告編もYouTubeで見たのですが、この2作目のにはクライマックス場面にかぶせて「流麗 撮影 坪井誠」とか出るんですよ。監督名すらないがしろにされる現代においては、考えられないことですよ! 昔の観客は撮影監督までしっかり意識していたということなら、オドロキです。

 

2作とも「滅法面白い」とまでは行きませんが、まあとりあえず最後まで観るつもりです。それが修行ってもんです。休日や土曜の割には場内がガラガラだったのがちと寂しくはありましたけど、だからこそ東映さんの(自社の遺産へのリスペクトをこめた)こういう意義深い企画は応援してあげたいと思うのです。丸の内TOEIのあの圧倒的な高さを誇る天井を持つ空間もあとどれだけ拝めるかわかりませんからね(ずっと前から建て替え計画も出てたりしますし)。

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2022年4月29日 (金)

鏑木清方展@東京国立近代美術館    #鏑木清方展 #鏑木清方 #東京国立近代美術館 #築地明石町

Dsc_0495_copy_1024x791 竹橋の東京国立近代美術館(近美)で開催中の『没後五〇年 鏑木清方展』(~5/8)を鑑賞。ネットで時間帯別の予約を使って行きました。あまり密になりすぎないように入場制限を行いながらコントロールしてました。便利な世の中ではあります。

本展のメインビジュアルは当然のごとく『築地明石町』。清方の代表作であるのみならず、日本美人画の最高峰です。「西の松園、東の清方」ってことから言えば、上村松園の『序の舞』と並ぶ最高峰なんでしょうね。

ここ近美では2019年秋にも清方の小規模展をやってまして、その時は44年ぶりに出て来た『築地明石町』を館収蔵記念にお披露目することがメインでした(その時の記事はこちら ↓ )

鏑木清方、幻の「築地明石町」の展覧会   #鏑木清方 #築地明石町 #近美 : 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

Dsc_0498_copy_695x1024 で、今回はもっと総合的な大規模展。でも『築地明石町』『新富町』『浜町河岸』の三連作がメインなのは2019年同様です(当然ですが)。展覧会は『生活をえがく』『物語をえがく』『小さく描く』の三章に分けて、約110点を紹介するのだとか。まあ、会期中の展示替えもいろいろあるのですけどね。

やっぱり清方って、うまいですねー。そして細かい。見事な線、見事な色、見事な表情。やっぱり『築地明石町』の完璧さには打たれます。黒羽織だからこそ2か所の小さな赤がものすごく効いているのです。意外と(サイズが)大きな作品なのにも、またも驚いちゃいました。

Dsc_0497_copy_1024x887 そして歌舞伎を描いた作品などは、実に表情が(目が)色っぽくてぞわぞわしちゃいました。すごいです。『道成寺(山づくし)鷺娘』とか『薄雪』とかね。只ならぬ胸騒ぎを誘います。

大正や昭和に活躍したけれど、明治時代が好きで、明治(の心)を描くことの多かった清方。戦時中も「戦の絵など描けない」と、女性ばかりを描いていた清方。とにかく江戸~東京の「粋」が香るんです。古き良きにおいが感じられて、素敵でした。

 

 

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2022年4月28日 (木)

カーリング混合ダブルス、日本惜しくも敗退    #カーリング #カーリング混合ダブルス #カーリング世界選手権 #松村千秋 #谷田康真

Dsc_0490_copy_800x512 スイスのジュネーブで行われているカーリング混合ダブルスの世界選手権、20チームが二組に分かれてグループリーグを戦いましたが、日本チームは惜しいところでプレーオフ進出を逃しました。残念!

2連敗でスタートして、その後6連勝で首位タイ(4チーム)になって迎えたグループリーグ最終戦。このスウェーデン戦に勝てば、A組1位でプレーオフ(準決勝)進出だったんですけどねえ。とにかく稀に見る接戦でしたから。結局6勝3敗のA組5位で大会を終えました。うーん、もっと上に行けた感じだっただけに、悔しいですね。

日本チームは松村千秋(中部電力)と谷田康真(コンサドーレ札幌)の「チャッスー・ペア」(本人たちの命名)。今回は大江戸もNHK-BS1で2試合しか見なかったのですが(大勝した韓国戦と、最終のスウェーデン戦)、面白かったですよ。なにしろ混合ダブルスってのは、男女ペアの2人だけなので、忙しいです。自分で投げて自分でスウィープしなくちゃいけなかったり。

だから全部で8エンド(4人制だと10エンド)しかないし、だから4エンド終了時に「もぐもぐタイム」があるし、1エンドは両チーム5投ずつ(4人制は8投ずつ)、シンキングタイムは22分(4人制は38分)など、いろいろ違って面白いのです。スチールが多発するってのもありましたし、両チームとも1エンドだけ「パワープレイ」が使えるというのも目新しかったです。その上、8エンドまで&投げる数が5/8&シンキングタイムが少ない=早く終わります。4人制だとだいたい2時間3~40分ぐらいかかるのですが、こちらはだいたい1時間3~40分でした。

Dsc_0491_copy_800x508 松村は2月のオリンピックでは中部電力チームで出場していましたが、終盤にコロナ陽性になってしまい、まさかの脱落&敗退でしたから、捲土重来的な戦いでもあったわけです。で、大江戸が観た試合では、実に頼もしく、見事なショットをバシバシ決めていました。ほとんどスーパーな活躍。 そして谷田も圧倒的なコントロールで、奇跡的なショットをいくつも出してました。強さを感じました。 そして、コーチとして小笠原歩さんがついてました。良いチームだっただけに、もう少し戦わせてあげたかったですねえ。 松村は(藤澤とは違って)クリクリした目で非常に愛らしく、精悍な谷田と共に、世界に自慢したいビジュアルでした。あー、残念。

 

 

 

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2022年4月27日 (水)

トリアノンのバタークリームケーキ    #トリアノン #バタークリームケーキ 

Dsc_0484_copy_594x576_20220427231201 バタークリームケーキ好きの大江戸です。今日は大江戸の誕生日なのですが、イコール「バタークリームケーキを食べる日」。本日食したのは「トリアノン」のバタークリーム・デコレーションケーキ。吉祥寺の駅とつながっている建物に入っているショップです。

Dsc_0485 なんせトリアノン、1960年に高円寺で誕生した老舗だそうで、外見もお味も非常に古式ゆかしき感じ。バラの花とか、淡いピンクやグリーンを使ってるところとかも時代を感じさせますね。なんかオレンジ色のプードル(写真で見ると??でしょうけど)までついていました。

Dsc_0486_copy_576x616 確かに昔気質の味ですね。しっかりしたバタークリームと、ちょっとパサついた感じの(今っぽいしっとりさや、きめ細かとは無縁の)カステラ生地。古典です。でも大江戸の好みからいくと、「サイコー!」とはなりませんでした。カステラの間に入っているモカクリームは、なかなかいい仕事をしているのですが…。

 

Dsc_0488_copy_950x576 それはそうと、驚いたのがオマケにつけてくれたカプセルトイ。これ、まんま今日買ったケーキじゃないですか! 箱やローソクまでついてるし、ケーキの上のバラやプードルまで一緒で、再現性高いっす!

Dsc_0489_copy_897x576 これ本当に小さいんですよ(ペンとの比較)。びっくりしたな、もう。

 

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2022年4月26日 (火)

初恋のしましまうまうまバー    #初恋のしましまうまうまバー #しましまうまうまバー

Dsc_0404_copy_661x508 これまで2回にわたって森永の『とらとらうまうまバー』『しましまうまうまバー』をご紹介してきました ↓

とらとらうまうまバー、うまいっす!   #とらとらうまうまバー: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

「しましまうまうまバー」と「花菜なな実」    #コンビニアイス #しましまうまうまバー #花菜なな実 #北村菜々美: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

Dsc_04062_copy_800x508 そして、本日は『初恋のしましまうまうまバー』でございます。パッケージの絵を見ると、どうやらイチゴ味のようですね。それにしても、なんで初恋??

Dsc_0405_copy_722x508 まあ、イチゴのかわいいイメージと甘ずっぱさってことなんでしょうね、単純に。でも実際にはイチゴ味はそんなに主張するものではなく、やはり主役はパリパリチョコ(さすがは森永!)。このシリーズの場合、それでいいと思うんですよ。とはいえ、やっぱり『とらとらうまうまバー』のバナナとの相性は良かったですねえ。イチゴも悪くないんですが、あそこまでのレベルには達しませんでした。

Dsc_0407_copy_800x422でもパッケージは相変わらず表も裏も何種類かあって、楽しさ満載。遊び心たっぷりです。「本商品にはしまうまは含まれず、しまうまちゃんはイメージキャラクターです。」なんて注意書きもありました。あたりまえだー!

 

 

 

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2022年4月25日 (月)

「英雄の証明」:まじめさと普遍性    #英雄の証明 #アスガーファルハディ 

1-1_20220425221501 映画『英雄の証明』は、イランの名匠アスガー・ファルハディ監督らしい硬質な作品。まじめです。

でもこの人の作品はいつも、イランの人々を描きながら、ワールドワイド。「日本の私たちも同じだよね」って思えるような、普遍性のある物語をいつも提供してくれます。役所広司や阿部寛で日本版リメイクしようと思ったら、あまり改変せずにそのままできちゃうことが想像できますもんね。

SNSの時代に、その部分にも言及しております。そこらもワールドワイドな今日性を感じさせます。

聖人君子の物語ではありません。人間の弱さだとか、ずるさだとか、不完全さをそのまま描いて、リアルに迫って来ます。だから、観ていて不安でハラハラして、「あー、やめろー」って感じになっちゃいます。そもそもこの主人公、リスク管理がなってないのですね。まあ、そうでないとお話になって行かなかったのでしょうけれど…。

この映画全体はそんなに気に入らなかったのですが、ラストはやはりうまいもんですね。「これが映画ってもんだ」って感じのラスト。そこにほろ苦さも、微かな真善美も感じさせて、ちょっと黒澤明を思ったりもしましたよ。

どうでもいいけど、全国の「英雄(ひでお)」さんの周囲の人たちは、この映画のポスターや広告を見て、「おお、ひでおの証明だ」なんて言ってるんでしょうねえ。

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2022年4月24日 (日)

「ハッチング 孵化」:独自性のある北欧ホラー    #ハッチング #ハッチング孵化 #ウルトラキュー #北欧ホラー

1_20220424222201 映画『ハッチング 孵化』は、フィンランドの不可思議テイストのスリラー&ホラー。うーん、なかなかの独自性です。

何に似ているかと言われれば、『ウルトラQ』。ハード版の『ウルトラQ』といった趣きで、寓意に満ちています。明るく美しい画面の中で、不穏なことが起き続けているのです。展開は割ととんとん拍子に進行し、「じゃあ、この後どんなことが起こるの?」と思っていると、結構予測を外して来ます。予想できない方に進んでいきます。そこらが独自性。

主人公(シーリ・ソラリンナ)が、さすがは北欧系といった美少女です。困り顔なども可愛いし。(以降ネタバレあり) だからこそ、後半の変貌も効いてくるってもんです。 一方、序盤からずっと嫌悪感を抱かせるような母親は、ずーっと死亡フラグが立っていたと思うのですが、結局は生き延びちゃいましたね。大江戸なんか「さっさと鳥に食われちまえ!」と思ってたので、残念です。カタルシスがありません。なにしろあの不快な顔ですからねえ。しかも言動がすべてにわたってドイヒーで…。

本作は女性監督ハンナ・ベルイホルムの長篇デビュー作だそうです。なかなかやりますね。次回作に注目です。ただ、本作はラストが今一つキマり切らなかったなあ。これからどうなんだよ?!と、モヤモヤ。

あと、おうちの中の壁紙とか家具とか鏡とかのデザインがことごとく素敵でした。過剰なところもあるけれど、映画として観る分には眼福なのでありました。

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2022年4月23日 (土)

味スタのベレーザvs.千葉戦    #ベレーザ #日テレ東京ヴェルディベレーザ #ベレーザ対千葉 #北村菜々美 #WEリーグ

Dsc_0467_copy_768x783 味の素スタジアムで「史上初のダブルヘッダー」が行われました。J2の東京ヴェルディ 対 JEFユナイテッド千葉を14時~、WEリーグの日テレ 東京ヴェルディ ベレーザ 対 JEFユナイテッド千葉レディースを18時~という変則ダブルヘッダーです。1枚のチケットで2試合観ることができます。しかも、今日は(大江戸の住んでいる)某区民サービスデイってことで、ゴール裏の方の自由席は1,000円、バックスタンドでも1,500円で観られるってことで、バックスタンドど真ん中で観戦しました。味スタのこの位置は初めてですねえ。それにしても、まったく区民チェックされなかったけど、いいのかしらん?

Dsc_0461_copy_1024x542 ただ大江戸は忙しいもので、男子の方の試合はスルーして、WEリーグのみに参戦。今日は応援用のハリセン(ベルマーレの影響か?いろんな所がやってますね)と初ダブルヘッダー記念のカードをくれました。

Dsc_0466_copy_589x576 そもそも大江戸は(何回も書いてますが)特にベレーザのファンってわけではなくて(ましてやヴェルディのファンってわけでもなく)、あくまでも北村菜々美さん目当てでスタジアムに足を運んでいるようなものなのです。でもここ数試合、北村さんはベンチにも入らず、ベレーザの練習風景のSNSにも姿がなく、おそらく故障だと思われます(Jリーグもそうですけど、故障の情報ってあんまり出してくれないんですよねー)。ただ、今日の試合は史上初の試みだったり、立派な味スタでやるってこともあって、WEリーグ応援の意味で観に行った次第。

Dsc00139_convert_20220423225632 北村さんはやっぱりいませんでした(泣)。あ、スタジアム内コンコースの大きな垂れ幕にいましたけどね(一番左の金髪)。

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今日の宇津木瑠美選手はセントラルミッドフィルダーとして先発。元気にプレイしてましたが、前半のみで退きました。

で、試合は千葉の堅守を、攻め続けるベレーザがどう崩すかっていう展開だったのですが、前半先制したベレーザが後半早々に2-0としながら、試合が終わってみれば2-3で千葉の逆転勝ちというとんでもない結果に終わりました(ちなみにヴェルディは1-1のドロー)。

Dsc00141_convert_20220423225742 Dsc_0458_copy_1024x576 千葉はがっちり守って、攻撃は一人で打開できるストライカーがしっかり仕事してくれました。一方ベレーザは、JEFの3倍以上のシュートを放ちながらの敗北。決定力に差が出ました。

Dsc_0456_copy_886x576 昼間のヴェルディの試合は5,110人の入場者。なのに、夜のベレーザの試合は1,591人と1/3以下! これじゃあダブルヘッダーで2試合観戦可にした意味がないじゃありませんか! 男子の両クラブのサポーターも冷たいじゃありませんか! 写真の通り、サポーター席も密度がかなり薄い状態。これなら、コロナの心配もありませんよね。

Dsc_0463_copy_689x576 あ、そういえばJEFのジェフィくんもあそびに来てました。ベレーザのリヴェルンと一緒にファンサービスしてました。

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あとリヴェルンは、ハーフタイムにチアリーダーのおねえさんと一緒に踊ってもおりました。踊ってていいんでしょうか?これで4位に落ちちゃいましたよ。トホホです(やっぱり北村さんがいないからですね)。

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2022年4月22日 (金)

のの・のの・のの    #のの #ののあおやま #ののクッキー #ののちゃん

Dsc_04362_copy_576x794 こないだの日曜に秩父宮ラグビー場でリーグワンを観戦した帰りに、246を渋谷方面に歩いて行ったのですが、以前ネットニュースで見かけた「ののあおやま」ってやつが表参道駅のちょい手前にありまして、ちょこっと覗いてみました。

Dsc_0437_copy_1024x576 まあ、高層マンションのふもとに植栽を生かした公園みたいな憩いのスペースがあるって感じ。もちろん誰でも入っていいスペースになっております。

Dsc_0438_copy_1024x576 芝生があったり、ちょっとした池があったり、花が咲いていたり、レストランやショップがあったりと、かなりいい感じです。ビル街のど真ん中ということを忘れてしまいそうなスペース。

かわいいピンクのキッチンカーが停まっていたりして、うーん、おしゃれです。「ののあおやま」ってのは、まあ「野の」ってことなんでしょうけど、「のの」から展開していったこのシンボルマークもカワイイですね。

 

Dsc_0445_copy_918x649 そのマークに似たものに、今週出会いました。はい、目みたいな「のの」。そもそも「のの」ってひらがな自体が、ほとんど目みたいな感じですもんね。「へのへのもへじ」の目の部分なわけですし。

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おわかりでしょうが、これはクッキーです。タリーズコーヒーのクッキーなのです。この色だから気づきませんが、白地にピンクだったらほぼ「なると」ですよね。

そうか、なるとも「のの」かー。そしたら、蚊取り線香だって「のの」ですよねー。

 

Dsc_0452_copy_1046x600 そして、それは朝日新聞連載・いしいひさいちの『ののちゃん』のタイトルにも似ているのでありました(あたりまえか)。

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2022年4月21日 (木)

「あっぷるぱい 考太郎」のアップルパイ    #アップルパイ #あっぷるぱい #考太郎 #あっぷるぱい考太郎

Dsc_0446_copy_1024x649 鎌倉が発祥だという「あっぷるぱい 考太郎」のパイをゲット。

まずは定番ってことで、『名店シーキャッスルのアップルパイ』。ドイツ料理の老舗である鎌倉「シーキャッスル」とのコラボ商品だそうです。 これはオーセンティックなアップルパイですね。りんごもしっかり固めで、みっちり入ってますし、皮も全体的に薄め。シナモlン、バター、生クリームで煮詰めたりんごってことです。

なんか上品な気高さみたいなものを感じます。りんごの味付けもあっさり、皮もしつこくなくあっさり。全体的に洗練されてあっさり系で、つまり上品なのです。サイズも小ぶりで上品ですし。

 

Dsc_0447_copy_1024x618 こちらも定番で、『カスタードクリームのアップルパイ』。うーん、やっぱりこちらも上品。りんごや生地もそうですが、カスタードクリームも上品。しっかりおいしいんだけど、上品にあっさり系なのです。 でも大江戸の好みは、どっちももう少しアメリカンな味の方が好きですねえ。もっとホームメイド的でわかりやすい味(マミーズとかアンナミラーズみたいな)。これだったら、最近ヒットしているチェーン店の中では、「RINGO」のアップルパイの方がいいなあ。アップルパイに関しては、洗練よりもそっち方面の、しつこいぐらいのアタックと素朴な力が必要だと思うのです。

そういえば、お店の名前は「あっぷるぱい 考太郎」とひらがなの「あっぷるぱい」なのに、メニューを見ると、商品名は「○○アップルパイ」とカタカナなんですね。 そもそも、普通は俵孝太郎とか小泉孝太郎とか、親孝行の「孝」の字を使った「孝太郎」なのに、この店は「考太郎」。何を考えているのでしょう? 「かんがえたろう」と読むんだったら、びっくりしちゃいますけど…。

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2022年4月20日 (水)

「キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性」:描き足りない、物足りない    #キャスティングディレクター #マリオンドハティ #ジョージロイヒル 

1_20220420222301 映画『キャスティング・ディレクター ハリウッドの顔を変えた女性』は、10年前の2012年作品(日本初公開)。映画の配役を担うキャスティング・ディレクター業界と、その元祖にして伝説であるマリオン・ドハティ(とその周辺の人々)の業績を描くドキュメンタリーです。

マリオンの活躍した’60年代後半から’70年代の作品が中心ですが、とにかく作品フッテージが豊富。『卒業』『真夜中のカーボーイ』などのニューシネマから『サタデー・ナイト・フィーバー』経由『リーサル・ウェポン』あたりまで、数多くの作品の一部が再現されるだけでもお値打ちってもんです。中でもジョージ・ロイ・ヒルとの絆は深かったようで、『ハワイ』『明日に向って撃て!』『スローターハウス5』『スティング』『華麗なるヒコーキ野郎』『リトル・ロマンス』などが、他の作品に較べて厚めに描かれます。大江戸はロイ・ヒル好きなので、それだけで嬉しくなってしまいます。

多くの俳優や監督・スタッフも証言していて、クリント・イーストウッド、ロバート・レッドフォード、ダスティン・ホフマン、アル・パチーノ、ロバート・デ・ニーロ、ジョン・ヴォイトなどなど&マーティン・スコセッシ、ウディ・アレン、リチャード・ドナー、などなど、めっちゃ豪華です。でも彼女の活躍した時代のハリウッドを象徴するかのように、女性はグレン・クロースとダイアン・レインぐらいしか印象に残らないし、アフリカ系俳優はダニー・グローバーぐらいです。まあ、それはしょうがない。

でも、それらを89分の作品に詰め込んでいるので、フッテージは物足りない、観足りない感がぬぐえませんし、ドキュメンタリーとしての出来は良いとは言えません。対象に迫り切れていないというか…。そもそもキャスティング・ディレクターの「お仕事」の実態、その日常や流れなども、あまり見えてきません(まあ、美男美女から演技派&個性派への変化はわかりましたが)。だから、終盤に「アカデミー賞にはキャスティング部門がない」ことを憤るように告発する展開になっても、大江戸などには今一つその正当性が絶対的なものとは思えませんでした。むしろ、反対意見のテイラー・ハックフォードやアーサー・ヒラーにもある程度の利があるよなあと思ったりもしました。仕事の内容や苦労をもっと具体的に描いて、もっと上手に作れたはずなんですけどねえ。

 

 

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2022年4月19日 (火)

「アネット」:謎の怪作    #アネット #レオスカラックス #映画アネット #スパークス

1_20220418222101 映画『アネット』は、スパークスの原案・音楽によるロック・オペラ。ロック・オペラといえば、『TOMMY トミー』。『トミー』が大好きな大江戸としてはその言葉だけで期待してしまう部分もあるのですが…、うーん、かなりの珍作、怪作でした。あんまり「ロック」ではなかったし。

オープニングの口上~スパークス・ブラザーズ、主要キャスト、レオス・カラックス監督らがスタジオを飛び出して、街を歩きながら歌っていくあたりは見事にいい調子だったんですけどねえ。その後がどうももたついていて、緑色を印象的に使った映像も、物語も、キャラクターも、みんな暗くてパッとせんのです。予告編に「DARK FANTASY ROCK OPERA」って出てたから、間違いじゃないんですけど。スパークスの音楽も冒頭の曲以外は、あまりキャッチーじゃなくて、好きにはなれませんでした。

(以降ネタバレあり) 何に驚いたかって、主人公二人の間に生まれた赤ちゃん=アネットが、人形だってこと! 「え??」と思って、かなり唖然としました。違和感しかありません。終盤になっても、その変な違和感は消えることはなく、いったい何の効果を狙ってこんなことをしているのか、ちょっと分かりかねました。変人だなあ、カラックス。

それと、古館寛治、水原希子が出ていることにも(まったく知らなかったので)、相当驚きました。知らずに観てたら、突如外国人のキャストの中にあの古館さんの顔が! いやー、何事かと思いましたが、結構違和感なくハマってました、産婦人科ドクターの役(この場面には福島リラさんもナース役で出ておりました)。また、#MeToo運動みたいな告発をする6人の女性の中の一人=希子さんに至っては、何の違和感もありませんでした。

カラックスは前作『ホーリー・モーターズ』も相当変な映画でしたけど、還暦すぎても一向に落ち着きませんね。そういう人って大江戸は結構好きなんですけど、彼の場合は例外のようです(でも『ポンヌフの恋人』だけは大好き)。

 

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2022年4月18日 (月)

佐々木朗希8回で降板のモヤモヤ    #佐々木朗希 #千葉ロッテマリーンズ #あと三人で二試合連続完全試合

大江戸はふだん全然野球を見ない、というか、小学生時代でほとんど止まっているので、なんだかんだ書く資格はないのですが・・・

千葉ロッテ・マリーンズの佐々木朗希投手の(2試合連続の完全試合という偉業まであと3人だったのに)8回で降板ってやつ、すっごいモヤモヤするんですけど。

8回までパーフェクトだったのに、「球数が100球を超えたから」って…。ニュースで見た時、信じられませんでした。今の野球ってやつは…。でも、そんなことしても暴動が起きるわけでも、マスメディアで叩かれるわけでもないのですから、大江戸の方が感覚がズレてるんでしょうね、たぶん。ニュースを見たり新聞読んだりすると、佐々木本人も納得してたり、ファンも(対戦相手のビッグボスも)結構納得してたりするようですが、本当にそれでいいの?

ま、勝つために(結局チームは負けたけど)、選手生命を延ばすためにというのは、きっとそうなんでしょうけど、・・・でも、投げて(投げさせて)ほしいなー!  「ロッテに点が入っていれば、勝っていれば、続投させたろう」って言ってる人もいましたけど、せめて9回までもう1イニング投げてほしかった。そしたら、その意気に応えて味方が点を取る。そういうもんじゃないですか?

昭和ノスタルジアなんだろうけど、稲尾や金田の連投連投の伝説を聞いたり読んだりしていた身としては、なんてつまらない野球になっちゃったことかと思いますもん。100球以上はダメなんて…。 そもそもピッチャーが分業制になってから、野球ってつまらなくなったような気がしてなりません(古い話ですが)

でも、満員札止めの観客を前にああいうことができちゃうのが今の野球なんだーと、勉強になりました。ショーとしてはあり得ないですもんね、一番盛り上がるところで強制終了かけちゃうなんて!  小生が観客の代表だったら、「年間百数十試合の中の1勝よりも、佐々木にとっても、日本の野球界にとっても、観客にとっても、人生一度の(歴史に残る)奇跡となるはずの2試合連続パーフェクト(の可能性)」を選ぶんですけどねえ。そこで打たれても、そっちの方が納得できます。

これだから、サッカーに行っちゃうんだよなあ(笑)。

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2022年4月17日 (日)

ようやくリーグワンを生観戦    #リーグワン #ジャパンラグビー #サンゴリアス対ブルーレヴズ #微笑みの貴公子 #ダミアンマッケンジー

Dsc_0412_copy_1024x576 秩父宮ラグビー場でジャパンラグビー・リーグワンの東京サンゴリアス対静岡ブルーレヴズを観戦しました。以前書いた通り1月の開幕戦は、埼玉ワイルドナイツの選手たちにコロナ陽性者が多人数発生したため中止となってしまったもので、それ以来アクションを起こしておりませんでした。

Dsc_0408_copy_882x576 で、昨夜ふと気がついたのです。「せっかくのリーグワン元年なのに、1試合も観ないで終わってはいかーん!」と。なにしろ昨秋のWEリーグ開幕では西が丘競技場に駆けつけた大江戸ですから、そろそろ行っておかないとシーズンが終わってしまいます。それに暖かくなってきましたからね。大江戸の場合、寒いとハードルが上がってしまいますので。

まあ都内で見ることを前提に考えたので、秩父宮のサンゴリアスvs.ブルーレヴズとなりました。大江戸はまだ特にどこのチームのファンというレベルに至っていないので、まあ現在首位の東京のチームであるサンゴリアスと、あの五郎丸さんのヤマハのチームということで、まずはよろしいんじゃないでしょうかとスマホでチケット入手。当日セブンイレブンで発券です。

Dsc_0411_copy_576x812 外苑前の駅はサンゴリアス仕様になっておりました(しばらく前にはスワローズ仕様だったのを目撃しましたが)。やるじゃないですか! この「微笑みの貴公子」ことダミアン・マッケンジーを生で見られるのも楽しみですね。

Dsc_0413_copy_1024x576 大江戸はケーブルテレビが見られるのですが、Jスポーツ1では毎晩のようにリーグワンのダイジェスト(1試合を30分に圧縮して得点シーンを中心に)をやっているので、見るべき番組がない時はなんとなく流してます。あれって、ライト層の普及、啓蒙にはいいですね。Jリーグもやればいいのに(でもダゾーンと契約してる限り、無理ですねえ)。てなわけで、大江戸も「サンゴリアスは強い」「ダミアンは微笑みの貴公子」、これぐらいはわかるわけです。

Dsc_0414_copy_576x1015 さて、競技場に入って腹ごしらえなんですが、全体的に高いですね。ぼっかい焼きそば(750円)とプレミアムモルツの生ビール(750円)をいただきました。やはり、ラグビーでしかもサントリーさんの試合ともなれば、飲まぬわけにはまいりませんから(てか、サッカー行っても飲んでますけど)。

Dsc_0420_copy_1014x576_1大江戸の席は、バックスタンドの最前列(と言ってもその前に誰も坐っていない1列があるのですが)の端っこの方。今日はBS日テレの中継があって録画しておいたのですが、帰ってから見たら、ちょこちょこ写ってました。

 

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で、試合の方はですね、面白かったですよ。前半はブルーレヴズがリード。後半になってサンゴリアスが逆転し、結局56-27で勝利を収めました。サンゴリアスは、4チームで争うプレーオフ進出を第1号で決めました。

 

Dsc_0424_copy_966x576 ランからのトライが多く、素人目からはけっこう華やかで楽しめました。

Dsc_0426_copy_877x576 ここはラグビー専用で、ピッチが近くて、どの席からも観やすくていいですね。こんな都会のど真ん中にあるスタジアムっていうのも、不思議な感じがします。

 

そしてこの方、ダミアン・マッケンジー先生の微笑みルーティーンが生で見られたのも良かったですね。ラグビーの場合、全プレイを大型ビジョンに映しっぱなしなので、スマイルのアップも見ることができましたしね。サッカーだと、ホームチームの決定機ぐらいしか映像を流しませんから。そこは両者の文化の違いですね。

Dsc_0433_copy_795x576 文化の違いといえば、試合前のメンバー紹介の時に、アウェイチームのラインナップも一人一人顔写真を出しながら、ホーム同様にしっかり紹介していたのに驚きました。サッカーの場合ですと、アウェイチームは、文字だけですから(しかも全員で1枚の中に。アナウンスも暗めの声で、さっさと終わらせちゃう感じです)。でも、これっていいですよね。Jリーグもそうすればいいのに。

Dsc_0435_copy_673x576 そもそもホーム席、アウェイ席の別がなく、入り混じって観戦するのがラグビーなのだそうで、そういった紳士的な面は頭が下がるところです。良いプレイには敵味方の別なく拍手を送っていたりもしましたし。

今日の客数は4695人。うーん、もう少し入った方がいいですねえ。そこらは一歩一歩なのでしょうか。WEリーグも集客には悩んでおりますが、リーグワンもまだまだ伸びしろたっぷりといったところです。なにしろ(明石四楼さんも書いてましたが)前身のトップリーグと「何が変わったの?」って感じもあって、その割に入場料だけ高くなった感じもありますので、今後の課題もいろいろあるはずですから。

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2022年4月16日 (土)

「女子高生に殺されたい」:昔のミッチーが主役なら…    #女子高生に殺されたい #城定秀夫 #南沙良 

1_20220416234401 映画『女子高生に殺されたい』は、古屋兎丸のマンガを原作に、城定秀夫が監督した作品。なかなかのタイトルです。でも、期待したほどにはぶっ飛びもしなければ、面白さも中ぐらいといったところでした。発想自体は面白かったんですけどね。

最大の問題点は田中圭じゃないかなあ。彼がそこまで女子高生たちに憧れられる存在たり得るのかというあたり…。メガネでスーツで、これをもっと美形にしていくと、及川<ミッチー>光博になるんじゃないのかしらん? 若い頃の彼が演じたら、ドンピシャだったのにね。

女子高生たちは、南沙良、河合優実、莉子、茅島みずきと、それぞれに持ち味を出したり、個性を芝居で作ったりして、まずまずのアンサンブルとなっておりました。ここらは城定監督が『アルプススタンドのはしの方』でも示していたように、お手のものなんだと思います。ただ、飛び抜けて華となる人がいなかったのも確か。そこらの物足りなさは否めません。まあ、南沙良の良い表情はいくつかありましたが…。

(以降少々ネタバレあり) 心の病の問題を扱いながら、そこらが今一つ効いて来ないというか、どうもピリッとしません。この題材をもっと生かしてあげないと。もっとサスペンスを作れるはずなのに。クライマックスもなんだか腰砕けですし…。

いっそもっとヘンタイを極めたら、それはそれで良いものになったと思います。そうでなければ、普通に上出来なエンタテインメントにしてほしかった、もっともっと面白くしてほしかった。それが可能な題材なだけに、ちょっと残念でありました。

 

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2022年4月15日 (金)

ハーゲンダッツの洋菓子シリーズ    #ハーゲンダッツ #ハーゲンダッツクラシック洋菓子 #ナポレオンパイ #レーズンバターサンド

Dsc_0397_copy_800x435 ハーゲンダッツのクラッシック洋菓子シリーズ。

まずは右の『ナポレオンパイ』。おー、ナポレオンパイがアイスクリームになりましたかあ。ナポレオンパイはイチゴとカスタードのパイでございます。往年の銀座マキシム・ド・パリのナポレオンパイが懐かしいですねー。好きでした。

Dsc_0399_copy_444x435 で、確かにパイ生地の砕いたようなものが、アイスの上に敷き詰められておりまして、黄色味のあるクリームの中にはイチゴソース的なものが…。発酵バターなども使っているようですよ。やりますね。ただパイ生地みたいなのを乗せたのが好きかと言われると、ちょい微妙な気がいたします。

 

そしてもう一つは、『レーズンバーサンド』。おお、これも大江戸の好きなもの。そそられます。アルコール分0.5%ってのも本格的です。

Dsc_0403_copy_552x435 こいつもアイスの上にゴツゴツしたサブレ生地を角切りクラッシュしたものが乗ってます。クルトン的な見てくれです。ちょっと食べにくいというか、これ成功してるんでしょうか? ただのラムレーズンアイスでは、洋菓子シリーズにならないですもんね。

というわけで、ラムレーズンアイスは、極めて魅惑的なお味でした。全体的には、ま、こういうものがあってもいいなじゃないでしょうかねってところです。高いレベルの中の話ではありますが…。

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2022年4月14日 (木)

コスタの「ラテエスプレッソ」    #コスタコーヒー #ラテエスプレッソ #フラットホワイト

Dsc_0375_copy_548x1024 大江戸はコスタコーヒーが結構好きで、特に「カフェラテ」を気に入っております。映画館のコンセッションなどで販売しているものも、コカ・コーラ社が自販機やコンビニで売っているやつも好きです。昨年、記事にもしております↓

コスタコーヒーじわじわ来てます   #コスタコーヒー #トーホーシネマズのコスタコーヒー #シネマサンシャインのコスタコーヒー: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

で、最近発見したのがこの「ラテエスプレッソ」。ラテエスプレッソって何? そもそもカフェラテって、エスプレッソ+フォームドミルクなんじゃないの?と思ったのですが、ラベルのコピーを読んでみたら、どうやらコスタの「フラットホワイト」をイメージして作ったのだそうです。フラットホワイトは昨年秋ごろから映画館で登場していて、「エスプレッソのほろ苦さとコク×国産牛乳」でヨーロッパスタイルに仕上げたカフェラテなのだそうです。なるほど、さすがはロンドンのブランド=COSTAですね。

Dsc_0374_copy_576x948 でも大江戸はヨーロッパのラテより、シアトル発の(スターバックス的)ラテの方が好きですね。あのまったりミルキーな感じ。フラットホワイトは、妙にスッキリしていて、苦みも立って、その分ミルク感が後退していて、小生の趣味ではないのです。ゆえに、この「ラテエスプレッソ」も同様の評価なのです。

スタバも「スターバックスラテ」が最強だし、コスタも「カフェラテ」が最強なのであります。 あ、銀だらの西京漬けも最強なのであります(←だじゃれ)。

 

 

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2022年4月13日 (水)

ベイユヴェールのサンド・オ・ブール    #ベイユヴェール #beillevaire #サンドオブール #バタークリーム

Dsc_0396_copy_647x393 松屋銀座や麻布十番、虎ノ門、青山などのショップがあるbeillevaire(ベイユヴェール)。フランスの酪農やさんがルーツという乳製品乳製品や洋菓子のお店です。昨年、ここんちの絶品バタークリームケーキをご紹介しました ↓

ベイユヴェールのバタークリームケーキ!   #ベイユヴェール #beillevaire #松屋銀座 #ケークグルマン #バタークリームケーキ: 大江戸時夫の東京温度 (cocolog-nifty.com)

1104132718_5fa22da63c3bf で、そこんちのバタークリームを挟んだ焼き菓子でございます(大江戸は言わずと知れた?バタークリーム好き)。その名は「サンド・オ・ブール」。多種類のフレイバーがあるのですが、今回食べたのは『トロワ・フロマージュ』と『ラムレーズン』。

まずはトロワ・フロマージュですが、その名の示す通り3種類のチーズが入っているバタークリームのようです。上等でおいしゅうございます。チーズ(しかも3種)とバターの醸す、奇跡のマリアージュでございます。チーズが変に主張し過ぎないあたり、まことに結構です。

Dsc_0395_copy_800x393 そして、ラムレーズン。テッパンですね。レーズンバターの例があるように、バターとレーズンのカップルは埼京、いや西京、いや最強なのです。硬さがあって、ほんのり塩気のあるバタークリームがたっぷり。それをサンドイッチするビスケットは、己を主張せずに脇役に徹しております。良い関係性です。

今川焼の厚みを半分ぐらいにした大きさなのですが、1個540円税込とかなりのお値段。でも、シャイコーの贅沢ですよ。他のフレイバーのも食べてみたいなあ。

 

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2022年4月12日 (火)

「ベルファスト」:こういうのが映画ってもんだ    #ベルファスト #ケネスブラナー #ジュードヒル #ジュディデンチ

1_20220412220801 映画『ベルファスト』は、ケネス・ブラナー監督が自らの少年時代の思い出を基につくった傑作。1960年生まれのブラナーが9歳だった'69年の北アイルランドの小さな町ベルファストが舞台。カトリックとプロテスタントの紛争を通して、彼の家族と周囲の人々を描きます。

ほとんどモノクロの作品ですが、冒頭のタイトルバックはベルファストの町の鮮やかなカラー映像。色彩がヴィヴィッドで、美しい町です。そして、作品中の映画や舞台はカラーになっています。この撮影も、全てにわたって上質で、今年の撮影賞候補の一つにしたいと思います。あ、音楽も良いですよ。

モノクロのせいもあって、1969年というよりももっと昔が舞台になっているような印象です。’50年代ぐらいとか。でも、作中に出て来る『チキチキバンバン』『恐竜100万年』『サンダーバード』『宇宙大作戦(スター・トレック)』などは、当然’60年代後半。でも西部劇は『真昼の決闘』にしても『リバティ・バランスを射った男』にしても、それよりは前の時代の作品です。ちなみにこの2本の西部劇は、西部劇にあまり思い入れのない大江戸が珍しく大好きな作品。ケネス・ブラナーとは趣味が合うのかも知れません。

ブラナーって、これまで妙に個性の出ない作品を(ある意味、無節操に)作り続けて来ました。シェイクスピア方面の人なので、当然『ヘンリー五世』や『から騒ぎ』もあるのですが、『スルース』『オリエント急行殺人事件』『ナイル殺人事件』などのミステリーもあり、『フランケンシュタイン』『シンデレラ』『マイティ・ソー』などの娯楽作も幅広く監督しております。本作はそんな彼の最高傑作だと言い切りたい大江戸です。

とにかく、この男の子(ジュード・ヒル)が表情豊かで、面白いのです。見飽きません。新人賞を通り越して、主演男優賞に推したいぐらいです。他の役者たちもみんないいけど、やはりジュディ・デンチばあちゃんが圧巻です。 (以降少々ネタバレあり)ラストで、クロースアップの彼女の顔に刻まれた深いしわの、なんと雄弁なことか! 少々苦いラストですが、それゆえにしみじみとした余韻をもたらします。 

なんかベルファストの町と人々が、日本の下町みたいでした。こういうの見てると、世界のどこでも人間って一緒だなあと感じます。 そして、「こういうのが映画だよなあ」って感じの映画でした。

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2022年4月11日 (月)

「ダミアン・ハースト 桜」@国立新美術館    #ダミアンハースト #ダミアンハースト桜 #国立新美術館

Dsc_0370_copy_1013x576 六本木の国立新美術館で開催中の展覧会『ダミアン・ハースト 桜』を昨日観ました。美術館前庭の桜花はもうあまり残っていませんでしたが、だからこそ展覧会の桜が引き立つってもんでしょう。

Dsc_0371_copy_576x1024 日曜日の12時前後だったというのに、入口で券を買う列には小生の前に3人のみ。すぐ入れましたし、入った後も楽でした。広い会場にタブロー24点のみという、シンプル極まりない展覧会なので、混まないようにできてます。

Dsc_0372_copy_874x576 鑑賞時間も、短くて済みます。あっさり観ていいなら(費用対時間のコスパを気にしたりしないのなら)、10分で出て来られるんじゃないかしらん?

Dsc_0373_copy_1024x576 大江戸も15分ぐらいで出て来ましたー(ビデオ前はちょっと混んでたので、ちょこっと見ただけでした)。なんか、そういう展覧会鑑賞もたまにはいいですね。江戸っ子の早風呂みたいで。

Dsc_0375_copy_1024x576 24枚の桜の絵は、1枚1枚違います。似たようなものや、数枚を連作として描いているものもありますが、色合いや密度や雰囲気が違っております。

Dsc_0374_copy_576x815近づくと、絵の具のマチエールが迫って来ます。単色をいくつもいくつも置いていき、離れてみると色合いがミックスされてぼんやりとピンクに見えるという技法。

Dsc_0376_copy_601x576 でも、密度が希薄で薄めの色合いのものもあれば、稠密で濃い色合いのものもあります。

Dsc_0380_copy_576x587 なんかに似てると思ったら、そうだ、色神検査の図柄みたいですね。スーラの点描絵画を思わせるものでもあります。

Dsc_0378_copy_762x576 かと思えば、ジャクソン・ポロックばりのドリッピング技法を使ったりもしております。

Dsc_0377_copy_885x576 展示されている最大の作品は、5×7mを超えるそうで、いや、デカイですよ。これはやはり映像なんかじゃなくて、展覧会場で、ナマで体感しなきゃダメですよ。

この桜の作品は、全部で107点もあるのだそうで、そこからハースト自身が日本展の会場用に24点をセレクトしたのだそうです。

Dsc_0379_copy_1024x576 大江戸にとってダミアン・ハーストは「牛切断ホルマリン漬け」の人。英国の鬼っ子も、歳を重ねて随分穏やかな表現をするようになったもんです。昔の彼を知らない人が見たら、「きれいな絵画を描く、ほんわか穏やかな善人」だと思うじゃないですか。ま、この「桜」も死をテーマにしているそうなので、本質は変わらないのでしょうけれど…。人は変わるし、表現も変わるのです。

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2022年4月10日 (日)

湘南、磐田に優勢も勝利ならず    #湘南ベルマーレ #ベルマーレ #湘南磐田 #遠藤保仁 #石原直樹引退セレモニー

Dsc_0387_copy_800x421 レモンガススタジアムで、湘南vs.磐田を観戦。よく晴れて暖かく、大原総合公園は気持ちの良い観戦日和でした。

 

Dsc_0385_copy_637x421 試合前にはベルマーレクイーンも、いつものお仕事。

Dsc_0389_copy_614x421 ハーフタイムにはアイドルユニット「it's sunny」が1曲披露。

そして試合後には石原直樹の引退セレモニーが開かれるなど、イベントも盛りだくさん。

 

Dsc_0388_copy_766x421 肝腎の試合の方はですね、残念ながらスコアレスドローでした。終始ベルマーレが優勢にゲームを進め、特に後半など何度も何度もゴールに迫りながら、惜しいチャンスを逃しまくりました。どうしてここまで決め切れないのか!? 守備も攻撃も、内容的には完全に勝っていただけに、惜しまれます。

でも数試合前とは違って、湘南らしいサッカーをやってくれてました。足がつるまで走ってくれました。球際激しくデュエルしてました。前への推進力も見せてくれました。守備にも攻撃にも、(いい時の)ベルマーレらしさが出ていました。だから、1点が遠かったのは悔しいですけれど、0-0なのに見ていてエキサイティングで、非常に面白い試合でした。勝ち切れなくても、次への期待がふくらむ試合でした。こうでないと! それにしても、勝てないですねえ。

Dsc_0393_copy_567x421 今日はジュビロの遠藤保仁を結構注意して見ていました。ヤットのプレイを生で見られる機会って、もうそう何度もないなあと思って…。でも、昔からですが、この人ののらりくらりとしたプレイって、普通過ぎて、特別なことやってない感じがして、素人目には凄さがよくわからないところがありますよねえ(今日も、目の覚めるようなパスを出したりとかはなかったし)。フリーキックも、高めで谷の守備範囲だったりしてましたし。

 

さて、試合後には石原直樹引退セレモニーです。湘南から出発し、5つのクラブを渡り歩き、最後はまたベルマーレに戻って来たレジェンド。

Dsc_0398_copy_621x421 Dsc_0399_copy_622x421 今後はベルマーレのアンバサダーとして、クラブに貢献してくれるそうです。

Dsc_0402_copy_630x421 奥様や二人のお嬢さんも登場しましたし、場内1周でDsc_0410_copy_564x421 サポーター席の前ではベルマーレの選手たちと一緒に記念撮影・・からの胴上げ。かなりの回数、かなりの高さまで上がっていました(笑)。

Dsc_0416_copy_644x421お疲れさまでした。今後は後進たちに、ぜひ「点の取り方」を教えていただきたいものです。

 

 

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2022年4月 9日 (土)

ミカン下北   #ミカン下北 #MIKANSHIMOKITA #下北沢 #シモキタ #わかっていらっしゃる

Dsc_0379_copy_1024x5522 井の頭線の下北沢駅では近年ホームや線路を移し替えたわけですが、新しい高架下に作られたのが3月30日にオープンした 「ミカン下北」。

Dsc_0387_copy_778x576 下北沢らしいゴチャゴチャした多国籍な異世界感になってました。多様な飲食店に加えて、ファッションの店、メガネのZoff、TSUTAYA書店などが入っております。

Dsc_0388_copy_988x576 タイや台湾やベトナムの街食堂って感じの店も、薄暗い路地風の通路の左右に並び、パスポート不要のアジア旅行気分を味わえる感じでした。それって海外に出られない今、需要アリですよね。

Dsc_0389_copy_946x5762 すぐ近くにあった下北沢駅前市場のあの闇市から始まった昭和レトロ感、異世界感を意図的に継承していたりもしそうです。

Dsc_0385_copy_1024x576 ほど近い小田急線の地下化に伴う線路跡に作られた「ボーナストラック」や「RELOAD」は、洗練されてたり意識高かったりするオシャレなシモキタを目指しているのですが、井の頭線線路下のこちらは、あやしくゴチャゴチャな(でもけっこうオシャレではありますが)シモキタを狙ったあたりも、小田急と京王の考え方の違いを示すようで、面白いですね。

Dsc_0384_copy_933x576 駅前再開発というと、だいたい全国的にどこでも同じような大手のチェーン店が入るものですが、ここはさすがにそういうことにはならず(まあ、TSUTAYAやZoffは入ってますが)、ここならでは、シモキタならではのお店が多いのです。

Dsc_0382_copy_928x576 高架下に加えて、道路を挟んだ向かい側にもショップが並んでいます。どちらも2フロア分と「高さ」を制限しているあたりも、シモキタらしいところですね。全体的に「(下北沢の魅力を)わかっていらっしゃる」って感じの開発です。

Dsc_0383_copy_838x576 この道路(通路?)が、そぞろ歩きの楽しさを演出してくれます。効果的です。

Dsc_0392_copy_594x576 ミカン下北の「ミカン」とは未完のこと。これからもまだショップが増えたり、入れ替わったりして、変化し続けていく「街(のようなもの)」なのでしょう。

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2022年4月 8日 (金)

「カムカムエヴリバディ」最終回    #カムカムエヴリバディ #朝ドラ #安子るいひなた #深津絵里 #藤本有紀

NHKの朝ドラ(連続テレビ小説)『カムカムエヴリバディ』が今朝最終回を迎えました。いやー、情報量の多い最終回でした。頭が追いついていかないぐらいです。怒涛の伏線回収、すごかったですねー(今日に限らず、ここ2ー3週ぐらいずっと回収しまくってました&ゲストづくし)。

朝ドラ自体、まだコロナ初年度の休止期間を少しずつ取り戻している関係で、放送回数が少なかったんです(本作は、11月1日~4月8日の放映と、5か月+1週でした)。なのに3世代にわたる百年の物語なので、もうあきれるほどスピーディーな展開! ジェットコースターに例えられるのも、むべなるかなです。笑いから悲しみまでの振幅も大きく、その猛烈な勢いのおかげで、数々のご都合主義(偶然の出会いが多過ぎましたねえ)や雑さもあまり気になりませんでしたし。

もちろんキャラクターも魅力的。特に、安子、るい、ひなたの3世代は、演じた上白石萌音、深津絵里、川栄李奈がそれぞれに魅力的な人物をつくり上げていました。まあ、大江戸的には長年のファンであるふかっちゃんが一番だと主張しておきたいところ。なにしろ現在49歳の彼女が、18歳から80ぐらいまでを演じたのですから、なかなかすごいことです。でも以前からこの3人の演技力は、小生も高く評価しているところでありまして、今回は3人とも遺憾なく実力を発揮してくれました。みんな英語も頑張ったしね。 もちろんオダギリジョー、市川実日子、松重豊をはじめ、脇を固める方々もそれぞれに良かったです。

脚本は藤本有紀さんで、朝ドラは2007年下半期の『ちりとてちん』を書いていた人なんですが、大江戸はその頃はまだ朝ドラを見る習慣がなかったんですよねー。かなりトリッキーで、好きな人は大好きという作品だったそうなのですが…。 今回も和菓子、戦争、ラジオ英会話、野球、ジャズ、茶道、クリーニング、回転焼、時代劇、映画村などなど、普通なら取っ散らかって処理しかねるほど多くの要素をぶっ込んできました。面白かったなあ。3世代リレー形式という新機軸を見事に成功させてくれたし、通俗的に泣かせるところもきちんと泣かせてくれたし。

小生は前作の『おかえり、モネ』がしんねりむっつりしていて好きでなかったので、『カムカム』は大いに楽しませていただきました。小生の見た朝ドラ史上でも、永遠の1位『あまちゃん』と、これまで2位だった『ひよっこ』の間に入ってくるぐらい好きかも知れません。

というわけで、来週スタートの『ちむどんどん』も、黒島結菜をはじめ、上白石萌歌、川口春奈などの活躍が楽しみなのです。

 

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2022年4月 7日 (木)

ベルマーレ・クラファンの返礼品    #湘南ベルマーレ #ベルマーレ #ベルマーレクラファン #ベルマーレクラファン返礼品

Dsc_0367_copy_941x768 この1~2月に行っていて、大江戸も微力ながら浄財を投じた湘南ベルマーレのクラウド・ファンディング。財政的に苦しいクラブを救うために、1億円を目標に実施したのですが、最終的にはなんと1億3161万円ほどが集まりました! 2020年の初回実施時は8,500万円ぐらいだったので、ずいぶん大きく伸びたものです。

で、しばらく前に返礼品が届きました。金額も返礼品もいろんな種類があったわけですが、大江戸の選んだのはビッグタオルとタオルマフラーのセット(ちなみに前回は特製ユニフォームのコースでした)。それに、ご希望選手の直筆ミニサイン色紙がつくってことで、大江戸は谷晃生(背番号1)のサインを頂戴しました。

加えてベルマーレのブランドブック『SPIRIT BOOK 2』がついていて、後日クラファン感謝デーのスタジアム入場チケットも来るみたいです。

Dsc_0369_copy_1359x768 タオマフには“DAWN TO THE NEXT STAGE.”って書いてあります。「次のステージへの夜明け」ってやつなんですが、今のリーグ戦の成績がアレなだけに、ネクストステージって何のことだよ?!って思っちゃいますね(まさかセカンド・ディヴィジョンのことではないと…)。

そしてビッグタオルのデカさに驚きました。実測で148×82cmほどあるのです。ビーチに敷いて寝っ転がるのにいいのかもしれませんね。夏場のタオルケット代わりにもなるかも。海と夜明けのデザインで、今期のスローガン「BELIEVE」が入っております。どちらもデザイン、カラーリングともにいいですね。

ということで、BELIEVEしながら次戦の勝利を待つといたしましょう。

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2022年4月 6日 (水)

「オートクチュール」:他人に厳しく自分に甘い女    #オートクチュール #映画オートクチュール #ディオール #お針子 #リナクードリ

1_20220406225101 映画『オートクチュール』は、ディオールの1級クチュリエールが衣装監修をしているってことですが、うーん、全体的にはディオール・ブランドを貶めるような作品になっているんじゃないかなあ。それぐらい物語が雑で、いいかげんで、ドレスの美しさと釣り合わないレベルです。フランスにおける階級差とか移民の問題が実感としてわからない小生ですが、でもこの映画がダメダメなことはわかります。

とにかく、リナ・クードリ演じる主人公が典型的な「他人に厳しく自分に甘い」タイプ。近づきたくないですねー。それなのに、チーフお針子のナタリー・バイときたら、彼女に甘過ぎます。何を考えているんでしょう? 才能を見出したってことなんですけど、いくらなんでも手をちらっとみただけでわかるもんなんでしょうか? その後も、すっごい特訓描写とか、彼女の天性の才能が花開く描写とかがないもんで、そんなんでベテランのお針子たちに交じってディオールのアトリエで働くなんてあり得ない!ってなりますよね。そりゃそーです。

だから、こういう作品ならもっとハリウッド流に(『プラダを着た悪魔』流に)作った方が、同じありきたりのストーリーでも、みんなは受け入れやすいんですよ。なのに、この主人公(リナ・クードリの方ね)は、あまりにひどすぎて、仕事をなめすぎていて、恩知らずで、結構終盤まで攻撃的なダメダメ性格のまま。最後の最後までほとんど成長しなくって、ちっとも共感できません。そう考えると、ハリウッド流成長物語って、やはり大したもんですね。

再び言いますが、これじゃあディオールの持ち腐れですし、残念ながら映画史にも残って行かないでしょう。協力するときは、もっと脚本を選んだ方がよろしいんじゃないでしょうかねえ、ブランドを守る上で。

 

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2022年4月 5日 (火)

「シャドウ・イン・クラウド」:クロエちゃんの顔芸まつり    #シャドウインクラウド #クロエグレースモレッツ #グレムリン

1_20220405222901 映画『シャドウ・イン・クラウド』は、中国系ニュージーランド人女性監督という、いろいろ多様性に富んだロザンヌ・リャン監督による、サスペンス・戦争アクションにしてモンスター・ムービーwithジェンダー問題という多様性に富んだB級テイスト・ムービー。まあ、多様性と言うよりは「ハチャメチャ」なんですけど(笑)。

大江戸としては、ごひいきのクロエ・グレース・モレッツの主演作だってだけで観たようなもんですが、まあ後から誇れるような珍作鑑賞と相成りました。(マスク越しに)声を出して笑っちゃったシーンもいくつかありますし、後半には「んなバカな」「いや、それ、ありえないから」「マジすか?」な場面が連続するという、ほぼ確信犯的なセミおバカ映画と言えるでしょう。

でも、クロエちゃんに関しては、堂々の主役です。てか、途中までは銃座のクロエちゃんを正面から捉えたカットがかなりの比重を占めるので(他の役者たちは「声」だけとなる)、その後の各種アクションを含めて全編が「クロエちゃんまつり」。しかも焦ったり、叫んだり、怒ったり、笑ったり、驚いたり…と、クロエちゃんの顔芸を堪能できる映画でもあります。

敵として零戦も出て来るので、日本人としては複雑な心境になるかと思いきや、・・・こんなおバカな作品なので、何とも思いませんでしたー。そういえば、男女差別主義の愚かな男たちが描かれてますが、これをもってジェンダー問題に切り込んだっていうのは、いくら女性監督だからって早計でしょう。ただ昔流に、(主人公のピンチを際立たせるために)野卑な男たちの野卑な台詞がたっぷりあるってことではないのかしらん?

 

 

 

 

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2022年4月 4日 (月)

「やがて 海へと 届く」:浜辺と美しい波    #やがて海へと届く #中川龍太郎 #岸井ゆきの #浜辺美波

1_20220404214501 映画『やがて 海へと 届く』は、『わたしは光をにぎっている』の中川龍太郎監督作品。『わたしは~』同様に、光と水に満ちた美しい映像で、美しくやわらかな物語を語ってくれます。

何でそうなったのかは知りませんが、こういう地味な映画に浜辺美波を持ってきたキャスティングがなかなかアタリですし、浜辺もミステリアスなニュアンスを出して好演しています。ああ、そういえば、この作品って「浜辺」と「美しい波」の物語と言えるかも知れませんね。

「水の映像作家」とも言える中川監督は、『わたしは~』でも銭湯のお湯や湖の映像が美しく、印象的でした。本作では(雨とか風呂とかもありますが)圧倒的に海の映像が素晴らしいのです。 画面いっぱいの広く美しい海のショット、ドローンによる俯瞰の海と波、激しく荒れた朝の海…これだけ見事な海のショットをいくつも撮った映画ってのは、なかなかないと思います。それだけでも大いに評価すべきです。

でもそれ以上に、岸井ゆきのと浜辺美波のコンビネーションと化学反応が素敵です。この二人が画面の中で動いている時に漂う「映画の感覚」を観るのは、幸せなことでした。それにしても、岸井さんは実年齢では8つも年上なのに、同学年の設定。でもまあ成り立っていました。

とは言え、全てが良いわけではなく、3.11の津波に対する東北の人々の思いを描くあたりは、ちょっと微妙。デリケートなテーマだけに、フィクションとドキュメンタリーをないまぜにしたようなこの手法で良かったのかどうかは、難しいところです。そこからラストに至るまでの人物正面画像が印象的だったのは、確かですけれど…。

 

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2022年4月 3日 (日)

ベレーザ、レオネッサに完敗    #we_league #ベレーザ #tokyo_beleza #日テレ神戸 #ベレーザレオネッサ #北村菜々美 #宇津木瑠美

Dsc_0345_copy_934x5862WEリーグ1位と2位の天王山ってことで、今年初の生観戦に(長い中断期間もありましたしね)行って来ました、日テレ 東京ヴェルディ ベレーザvs.INAC神戸レオネッサ。

Dsc_0342_copy_1024x5862 味の素フィールド西が丘のメインスタンド裏に位置する通りには桜並木がキレイに咲いており、今日の大江戸はバックスタンドだったもので、スタンド越しによく見えておりました。

Dsc_0349_copy_628x586 今日はベレーザの運営が、「5,000人満員プロジェクト」ってことで頑張っていたのですが、雨が降り続ける寒い日ってこともあり、結局2,801人でした。招待券かなーって感じのファミリー層もかなり来場しておりましたが、なかなか険しい道のりですね。先着5,000人にベレーザのTシャツ(ユニフォーム素材)をプレゼントしてくれるっていう太っ腹企画もありましたが、大江戸なんか開幕戦と今日で2着もタダでいただいてしまいました。これじゃあグッッズが売れなくなるのではなんて、心配しちゃいましたよ。

Dsc_0341_copy_944x586 試合は21分にベレーザGKのパスミスを突いた神戸が先制。その後も加点して、0-3に! その後、宮川のゴールで一矢報いたのですが、結局1-3の手痛い敗戦となりました。

Dsc00130_convert_20220403221824 うーん、正GKの田中桃子が故障で戦列を離れているのが痛いですねー。 そうそう、戦列を離れていると言えば、前節に引き続いて北村菜々美選手は今日もベンチ入りしておりませんでした(泣)。 正直申しまして、北村さんを見るために観戦しているので、かなりがっかりです。相当しょんぼりです。でもまあ、シャツのプレゼントがあったから良しとしましょう。北村さん、調べてもよくわからなかったのですが、怪我なんでしょうかねえ? それとも陽性?(いや、むしろ妖精っぽいけど)。

Dsc_0344_copy_952x586 岩清水が今日も先発してましたけど、さすがに衰えが隠せない気がいたしました。その一方で嬉しかったのは、昨年秋の加入以来、宇津木瑠美を初めて生で見られたこと。後半途中から入ったのですが、やはり予測力あるし、体が大きいのでプレイがダイナミックです。左SBで入ったのですが、終盤にはかなり攻め上がったり攻め残ったりしていて、そこらも彼女らしいなと。今度は宇津木と北村が連携する左サイドを見てみたいものです。

植木理子の獰猛に狩りをするようなボールへの執着と労を厭わぬ走り回りには、いつも感動します(北村さんもそこは見習ってほしい!)。そして、清水梨紗の足技の巧みさはやはり飛び抜けているなあと、改めて感心いたしました。

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それはそうと、競技場の四隅に照明等を建てているようでした。夏場を前に完成して、ナイトマッチができるようにするってことですね。それ、選手のためにも観客のためにも、プロとして大切なことですよね。

 

 

 

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2022年4月 2日 (土)

「TITANE チタン」:ぶっとんで変態    #TITANE #チタン #映画チタン #ジュリアデュクルノー #アガトルセル

1_20220402234401 映画『TITANE チタン』は、2021年のカンヌ映画祭パルムドール(最高賞)受賞作…って、作品を観た後に改めてびっくりです。よくこれを最高賞に選んだものだと。大江戸としては、審査員に敬意を表したいと思います。

それぐらいユニークで、ぶっとんでて、すべてにわたって独自性があります。大江戸はこの監督(ジュリア・デュクルノー)の前作『RAW 少女のめざめ』も観ておりますが、あれも相当ぶっとんだ作品でしたね。二作に共通するのは、超変態!ってところ。本作も非常にセンシュアルでありますし、性的に突き抜けてます。自動車と性的な欲望ということに関しては、当然クローネンバーグの『クラッシュ』を連想させるものですし、塚本晋也の『鉄男』を思わせる場面もあったりします。でも、それらの作品ほど暗く陰にこもっていないのが特徴でしょうか。

かなりヴァイオレントなシーンも多いのですが、その特徴としては「痛そう」だってこと。キム・ギドクの痛み描写もかなりのものでしたが、こちらもなかなかです。

とにかくテンポが良くて、どんどん進んで行きますが、「この後どうなるのか?」という展開が一切読めず、そういった意味でも既視感はなく、新しい映画だと感じました。

一方では、あえて説明しないってところもあるので、観ていて「え??」「どういうこと??」と思う箇所もいくつかありました。そこはちょっと残念かな。

でもますます今後に期待ができる監督です。そして主演女優のアガト・ルセルも凄すぎます。異常なセクシーさ、異常な暴力性、異常な怪物性…。監督が女性じゃなかったら、「女優の虐待だ」とか非難されちゃいそうなシーンの数々も、見事にこなしてますし。今年の主演賞候補と言っておきましょう。

 

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2022年4月 1日 (金)

季節の桜風味    #桜のスイーツ #さくらのスイーツ #リングドーナツさくら風味 #桜と苺のしっとりロール #やさしいデカフェ紅茶さくら

Dsc_0329_copy_800x4502 隅田川の桜も満開を少し過ぎたかな…って感じです。

 

Dsc_0260_copy_576x10242 この季節ならではの桜フレイバー食品は、このひと月ばかり店頭に溢れておりましたが、たとえばこれ。

セブン&アイの『リングドーナツ さくら風味』。本当の桜に近い、淡い桜色のコーティングです。

Dsc_0261_copy_1024x5762 ああ、普通に桜フレイバーが香ります。チ・チ・チ・チ・チ・チ・チ チェリー感♪ いいですね。

 

Dsc_0262_copy_621x576 そのお仲間で、こちらはセブン&アイの『桜と苺のしっとりロール』。こっちはドーナツじゃなくて、パンです。

Dsc_0263_copy_742x576 桜の淡ピンクと苺の強ピンクのせめぎ合い。乾燥イチゴのフレークがふりかけられていて、パン生地には桜あんが練り込まれていて、センターには桜あんがしっかり入ってます。でも食べてみてのインパクトはあまりありません。まあ、カワイイのが取り柄ってところでしょうか。

 

Dsc_0339_copy_450x713 そして、甘いもの食べたらお茶ってことで、こちら。『やさしいデカフェ紅茶 さくら』。日本緑茶センターさんの商品です。近年の大江戸は夜にカフェイン入りのお茶やコーヒーを飲むと眠れなくなってしまうので、もっぱらほうじ茶や、デカフェの紅茶、コーヒーを愛用しております。こいつは想像通りの桜紅茶(セイロン紅茶使用)。ただ、ちょっと淡すぎるかなあ。大江戸はもう少しガツンと来てくれた方が好きなんです。ま、好みの問題ですけどね。

 

今回の3つは、桜フレイバー商品としてイマイチ。簡単に「さくらもち」みたいな風味はつけられるので、何でもかんでも増えて来ちゃってますが、本当においしくステキなさくら味は、なかなか難しいようですね。

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