「死刑にいたる病」:白石和彌らしさ #死刑にいたる病 #白石和彌 #阿部サダヲ #岡田健史
映画『死刑にいたる病』は、好調が続く白石和彌監督作品。彼らしく、なかなかハードなバイオレンス描写もあったりします。
ただ、傑作とまでは至りませんでした。多くの日本映画に共通することですが、前半は快調に飛ばすのに、半ば過ぎから失速してテンポも内容もスローダウンしてしまうんですよねー。後半の長い面会シークェンスや長い回想場面など、もっとつまんで2時間に収めてくれた方が良かったのに(実際は2時間9分)と思いました。
阿部サダヲを連続殺人犯役に抜擢したのは、良いセンスでした。阿部も、ほとんど「ハンニバル・レクター」をやってて、(よくあるパターンですが)瞬きをせずに虚ろな目を動かさない芝居で、底知れない不気味さを醸し出しておりました。まあ、役者の好演を引き出すのは、白石映画の常ですけどね。で、禍々しく暗いのも白石映画の常。
阿部に対峙する岡田健史も悪くはありませんでした。白石作品でいえば、『凶悪』の山田孝之と共通するものがありましたね。 そして岩田剛典は最後にクレジットを見るまで気がつきませんでしたー。びっくりです。
阿部と中山美穂の若き日の映像に関しては、CGを使ってましたね。しわがなく、のっぺりと若々しい顔になっておりました。
微妙な結末も、成功しそこなったような気が…。でもこの作品、全体的にちょっと韓国映画テイストですよね。あちらでリメイクされたりしたら、より傑作になるのかも知れませんねえ。
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