「オードリー・ヘプバーン」:普通の伝記ドキュメンタリー #オードリーヘプバーン #オードリーヘップバーン
映画『オードリー・ヘプバーン』は、至極真っ当な伝記ドキュメンタリー。息子や孫娘をはじめ、家族、関係者らの証言に、オードリー出演作のフッテージやオフ・スクリーンの映像をからませて、彼女の生涯を紹介します。
久しくオードリーの顔をきちんと(広告とか以外に)見ていなかったのですが、本作の鑑賞前夜にちょうど『ローマの休日』を日テレの「金曜ロードショー」でやっていて、適当に見たり見なかったりしていたのです。で、やっぱりオードリーは魅力的だという「あたりまえ」の事実を再確認した次第。キラキラでした。それにしても、この時代にモノクロ映画を夜9時~のゴールデンタイムに民放が放映するなんて、…『ローマの休日』以外にはあり得ないことです。すごいなあ。 ついでながら、本作の公開に合わせて『キネマ旬報』が、オードリー・ヘプバーンの32ページ大特集を掲載しておりました。すごいなあ。
さてこの作品ですが、多くの方が「入門編」とか「教科書」とか言っておりますけど、まさにその通りです。でも、それゆえに物足りなさが残るのも事実。意外性や深掘りがないのです。これだったら、「まあBSあたりで放映した時に見ればいいかな」って感じですよね。
3世代のバレリーナが随所に登場して、その時々のヘプバーンを象徴するような舞いを見せるのですが、ハッキリ言って邪魔です。冒頭だけだったらまあ大目に見ていられるけど、何度も出て来て、(中盤までは影にしたりして顔を隠していたのに)最後は顔出しまでしてるんですから、かなりのウザさです。
それにしても、リチャード・ドレイファス久々に見たなあ。老けたなあ。太ったなあ。
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