展覧会「日本の映画館」 #日本の映画館 #展覧会日本の映画館 #国立映画アーカイブ
京橋の国立映画アーカイブ展示室で開催中の展覧会『日本の映画館』(~7/17)に行きました。映画が好きで、それと同じぐらい映画館が好きな大江戸にとっては、最高の企画です。
そしてシネコン全盛の時代に投げかける問いにもなっております。序盤に出て来る浅草六区映画街の模型と写真。一つ一つの建物のなんて個性的で素敵な劇場建築の世界。
それにしても昔の映画館、混んでます。なんだこれ?ってぐらい密になってます。消防法関係なしの世界に見えます。
それだけ、映画が娯楽の王者だったてことですよね。ああ、新宿帝都座の建物、ステキじゃないですか。
こちらの右側は新宿武蔵野館。左は大阪ミナミの松竹座。松竹座は、映画館の後に歌舞伎や演劇の劇場になったので、この外観は実物を見たことがあります。
弁士の番付にもぶっとびました。東エリアと西エリアに分かれてそれぞれ東西の番付になっていますが、随分大勢の活弁士がいたんですねえ。周囲を顔写真がとりまいているあたり、活弁士がスタアでもあったことを示しております。
ちょっとマヌケで好きなのがこの写真。マンホールに入って頭を出したサンドイッチマンが掲げているポスターが、アンジェイ・ワイダの『地下水道』。笑えます。いぶかしげに見ているおばあちゃんが効いてます。
映画館とパンフレット(プログラム)も、切っても切れないものでした。すっかり廃れてしまいましたけどね。日比谷の映画館をはじめとして、館名入りパンフを作っているコヤもあったもんです。
そして、(川崎と北九州をフィーチャーしておりましたが)全国各地の映画館や映画街の魅力と歴史。それを支えた人。大江戸が映画館を考える時は、どうしても東京の映画館のことになってしまいますが、全国津々浦々の街に、それぞれの映画館文化があったんですもんね。名画座やミニシアターの文化も、忘れてはならないものです。
会場を出た所には各種ののぼりやら、水戸の映画館のネオン看板の「映」の字やらがありました。
いやー、なかなか内容豊富で、展示品の数も多い展覧会でした。スペースに限りがあるのでしょうがないのですが、大江戸なら「映画館の売店」にも目をつけて、「おせんにキャラメル」から、あんぱん、ラスク、東宝アイス(モナカ)、瓶コーラなどを紹介したかったですね。あと片桐はいりさん監修で、「もぎりにまつわるコーナー」とかね。
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