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2022年6月 8日 (水)

「大河への道」:ゆるい&ぬるい    #大河への道 #伊能忠敬 #立川志の輔 #中井貴一 #松山ケンイチ #北川景子 #草刈正雄

1_20220608212301 映画『大河への道』は、松竹らしい時代劇コメディ。時代劇と言っても、現代劇パートもございます。全編を通していろいろゆるいんです。そのゆるさもまた松竹っぽさですかね。

県庁や市役所などの公務員の方が奮闘する日本映画って、なぜか結構ありますよね。これもそんな一本。立川志の輔の創作落語が原作なのだそうで、志の輔さんご本人も出演しています。で、中井貴一、松山ケンイチ、北川景子をはじめ多くの出演者が現代劇パートと時代劇パートの両方に出演してるって趣向です。でも、現代と過去の二つのキャラクターの間にあまり関連性がなくて、ある意味行き当たりばったりの設定。そこは弱い所です。

それ以外にも、ダイアローグの弱さ、平凡さとか、根本の発想以外は既視感ありありの展開とか、メリハリのつかない演出とか、どうにもこうにも映画としてゆるい&ぬるいのです。

役者に関しても、「おお、この人は凄い」ってレベルの人はおりません。中井貴一はいつもの中井貴一なのですが、松山ケンイチはミスキャストですよねー。チャラさが似合っていません。北川景子は、着物姿がよく似合っておりました(粋な縦縞とかね)。橋爪功さんだけは、いつもながらの余裕なのですけど…。

あ、でも草刈正雄さんのスペシャル感はさすがでした。彼の将軍役、いい味出してました。(以降ネタバレあり) 彼の登場場面で披露される日本全図のとてつもないい大きさ! いくら誇張と言ったって、畳何百畳分あるんですか! あそこまでの大広間は、さすがにあり得ません。「映画の嘘」にも限度があるってもんです。感動的な場面のはずなのに、あまりのことにちょっとのけぞっちゃいましたよ。

 

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