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2022年6月 7日 (火)

「夜を走る」:この逸脱をどう捉えるか    #夜を走る #佐向大 #足立智充 #古館寛治

1_20220607175601 映画『夜を走る』は、かなりの劇薬。前作『教誨師』で、問題意識の高いシリアスな個性を見せていた佐向大監督(「大 だい」は名前なんですけど、こう書くと「大監督」みたいですね)ですが、本作ではもっと自由自在にぶっこわれてくれてます。

主人公の顔が極めて平凡です。彼の周りの人々も平凡な顔立ちですが、彼(足立智充)が一番そこらの素人みたいな顔です。そんな平凡な男を使ったジャパニーズ・ノワールかと思わせといて、後半、っていうか残り1/3ぐらいで、思わぬ方向にぶっ飛んで行きます。その逸脱をどう捉えるか?ですね。

大江戸はちょっと当惑しました。あのまま普通にミステリーというかクライム・サスペンスとして完成させたら、相当なもんが出来上がったと思うのです。それほど、そこまでのリアルなミステリーとしての引き込み方と先が読めない展開は、上出来でした。これ、どういう結末をつけるんだろう?と思ってドキドキしていたら、・・・うーん、何かおかしなことになっちゃいましたね。

(以降少々ネタバレあり) 怪しげな新興宗教→女装→拳銃→ダンス…と、作品は迷走・暴走を続けます。もはやミステリーの結末なんて、置き去りになってしまいました。うーん、これはこれで個性の強い映画だし、こういう作品もあったっていいんですが…。それにしても、ねえ。大江戸は変な映画も好きですけど、今回の場合はウェルメイドにしていただいた方が良かったなあ。まあ、問題作には違いありません。

宇野祥平、松重豊ら脇を固める役者たちがとても良いのですが、3度ほどカーラジオから流れる気象情報を淡々と読み上げる声に聞き覚えが…。あれって、古館寛治さんの声ですよね(ノー・クレジットでしたが)。古館さんといえば、『教誨師』ではいつもと違う個性を見せて好演しておりましたが、そのご縁なんでしょうね。

それにしても埼玉県の人口の少ないエリアって、殺伐としてて不穏ですねえ(『ビジランテ』とか、そういう映画がたくさんあるような気がします)。

 

 

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