「はい、泳げません」:シリアス不要なのに… #はい泳げません #長谷川博己 #綾瀬はるか #阿部純子
映画『はい、泳げません』は、水泳というか「泳ぐこと」がテーマのライトコメディ かと思いきや…、って作品(詳しくは後述します)。
長谷川博己と綾瀬はるかって、どちらも大河ドラマの主役経験者なんですね--『麒麟がくる』と『八重の桜』。しかも『八重の桜』では夫婦役だった二人(その上、ピロキさんは『まんぷく』で朝ドラ(安藤サクラとダブル主人公と言っていい)もやってますけどね)。
(以降ネタバレあり) で、この作品の美点は長谷川と綾瀬がまったく恋仲になったりしないこと。水の中で水着で抱き合っても、ぜんぜん恋愛につながっていかない、その気配すらないところが斬新です。爽やかです。これからの時代は、どんどんそういう作品が増えていくに違いありません。
ライトなコメディとして進行していって、途中からシリアスな場面が増えていきます。ただ残念なことに、それで作品が重たくなったりテンポがスローになったりしてるんですよねー。(ま、原作があるのでしょうがないのでしょうが)正直言って、大江戸はそういうトラウマ部分が邪魔でたまりませんでした。なんか、「ライトなコメディで終始するより、シリアスな部分が入ってた方が上等」みたいな思想があるのでしたら、そんなのは間違いです。
本作で一番良かったのは阿部純子。言葉なしに感情を伝えたり、このけなげなキャラクターに命を吹き込んでおりました。珍しくもお母さん役でしたが、ちゃんと似合っておりました。
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