「ビリーバーズ」:カルトとエロスと人間 #ビリーバーズ #城定秀夫 #山本直樹 #磯村勇斗 #北村優衣 #宇野祥平
映画『ビリーバーズ』は、いま絶好調の城定秀夫監督×山本直樹原作のカルト教団もの。ちょくちょく映画に出て来るカルト教団ですが、そのヤバイ雰囲気をこれほどきっちりじっくり描いた映画は初めてなのではないでしょうか? とても寓話的に描いているわけですが。
無人島ということで、ほとんどメインキャスト3人だけの時間が長く、そういったわけで製作費的には抑えられていると思います。ただ、その中にじりじりひりひりするドラマが生成されるのです。原作マンガの力も大きいのでしょうが、磯村勇斗、北村優衣、宇野祥平の掛け合わせがとてもうまくいってます。そし前半の不穏な「タメ」から、後半の暴走への転調が効いています。人間の本質に迫っていくような…。
後半のエロスの暴発と非常にセンシュアルな描写は、さすがに山本直樹×ピンク出身の城定秀夫の面目躍如。まあ、笑えもしますが。北村優衣も磯村勇斗もがんばりました。
先ごろ公開された『夜を走る』では新興宗教(カルト?)の教祖を演じていた宇野祥平が、ここではカルト教団の駒として、また違った表情を見せております。
そして山本直樹氏がなんと教祖の「先生」として出演! 白スーツで、台詞はそう多くはなかったけど、悪くなかったと思いますよ。
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