「スルメが丘は花の匂い」@紀伊國屋サザンシアター #スルメが丘は花の匂い #吉岡里帆 #岩崎う大
新宿の紀伊國屋サザンシアターTAKASHIMAYAで、吉岡里帆の初主演舞台『スルメが丘は花の匂い』を鑑賞。前から11列目の真ん中へん。吉岡座長を近くで拝めました。
吉岡さんはもともと結構好きなのですが、本作の場合は急に「この作品を観るのだぞよ」という天啓が降りて来て、チケットを買った次第。大江戸の場合は昔からたまにあるんです、こういう天啓が(それでCDを買ったとかコンサートに行ったとかね)。で、天啓の結果はいつも「アタリ」でして…、今回もアタリでした。面白い芝居でした。
お笑い芸人から演劇に移って活躍中という岩崎う大さんの脚本・演出がコメディーのツボを押さえていて、かなり笑わせてくれます。この人、映画かドラマでコメディーやったら、かなり良いものを作りそうな気がしました。
1時間42分ほどで休憩なしのコンパクトな芝居ですが、ダレ場はなく、出ずっぱりの吉岡さんをはじめ、役者たちも適材適所に良いコンビネーションでした。吉岡里帆をこれまで映画やドラマで観て来てわかったのですが、彼女の演技は作品全体を把握した中できっちり計算してバランスを取る、非常に職人的な芝居なのです。本作もそうでした。破綻はありません。ただそこに限界もあるような気がしておりまして、そこをもっと突き抜けるポイントがあれば、さらに魅力的になるのになあと感じました。
「スルメが丘」だし、イカをたくさん干してるし、劇中でも「くさい、くさい」と言われているのですが、客席には終始とても良い香りが漂っていました。演出の一環だと思われますが、あれが「花の匂い」なのでしょうか? でもそれって、吉岡さんのあのCMですよね(笑)。 何にしても客席がイカ臭くなくて、ありがたかったです(「くさい、くさい」言ってる台詞とのギャップ効果もあったような無かったような…)。で、帰りに電車に乗っていたら、微かに良い香りが・・・「おお!これって…」と気づいてびっくりしました。服だか髪だかに焚きしめられていたのですね。Wow!です。
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