「ベイビー・ブローカー」:親子と家族の是枝印 #ベイビーブローカー #是枝裕和 #ソンガンホ #イジウン #ペドゥナ
映画『ベイビー・ブローカー』は、是枝裕和が韓国で撮った新作。フランスで撮った前作『真実』に続いての海外チャレンジです。でも、やっぱり是枝らしい「家族の物語」「親と子の物語」です。
家族といっても「疑似家族」だってところが『万引き家族』と同様ですし、赤ん坊が出て来るのも『誰も知らない』『そして父になる』などと共通します。今回の場合、ベイビー・ブローカー一味だけでなく、警察のペ・ドゥナらも含めた大きな疑似家族となっています。
俳優陣ではソン・ガンホがカンヌで主演男優賞に輝いたわけですが、まあ彼ならこれぐらいできて当たり前って感じ。むしろ母親役のイ・ジウン(本職はK-popのシンガー)や、刑事役のペ・ドゥナに感心しました。 イ・ジウンはかなり松岡茉優に似てますね。『万引き家族』の松岡がスライドして来たみたいな感じ。きちんと良い芝居をしておりましたよ。 そして化粧っ気なしのペ・ドゥナは、だいぶ大人になりましたねえ。’79年生まれだから、もう42歳になってると知ってびっくり。是枝作品も『空気人形』('09年)以来13年ぶりなんですねえ。ハードボイルドに刑事を演じ切った彼女が、ラストで見せる変化に感銘を受けました。さすがです。
韓国での評判が良くないと聞きましたが、確かに韓国映画に較べるとスローで、しっくり撮った情感描写が多めかなと思います。地味といえば地味で、ちょっと受け入れられにくいかも知れませんね。まあ是枝作品としても、ベストとは言えないかと思います。
日本でリメイクするとしたら、ソン・ガンホ→役所広司(似てる人がいないもんで、ちょっと年上ですが)、カン・ドンウォン→星野源に坂口健太郎を振りかける、イ・ジウン→松岡茉優、ぺ・ドゥナ→上野樹里、イ・ジュヨン→(ちょっと年上になるけど)市川実日子ってあたりで、いかがでしょうか?
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