
一昨日から昨日と、山小屋泊りで富士山に登りました。生涯初の富士登山です。山をよく知っていて富士登山も8回目だというベテランが初挑戦の友人3人(小生を含む)を引き連れて登ったのですが、うち1名は8合目で限界を感じてリタイア。結局3人で登頂し、下りの8合目で合流。無事4人で戻って来ました。

大江戸はまともな登山をほとんどしたことがないし、すべてベテランの隊長頼みの初心者。でも楽な予定やコースを組んでくれたおかげで、なんとか目的達成できました。ちなみに樹林多め&利用者少な目&下りの砂走り長めの「須走(すばしり)ルート」でした。
でも本当に、危険なほど疲れましたよ。いやー、まいった。昨夜は本当に疲弊しきってヨレヨレでしたが、今朝には復活しました。ある程度はストレッチしておいて、アミノ酸も飲んだので、今のところ筋肉痛は少ししか出ておりません(明日とかに出るのかなあ?)
本六合目の山小屋(瀬戸館)の前でご来光を、その光と空の変化を拝むこともできました。
ちなみにこの山小屋のシンボルはなぜかアヒルちゃんで、見晴台の木製テーブルに貼りつけてあります。
さて、いくつかランダムに雑感や覚え書きを…

決して甘く見てはいなかったんですけど、子供でも登るぐらいだから何とかなるとも思っておりました。いやいやどうして、かなりキツかったです。登りも大変だけど、下りも意外と長くてしんどかったですね。ほんと、何かの苦行か刑罰なのかと思いましたもん。

上りも下りもトレッキングポール(ストック)に助けられました。両手のアレが無ければお手上げでしたね。
確かに高地は空気が薄くて、息切れしてしまいます。深呼吸しながら歩いて(登って)ました。

寒さ対策バッチリで行ったのに、山小屋の前でご来光を見る時に着ただけで、あとは防寒衣料の出番は無し。だったら、出発時のザックの重さ7.2㎏を減らしたかったところ。むしろ暑くて、半袖でも顔から汗がぽたぽた状態が多かったです。頂上でも体感だと15℃ぐらいあったんじゃないでしょうか(お昼頃だったし)?

登山用のウエア類はやはり、給水速乾性や防臭効果が高くて、普通のスポーツウエアよりも(いわんや綿の肌着よりも)優秀快適ですね。メッシュ系のインナー(下着)や、メリノウールのソックスなどは、汗がたまらずすぐにサラリとなって、汗冷えもなく、防臭もバッチリでした。

山道具やウェアを何点かレンタルしたのですが、山の物は高額なものが多いので、上手にレンタルを取り入れてもいいと思います。トレッキングシューズやザックをはじめ、今回新規購入した物もかなりあるんですけどね。 あと、とにかく安いワークマンのアイテムも何点か取り入れました。
山小屋では午後7時に寝て午前4時に起きたのですが、その間ちゃんと眠れたのは2時間×2回のみ。あとの5時間は、目をつぶって体を休める感じでした。ドヤ街のような二段ベッドで、寝袋式でしたが、繊細な大江戸にはちょっと向いてないなー。山小屋のカレーってやつも、期待したほどうまくはなかったですねー。でも、小屋のおじさんたちはいい人でした。
山小屋のトイレは紙を流さずに隅の箱に入れるタイプ。日本人的には、ちょっと違和感。そしてどこもかしこも水が貴重でほとんど使えないだけに、汗ふきシートがスッキリサッパリ快感でした。あれは生き返りますね。
持って行った行動食の中では、大江戸としてはようかんとパウチゼリー飲料(昔のウィダーみたいなやつ)が良かったです。
富士の下山はびっくりするほど早く着くみたいなことを色々読んだり聞いたりしていたのですが、意外と長かったです。砂走りもかなり歩きにくいし(走ると危険)、疲れが累積していくし、飽きます。

とにかくまあ、疲弊し切りました。最後の方は「山はもういい。早くおうち帰りたい。」状態でしたけど、得難い体験をさせていただきました。あ、ちなみに時間の関係で「お鉢巡り」は行わず、山頂から少し歩いた神社の所まで登って、火口を覗き込んでから下山したのでした。なので、「剣ヶ峰(3776m)のやや下まで」ってことにはなるのですが、それでも富士山的には「山頂まで行って登頂成功!」ってことなのであります。めでたしめでたし。
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