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2022年9月23日 (金)

「リバティ・バランスを射った男」:ジミー×デューク→両雄並び立つ   #リバティバランスを射った男 #ジョンフォード #ジェームズスチュアート ジョンウェイン

Libertyvalance シネマヴェーラ渋谷のジョン・フォード特集で、『リバティ・バランスを射った男』(1962)を鑑賞。大昔にTVで短縮版(たぶん吹き替え版)を見たことがあり、かなり気に入っていたのでスクリーンで観る機会を得られて良かったです。ちょうど開映1時間前に劇場に着いて、チケットの整理番号が85番。開映時には満席だったのではないかと思います。かなりの人気。

ポスターはカラーですが作品はモノクロ・123分。昔の記憶の方がもっと素晴らしかった気もするのですが、それでもやはり名作です。なにしろジョン・フォード×ジョン・ウェイン コンビ最後の西部劇であり、ジョン・ウェインとジェームズ・スチュアート初の共演作なのです。ジミー・スチュアートと“デューク”ジョン・ウェインの対照的な個性ーー都会派と西部の男、知性とマッチョな男らしさ、細身のスマートさとがっしりした巨体、真面目そうな顔とジャガイモみたいなゴツゴツ顔、腕っぷしの弱さと強さ、女性性と男性性ーーの対照が効いているのです。

プラス、悪役(リバティ・バランス役)リー・マーヴィンの獰猛で悪辣な個性も効いてます(なんかギラギラと郷鍈治みたいで)。もちろんそれ以外のキャラクターもそれぞれに血が通っています。ここらはさすがにジョン・フォード。

(以降少々ネタバレあり) そして、終盤のちょっとトリッキーな展開と情感。大江戸はここが大好きです。対照的な二人の、不思議な友情や絆が心に迫る作品なのです。ジェームズ・スチュアートがいい所を持ってってるようでいて、最終的にはジョン・ウェインもかなり印象に残る役なのです。両雄並び立っているのです。

イーディス・ヘッドが衣装を担当しているのにも驚きました。彼女はあまり西部劇を手掛けていないと思うのですが、これでオスカーにノミネートされているんですね。そしてこの7年後に『明日に向って撃て!』を手掛けるのでありました。

 

 

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