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2022年9月19日 (月)

「LOVE LIFE」:なんかこわい    #LOVELIFE #映画ラブライフ #深田晃司 #木村文乃

1_20220919215201 映画『LOVE LIFE』は、深田晃司監督の最新作。先ごろヴェネチア国際映画祭のコンペ部門にも出品されておりました。大江戸はたまたま時間の関係で「日本語字幕付きバージョン」を鑑賞したのですが、この映画は聴覚障害者が重要な役で出演しており、韓国手話も使われていることもあって、字幕バージョンも上映されてるわけですね(これまでにもそういう作品は時々ありましたが)。でも、字幕が出てると思わず読んじゃって、そうするといつもの映画体験とは違う感覚になってしまうというか、画面への注意が散漫にになるので、大江戸の場合は字幕をほとんど読まない技を身につけました。これって、例えば日本語もわかるアメリカ人の観客が日本でハリウッド映画を観る時に、これと似たような感覚を味わうのかも知れませんね。

それはどうでもいいのですが、この作品、あまり好きにはなれませんでしたねー。力作ではあるのですが、かなり居心地が悪い。なんか観ていて、不安で気分が良くない、そういう苦みが続く作品なのです。もっとも、それは深田作品の多くに言えることですけどね。『さようなら』『淵に立つ』『よこがお』『本気のしるし』など、どれもが観ていて不安になったり嫌な感じに包まれたりする作品でした。

深田作品には「人間の狂気」が常に描かれているからかも知れませんね、この居心地悪さは。今回も木村文乃のひそかな狂気が、怖かったです。(以降少々ネタバレあり) その先にあるラストシーンも、希望があるようには見えず、不安な緊張に包まれておりました。なのに“LOVE LIFE”なんていう美しく温かいタイトル・・・なんか、こわいです。

韓国手話といえば、『ドライブ・マイ・カー』にも出てましたね。今、40過ぎの気鋭の映画監督で国際的にも評価が高い深田、濱口の二人が韓国手話を扱ったというのは、興味深い偶然ですね。さらにいえば、今年のアカデミー作品賞『Coda コーダ あいのうた』も聴覚障害者と手話の物語でしたよね。なぜかなあ?

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