「天間荘の三姉妹」:映画よりTVドラマ向き #天間荘の三姉妹 #のん
映画『天間荘の三姉妹』は、なんと150分もあるのですねー。まあ、観ているうちに「これは映画よりもテレビドラマ向きだよなあ」と思ったのですが、そういった「エピソードの積み重ね」であるがゆえに長くなったのでしょう。
いずれにしても、失敗作でした。原作コミックスの取り持つ縁のようですが、“アクションの人”北村龍平監督にこの題材ってのは、合わなかったとしか言いようがありません。とても古めかしくセンスの悪い作品になっておりました。音楽なんかも超壮麗に鳴らし過ぎてるし。
(以降少々ネタバレあり) 臨死状態の人が自分の生死を決める場所として、この天間荘が設定されているのですが、走馬灯の映像が妙にアクション的だとか、終盤は丹波哲郎の世界に近づいているとか、まあ色々とやっちまってます。大江戸は死後の世界を一切信じていないだけに、余計あきれたものに感じたのかも知れませんね。
当然のんを観ることが一番の鑑賞動機でしたが、例えば驚いた時の「えー!」の発声をはじめ、今回の芝居はあまり上手ではありませんでした。ただ、非現実的なキャラクターをしっかり共感できるものにしちゃえるのは、彼女ならではですが。あと、大島優子ら他の女優さんと並ぶと、のんの意外なデカさ(166㎝)が妙に目立っておりました。
ムダに豪華なオールスターキャストなのですが、ちゃんと生かされていたのは三田佳子さんぐらい。三田さんが出てると、画面が締まりますね。
それにしても、三姉妹の名前が「のぞみ・かなえ・たまえ」って、欽ちゃんの「わらべ」そのまんまじゃん。どういうつもりなんだ?
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