国立劇場で「義経千本桜」 #国立劇場 #義経千本桜 #尾上菊之助
国立劇場で尾上菊之助主演の『義経千本桜』(Aプロ)を鑑賞。この公演、2020年にコロナ禍のため中止になってしまったものが、ようやく実現に至ったという菊之助さんにとっても念願の好演なのです。さらに「初代国立劇場さよなら公演」となっておりまして、建て替え前の1年間以上続く「さよなら公演」の一番手でもあります(今日は「あと372日」となっておりました)。
今回のAプロは、通し狂言のうち二段目の「伏見稲荷鳥居前の場」「渡海屋の場」「大物浦の場」。衣装派手めで、豪快なアクション場面たっぷりです。菊之助さん、女形のイメージが強いのですが、こういう荒事も堂々とできるってことですね。大江戸はいつも通りイアホンガイド使用でした。
コロナ禍における観劇なので、「音羽屋!」っていう大向こうの掛け声がないのが残念。やっぱりあれが欲しいところですよね。スポーツでも声出し応援が可能になってきたので、そろそろかなあ。
終盤の知盛が岩の上で綱を体に巻き錨を持ち上げる力強いクライマックスは、やはり感動しましたねえ。芝居の力。その後の弁慶の見送りにも、胸をしめつけられうようにグッと来ました。
もしかしたら、建て替え前の国立劇場に来るのは今日で最後かも知れませんが、広々としたロビーや通路の絵画だとか、球体シャンデリアだとか、お土産屋だとか、食堂のカレーライスなかなかうまかったとか、良き大劇場でした。しっかり覚えておきたいと思います。
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