「沈黙のパレード」:悪くはないが、食い足りない #沈黙のパレード #映画ガリレオ #福山雅治 #酒向芳
映画『沈黙のパレード』は、ガリレオ映画版の第3弾。『容疑者Xの献身』『真夏の方程式』同様、かなりウェットな物語になっております。推理ものでありながら、人情ものなんですよね。
まあエンタテインメントとしては、よくできてます。2時間15分をそれなりに見せ切る物語の面白さはあるのです。ただTVドラマのスぺシャル的な感じが強過ぎて、一個の映画作品としては食い足りませんね。一個の映画としての魅力においては、『容疑者xの献身』の方がありましたもん。
ガリレオを演じる福山雅治の魅力もあまり出ていなかったと思うのですが、どうでしょう。こんなもんですかね? 小生は映画版2作を観ているもののTV版は見ていなかったので、そこらへん今一つ自信はないのですが、北村一輝の方にシフトした結果、福山の影が薄くなってしまったんじゃないでしょうかねえ。
(以降少々ネタバレあり) 町のパレードで事件が発生してから少し経ったあたりで、「あれ?ひょっとしてアガサ・クリスティーのあの作品みたいにしようとしてます?」と思ったのですが、結局はそうではありませんでしたね。でもむしろあの作品になった方が、すっきり面白かったようにも思えますが…。
役者の中では、最近のメジャー系日本映画にはすべて出ているような印象の酒向芳が、ここでも見事にクセの強い芝居で印象的でした。取り調べ室での貧乏ゆすりなんて、どうしても『検察側の罪人』での取り調べにおける「カッ」という変な音声を思い出してしまいます。禿頭までを演技の武器にしてしまえる稀有な役者さんです。ラスト近くの場面も、じんわり良いしね。
あと、コロナ禍下の撮影なので難しさはあったでしょうけれど、パレードの絵がちょっと寂しいですね。エキストラの密集を作れなかったのでしょうけれど、CGを使ってでも、もっとにぎやかな熱狂を作ってほしかったところです。
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