なでしこ2連戦と北村菜々美 #サッカー女子日本代表 #なでしこジャパン #池田ジャパン #日本対ナイジェリア #日本対ニュージーランド #北村菜々美
先週木曜と日曜に、神戸と長野で行われたなでしこジャパンの親善試合、vs.ナイジェリアとvs.ニュージーランドをTV観戦しましたが、ナイジェリア戦は微妙な時間帯とはいえ、まずは両試合地上波放映でめでたい。
浜野、藤野、小山といった17-18歳の選手たちをフル代表として初招集し、彼女たちもしっかり持ち味を出していたのが(小山はちょっと時間が足りなかったですけど)、底上げの意味で良かった点ですね。藤野あおばなんて、もの凄い運動量で攻守に大活躍してましたもん。
あとは杉田(特にナイジェリア戦)とか宮沢とか遠藤純も目覚ましいプレイを見せてくれましたし、田中美南、植木、長野、猶本あたりも、万全とはいえないまでも、それぞれの良さを見せておりました。
まあ相手がちょっと物足りなかったとはいえ(特にナイジェリア)、日本は全体的に悪くないパフォーマンスだったと思います。アグレッシブにプレッシングやデュエルをする池田太監督の方向性が、まずまず体現されていおりました。
そして、大江戸ごひいきの北村菜々美選手ですが、ナイジェリア戦にフル出場しました! なにしろ東京オリンピック以来の代表ユニフォームで、池田ジャパンには初招集ですから。ベレーザでもそんなに絶好調だったわけではないので、招集の報を聞いて驚いた大江戸でしたが、今の女子代表の中での彼女を見てみたいと監督も思ったのでしょう。なにしろ「独特のピース」ですから。
気負うこともなさげに、落ち着いて普段通りプレイをしていました。いや、普段のベレーザのときより、がっつり守備やってるじゃんと思いました。やはりそこちゃんとやらないと、このチームではやっていけないでしょうから。とはいえ、割とテレテレ歩くような走りだったり、がむしゃらさがなかったりは、いつもの通りですね。
ただ、やはりボールを持てば気の利いたプレイができているんです。ロングパスをピタッと止める技術や、ワンタッチパスの精度なんかは、天才的です。しょっちゅう首を振って周囲の状況を確認しているのですが(これは誰よりも多い)、ピッチの全体像が頭にはいっているんで、ボールの出し所が瞬時にわかるんでしょうね。
守備も攻撃も、ウイングバックとしての仕事がまずまず無難にできていましたし、反対側のウイングバックで起用された清水がなぜか(ナイジェリア戦は)絶不調だったので、その分良い出来に感じられました。ただ、クロスを上げることに専念しすぎていましたね。時には内に切り込むとか、自分でシュートを打つとかもしないと相手は脅威を感じないので、そこらが今後の課題でしょうね。まあ彼女の場合、周囲が北村のプレイスタイルを理解していって、連携が強化されたりボールを預けてもらうとと生きるタイプなので、なんとか次も呼んでいただきたいものです。
いずれにしても、遠慮しがちな奥ゆかしさが彼女の個性ではありますが、代表メンバーから刺激をもらって、もっと積極的に、もっとがむしゃらに、もっと欲を出して、W杯にむけたメンバー争いを勝ち抜いてもらいたいと思うのです(もっと筋肉もつけようね)。
(写真はうちのテレビを撮っただけなので、何か写っていても気にしないでください。)
| 固定リンク
« 「“それ”がいる森」:あなたが思っている映画ではない #それがいる森 #それ #ネタバレ厳禁 #中田秀夫 #松本穂香 | トップページ | 「マイ・ブロークン・マリコ」:ハードボイルドなシスターフッド #マイブロークンマリコ #タナダユキ #永野芽郁 #奈緒 »
コメント