「チケット・トゥ・パラダイス」:応援したいが不出来です #チケットトゥパラダイス #ジョージクルーニー #ジュリアロバーツ #大人のラブコメ
映画『チケット・トゥ・パラダイス』は、久々に目にするハリウッド流大人のラブコメ。ジュリア・ロバーツ、ジョージ・クルーニーの二大スター共演で、リゾート地(バリ島)を舞台に、笑いと家族愛で見せる予定調和の娯楽作です。こういう作品、もとも減っていたのに、コロナでほとんどなくなっちゃいましたから、復活は喜ばしいですね。
しかし、作品のクォリティはイマイチイマニ。ゆるゆるすぎます。1時間半で十分なネタを1時間44分にしているので、テンポが悪くて閉口します。製作側が、この「タイパ」の時代に「1時間半じゃ短すぎて貫禄がない。入場料が割高になっちゃう。」とでも思っているとしたら、大間違いでありますよ。
そしてなんか垢抜けない。もっとソフィスティケーションがほしいところです。リゾート地が舞台だって、都会的な洒脱さというのは(名人なら)出せるものです。でもそういうのって、製作本数が少ないジャンルだと難しいですよね。脚本の問題であり、監督の問題でもあります。あのおバカなパイロットの描写なんて、あまりにも安直、あまりにも軽薄です。
ジョージとロバくんのケンカ友達ぶりというか、腐れ縁の掛け合いは悪くありません。ハリウッドらしいスター・ムービー感が漂います。でも、ジュリアってもともと顔のパーツはかなり難ありだったんですが、年取ってそこらへんが目立つようになってきましたね(ルッキズムのネタなので、こんなこと書くのは適切ではないのでしょうが、どうしても往年の輝きとのギャップが気になってしまいます)。そこはやっぱり(少なくともまだ現時点では)女優の難しいところなのであります。
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