「母性」:謎の実年齢11歳差母子 #母性 #映画母性 #廣木隆一 #戸田恵梨香
映画『母性』は、「イヤミス」の巨匠=湊かなえの原作を廣木隆一監督が映画化。またも廣木隆一です。でもいろいろうまくいってないですね。
まずはイヤな感じの人たちを見るのが辛い。まあイヤミスなんだから、しょうがないんですけど、戸田恵梨香のぶっ壊れ方や、大地真央や高畑淳子の気味の悪さや胸糞悪さを見ていると、本当にいやーな気持ちになります。
それから、本作は母の視点、娘の視点、それらを総合した視点から描かれているのですが、その構成があまり成功していません。昨年の『最後の決闘裁判』以上に成功していません。もしかしたら原作小説では成功していたのかも知れませんけど(そもそもそういう構成だったかどうか知りませんが)。
そしてさほど面白くないまま話は進んでいき、最後は「え?どこがクライマックスだったんですか?」「え?そこからもう一回ひっくり返すとか、ないんですか?」って感じであっけなく終わってしまいます。なんだよー、つまんないじゃないかよー。
ごひいきの中村ゆりさんがあまりいい感じに撮られていなかったのにも、ちょっとがっかり。そして、男の影の薄さというか、三浦誠己演じるお父さんの存在感のなさに驚きました。本作は女性の役割性の呪縛(母だとか嫁だとか…)を描いてもいますが、登場人物たちはほぼ女性です(あとの男は神父役の吹越満ぐらいかなあ)。そこに関しては、かなり珍しい作品だと言えるのではないでしょうか。
それにしても1988年生まれの戸田恵梨香と、1999年生まれの永野芽郁、11歳差なのに実の母子役だなんて・・・なぜ? 謎のキャスティングです。
| 固定リンク
« ブラボー! スペインに勝った日本!! #ワールドカップ #サッカー日本代表 #日本対スペイン #ブラボー! #忍法死んだふり | トップページ | ベレーザ、レジーナに0-1敗戦 #ベレーザ #beleza #ベレーザ対レジーナ #北村菜々美 »
コメント